野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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 思うこと・他

イタリアでは知らぬものがいない " 現代のモーツァルト " と称されるジョヴァンニ・アレヴィ。
アフロヘアにTシャツ、ジーンズ姿で奏でる美しい旋律に皆が魅了され、地元ではこの天才ピアニストのライブに多くのファンが殺到するそうです。
毎年6月には日本を訪れてソロコンサートを行なっています。
今年も・・、と思っていたら招聘会社が経営難で彼を呼べないことになってしまいました。

ところが、ジョヴァンニがノーギャラでもいいから鹿児島に是非行きたいと熱望したそうです。
その意を酌んだ有志による努力で、鹿児島のコンサートが実現するに至りました。
鹿児島が呼ぶのならばと、東京・名古屋・岐阜でも熱心なファンのバックアップでコンサートが企画されるに至っています。
せめて彼の交通費や滞在費などを捻出しようと各地のスタッフが頑張っているようです。

親日家で、ことさら鹿児島を愛してくれるジョヴァンニ。
この機会に是非、ジョヴァンニ・アレヴィのピアノを堪能してみませんか ?

6月27日 (火)
鹿児島交流センター
開場 18時30分 開演 19時
大人 4000円 学生 3000円 ( 親御さんと同伴の小学生は無料 )
お問い合わせは → giovannikagoshima@gmail.com

下のフライヤーはダウンロードしていただけます。( スマホでは表示されない場合があります )



つぼみ東京は桜が満開になったようですけど、鹿児島は開花宣言すら出ていません。
昨日は、甲突川左岸緑地帯で開催されている春の木市に行ってきましたが、河畔の数ある桜の並木の中にたった一輪だけ花を見つけるのがやっとでした。
当院から見える武岡中央公園の桜もまだまだです。
今週は最高気温が20度以上の日が続くようですし、これからに期待しましょう。

さて、春と秋の恒例の行事として、木市は鹿児島市民に慣れ親しまれていますよね。
私が幼い頃は、現在駐車場になっている西田橋の上流の方まで店がぎっしり埋まっていました。
子供にとっては植木や花の苗より、小鳥や金魚、おもちゃ、綿菓子などのお店の方が魅力でした。
時が流れ、年々出店数が減っています。
以前ほど集客ができていないことと、これまでの出店者の高齢化などが影響しているようです。
お店の人といろいろ話をしながら買い物が楽しめるこのイベント、ずっと続いてほしいものですね。

医学関係の学会に入会していると、毎月学会誌が送られてきます。
日本消化器病学会誌もその一つですが、来年から電子書籍化されるという知らせがありました。
既に日本消化器内視鏡学会誌が雑誌の形式をやめてホームページ ( HP ) 上で公開しており、時代の流れなのかなと思います。

毎月家に届けばパラパラとめくって興味ある記事に目を通します。
でも、わざわざHPにアクセスするのはとても面倒で、日本内視鏡学会誌は1年以上見ていません。
内視鏡検査の際に用いる水をウーロン茶に替えたのも雑誌の論文を読んだのがきっかけだったのですが。( → 使ってみましたウーロン茶 )

ンターペーパーレス化で、家に雑誌がどんどんかさばっていく鬱陶しさはありません。
インターネットは必要とする情報をピンポイントで探し出すのには便利ですが、思いがけない出会いがあるのは雑誌ならでは。
そこからまた新たな興味を持つフィールドが広がっていくのです。

まき今日は節分。
それに合わせるように消費者庁が「3歳ごろまでは乾いた豆やナッツ類は食べさせないでほしい」と呼びかけているようです。
理由は豆による窒息のリスクがあるから。
同じく消費者庁は、すべり台で首に縄跳びが絡まって亡くなった4歳児のケースを報告し、注意喚起をしています。

身の回りでごく普通に口にしたり利用したりする食べ物や道具に、絶対安心安全なものはありません。
この文章を作成しているパソコンも発火するかも知れませんし、胸ポケットに差しているボールペンでケガをするかも知れません。
リスクを忌避してばかりでは、何も食べられませんし何も使えません。
リスクという不都合が起こる可能性をしっかりと頭に入れておいて、それを可能な限り回避しつつ上手に活用していくのが賢いやり方です。
逆に全くリスクを知らないでいると、厄介な事態を招く結果につながります。
医療行為や処方する医薬品にも必ずリスクが付きまといます。
でもそれは、我々人類が長い年月をかけて築き上げてきた英知を否定するものではないのです。

リスクの情報はきっちりと把握した上で、公園の遊具も今夜の豆まきもおおいに楽しみましょう。

1月17日、阪神淡路大震災から22年目を迎えました。
何かと慌ただしい年末年始だったので、震災を経験した私でさえ、直前までそのメモリアルデーが近いことをすっかり忘れていました。
そのくらい長い時間が経過したのだと思いますが、目に焼き付いた光景は褪せることなく蘇るのもまた事実です。

わ昨年は4月14日と16日に熊本地震があり、鹿児島に住む我々もその揺れを体感しました。
あまりに大きな自然の力を目の前にして、自分は一体何ができるのだろうかと無力感にひしがれます。
でも、一人一人の力は小さくとも、それが合わさって大きく事態は動きます。
阪神淡路大震災の時、私はがれきを片づけたわけでもなくライフラインの復旧に携わったわけでもありません。
医師として医療を要する人を全て診たわけではありません。
その中のほんの一握りの方々に可能な限り接しただけです。
皆がそれぞれの役割を持って動かした小さな歯車が噛み合って、復興へ向けての大きな力になったのです。
人と人のつながりが固いほど、そのパワーも無駄なく強力なものになると思います。

震災で負った心の傷を癒すのにも、そういう絆が大切だと感じます。
その輪の中からこぼれ落ちることなく皆が日常を平穏に過ごせるようにするのは、阪神淡路大震災以降、熊本地震に至っても大きな課題となっています。
過去の災害を教訓にしながら、知恵を出し合っていく努力を弛ませるてはいけません。

そういうことを今回の地元テレビ局の取材で言いたかったのですが、咄嗟にうまく表現できなかったので、改めて書かせていただきました。

武岡小学校の学校保健委員会での講話のまとめ、2回めです。

2. 起立性調節障害

・朝起きれなくなる疾患として起立性調節障害がある
・思春期にみられる交感神経と副交感神経のバランスの乱れに起因。遺伝的要素 ?
・朝、交感神経の働き始めるのが遅いことで様々な症状が
・立ちくらみ、めまい、起立時の気分不良や失神
・熱いお風呂が苦手、乗り物酔いしやすい
・一日の中では午前中、春や秋などで症状が出やすい
・なお、視床下部の体内時計の親玉は、効果ん神経を介して全身の体内時計を補正している
・修学旅行中の入浴で亡くなる事故があったが、この疾患の可能性あり

・治療として昇圧剤。交感神経を高めるが、次第に効果が薄れることがほとんど
・抗うつ薬が使われることも。副交感神経を抑えるが、血圧低下や中途覚醒など逆効果となること多い
・漢方薬が有効なこと多く、早起きや立ちくらみが楽に
・代表的な半夏白朮天麻湯 ( はんげびゃくじゅつてんまとう ) には漢方で唯一、麦芽が含まれる
・麦芽で腸内細菌が変化することが知られているが、起立性調節障害の症状改善との関連は不明
・起立性調節障害を正しく理解し、漢方薬を活用して生活リズムの改善を


ふらふら
 

先日、武岡小学校の学校保健委員会にて私が話したことを2回に分けて箇条書きにまとめてみます。

1. 食事と生活リズム

・腸内細菌の研究がここ数年で急速に進む
・偽膜性腸炎という疾患に健康な人の便を移植する方法で高い治癒率を得たという報告
・様々な疾患に対する便移植の研究が始まる
・オランダでは糞便バンクが開設される
・なお、コアラは母親が自分の便を子に食べさせることでユーカリを食べられるようになる
・偽膜性腸炎の便移植で太った症例、便の提供者が肥満だった

・高脂肪食で体内時計が乱れるという報告
・これは高脂肪食で腸内細菌が変化することが原因
・高脂肪食を摂っていたマウスの便を通常食のマウスに移植しても体内時計が乱れる
・脂肪を多く含む食品について ( 図を提示 : このブログでは略 ) 
・魚油摂取や起床1時間以内の朝食で乱れた体内時計はリセットされる
・東北大学より1975年型の日本食は健康有益性が高いとの報告あり、食生活の参考に


脂肪
 

八幡黎明館で行なわれている「八幡神の遺宝」に出掛けました。
とても地味な企画展なのですが、神戸在住時代は多井畑厄除八幡宮の近くに住んでいたこともあり、私は興味津々で展示物を見て回りました。
南九州の八幡信仰を知るいい機会でした。

展示物の中で特に興味を引いたのが「牛玉宝印 ( ごおうほういん) 」というもの。
牛黄 ( ごおう )  というのは牛の胆石のことで、日本医薬方にも収載されている生薬。
牛黄のことは知っていましたが、これとは別に牛玉 ( ごおう ) という牛の胃石も薬として重宝されていたようですね。
この牛黄を朱印の印色としたことに由来するというのが牛玉宝印なんだそうで、本来は戸口に貼ったり病人の枕元に貼ったり柳の枝に挟んで苗代の水口に立てたりと、降魔・除災のお守りとしたそうです。

江戸末期に麻疹が流行した時にも、鐘旭 ( しょうき ) という神を描いた「はしか絵」を貼っておくと麻疹が軽くなるとされていました。
医学が発達して神頼みをしなくてもいい時代になりましたが、昔の人がいかに病と対峙していたかを知ることも大切ですね。

01北は札幌から南は鹿児島まで、いくつかの都市で路面電車が走っています。
時代の波に押されて昭和の終わりに2路線が廃止になった鹿児島ですが、路面電車の意義が再評価されてきた昨今の流れもあり、ウォータフロント部分への伸延計画も持ち上がっています。
高台に住んでいるのであまり利用することはないのですが、いつも混雑していますよね。
実際、鹿児島市営バスの赤字を埋める以上に路面電車は儲かっているようです。

そんな鹿児島市電のうちの1両の車内が、ピロリ菌の啓発のポスターで埋まっています。
ピロリ菌の感染は胃潰瘍や胃がんの原因になる、という認識が一般の方にも広まってきています。
しかし、いまだに全く知らない方やヨーグルトを食べて治しているつもりになっている方などがいて、まだまだ正しい知識を広める必要性を感じていました。
そこへ今回の企画の話をいただき、当院も協力させていただいた次第です。
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全国に先駆けて軌道の緑化を進めた鹿児島。
写真は金生町電停の様子ですが、全国に先駆けて進めた軌道の緑化の様子がおわかりいただけると思います。 

今日は鹿児島の小中学校の出校日です。
夏休みの期間中、7月の下旬と合わせて計2回あります。

私は子供の頃から疑問に思っていたのですが、出校日って必要なのでしょうか。
行ったからといって大切な行事がある訳でもなし、重要な伝達事項がある訳でもなし。
夏休みが中断されるので非常に不満に思っていました。
教職員の夏季休暇の取り方にも制約が生じるはずです。
私がしばらく住んでいた神戸では、子供たちに出校日なんて一切ありませんでしたが、出校日のない自治体も結構多いのです。
酷暑の中、学校に児童・生徒を集合させる理由を持っているのなら説明して欲しいものです。
昔からやってるから、というだけなのではないでしょうか。

なお「出校日」という呼び方は愛知県と九州の一部だけで使われているとか。
多くの地域では「登校日」と言うそうです。

登校

ねこここ3年ほど、わが家の庭の片隅で野良猫が子供を産み、数日の間過ごしていきます。
先月も親にべったりくっついて甘えている4匹の小猫姿を見かけました。
先週のことですが、親猫が力なくガリガリにやせ細っている姿を目撃したのです。
そしてこの数日、その親の姿が見えず、小猫の声だけが昼夜を問わずひっきりなしに聞こえます。

普段、野良猫にあまり好印象は持っていません。
庭にフンの置き土産が多いのです。
追い払う手段をいくつか講じてみましたが、うまくいったためしはありません。
相手が猫なのにイタチごっこを繰り返しています。
鬱陶しい厄介者達です。

ところが、今回は私も含めて家族の気持ちが揺らいでいます。
親はどうしたのだろう、小猫は無事に過ごしていけるのだろうか‥。
いつもなら全く起こらない感情です。

これは昨年秋にシリアの3歳の難民の子がトルコの海岸に遺体となって発見された時に似ているな、とふと思いました。
あの報道は大きなインパクトがあり、世界中が難民問題を深く考えるきっかけになりました。
小さな生命が大きな力を持つことがありますよね。

積年の野良猫問題もあるのですが、とりあえず小猫が置かれている現在の状況にどう対応するか、我が家に一つの課題が突きつけられています。

毎日のように交通事故が起きています。
そこで、車は危険だから運転するな・道を歩くなんてとんでもない、という議論が起こることはありません。
飛行機だってたまに事故を起こしますが、飛ばしちゃいけない・乗ってはいけない、という話にはなりません。
小麦アレルギーに悩む人たちがいます。
給食で亡くなった子もいますが、そんな危険なもの売るな・食べるなとはなりません。
そばアレルギーの方が、うっかりそば粉の入ったまんじゅうを食べて救急車で運ばれてきたこともあります。
怖いね、明日からそばを食べるのはやめようと思う人が一体どれほどいるでしょうか。

医療や健康のことを記事にすると週刊誌が売れるんだそうです。
ネタが尽きてきたのでしょうか、ここ最近、薬の副作用について報じるものが相次ぎました。
心配して相談される方もちらほらいらっしゃいます。
でも私が説明すると十分に納得され、内服を継続していただいています。
伝え聞くところによると、記事を読んだ患者さんの言いなりに処方を変える医者もいるそうです。
自分の処方した薬について懸念を払拭する説明ができない医師は、薬の知識を十分に持っていない可能性もあり、かえって心配です。

薬医薬品の副作用がしっかりと開示されているのは、その薬が危険なものだと言っている訳ではありません。
稀なものでも報告が上がるのと、こっそり隠蔽されるのとどちらが怖いでしょうか。
多くの方は副作用もなく、薬の持つ作用の恩恵にあずかっています。
記事を鵜呑みにして薬を拒絶し、そのメリットを享受できずに健康を損ねてしまう方がばかばかしくありませんか。

今日も車は走り、飛行機も飛び、小麦もそばも普通に売られ、食されています。

種痘01連休中に鹿児島市立美術館で行なわれていた「京都市美術館名品展」に出掛けました。

展示されていたのはすべて女性を描いた日本画だったのですが、私が一番興味をそそられたのは太田聴雨の「種痘」という作品です。
右側の種痘を受ける若き女性の不安げな姿ももちろんですが、左端の接種する白衣の女性の緊張した面持ちも見事に描かれています。
今でも採血や注射って誰も好きではないと思うのですが、なぜか針先をじっと見つめてしまう方がほとんど。
余計に力が入って体が硬くなってしまいます。
描かれた女性も肩や指先に力が入ってますね。
なお、特徴的な脚を持った椅子は、当時世界的に大流行したものなんだそうです。

この作品が描かれた昭和9年当時はごく普通に見られた光景の一部だったに違いないのでしょうが、よくこのような場面を題材にしようと思ったものです。
おかげで、種痘の方法を全く知らない私には、医療の歴史を知る上での非常に貴重な資料にもなりました。
罹患すると半数近くが亡くなるという天然痘が種痘という手段で撲滅できたため、今では全く行われていない医療行為なのです。
種痘02
父に聞いたところ、種痘の方法を詳しく教えてくれました。
種苗の液を上腕に塗って、ペンのような形をしたメスで皮膚に十字の切れこみを4ヶ所入れるんだそうです。
基本的な原理はBCGと同じなんですね。

インターネットで情報が簡単に手に入る時代ですが、種痘に関して詳しいものはそう多くありません。
当たり前すぎて誰も記録しないような普段の何気ない日常の生活の様子は、時代の変化とともに徐々に忘れられ、案外後に残らないもの。
日常を切り取った絵や直接聞ける経験談を疎かにすることはできません。

種痘が廃止されて今年でちょうど40年。
そして5月14日は種痘の日です。
先人たちの努力で、今に生きる人たちが天然痘を始めとする多くの感染症の脅威を知らずに済むことに改めて感謝をしたいと思います。

熊本地震の前震から20日ほどが経ちました。
阪神淡路大震災を教訓として、大規模災害時の対応は進歩を遂げています。
しかし、まだまだ不十分な点もあるように思います。
そのうちの2点について考えます。

今回は、震度7に二度襲われた益城町を始めとして熊本城や南阿蘇村など、絵になる場所に報道が集中しています。
救援物資の供給やボランティアなど支援の偏在が問題となっていますが、この報道の偏りに因るところが大きいと思います。
先日、大分県竹田市の方と話す機会がありました。
自宅の離れの物置が半壊状態になったり食料品などが一時不足したりがあったそうですが、全く見向きもされない状態に少々憤りぎみでした。
阪神淡路大震災の時も、被災地は広いエリアに及ぶのに長田区にばかり報道が集中していた気がします。

トイレまた、避難所のあり方もどうでしょう。
地震による災害では多数の方が損壊した自宅に簡単には戻れず、長期にわたる避難生活を強いられます。
プライバシーへの配慮もなく空調設備もない硬い床の上で身を寄せあって過ごすのは、かなりのストレスとなるのはわかりきったこと。
そして仮設のトイレ。
私も阪神淡路大震災の経験しましたが、びっくりしますよ。
排泄物とほぼ同量の紙が便器から溢れるように山盛りになっていたりします。
臭いもひどく、とても用を足す気にはなれません。
水分摂取が十分でない女性が多いのも、ノロウイルス集団感染が出たのも、劣悪なトイレ環境に起因するのではないでしょうか。

今後も起こるであろう大規模災害に向けて、このような課題への対策を考えておくべきです。
被災者をサポートする立場の人たちもまた被災者です。
起きてからの対応が後手後手に回ってしまうことは極力避けたいものです。

だんそー4月14日から続く熊本を中心とした一連の地震で、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
余震の回数が半端ではなく震源域が今後も広がっていく予想もあるため、落ち着かないでしょうし、復旧の妨げとなる懸念もありますね。

九州の南部に位置する鹿児島でも物流がやや滞りがちで、店に行くとミネラルウォーターやパンが品薄になる一方で、地元新聞によると普段はほとんど売れないヘルメットが1日に100個も売れたとか。

阪神淡路大震災を経験した私は、このブログでも災害について触れることが何回かありました。
伝えるべきことを伝えても、それを備えにつなげてくれる人が多くないのは常に残念に思っていました。
大きな災害が身近で起こって慌てて準備に走り、欲しい物が入手しづらい状況を目の当たりにして青ざめても遅いのです。

一人暮らしを始めた時の懐中電灯とラジカセとマッチとろうそくが手元に置いた最初の防災グッズ。
94年の琵琶湖の渇水に伴う取水制限時にポリタンクを買ったのですが、そこまでする必要はないと周囲に嘲笑されたものでした。
でも、これが翌年に起きた阪神淡路大震災の時に大助かりだったのです。
その後、事あるごとに様々なグッズを買い増しており、昨年はヘルメットを購入しました。( → 東日本大震災から4年 )
家族が最低3日間過ごせる分の水や食料も常に維持しているのですが、今回の熊本地震の様子を見ていると3日では不十分のような気がしてきました。
防災への備えを更に充実させたいと思っています。

被災された人たちに何らかの手を差し伸べることは大事です。
それと同じくらい、自分たちはどう備えるべきなのかを改めて考え直す機会にしていくことも大事なのです。

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