野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  当ブログは13年目に入ります。医療・健康に関することや近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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インフルエンザの予防接種は10月1日から開始予定です。



 思うこと・他

リットマン聴診器のバイノーラルと呼ばれる部分がまた壊れてしまいました。
以前壊れた時に書いた記事はこちらです  → 「安く手に入れる聴診器」。
前回同様、バネの部分が折れてしまうのです。
白衣のポケットに丸めて無理やり押し込んでしまうのが原因ではなかろうかと考えた私は、4年前に新調して以降、ポケットに入れずに首に巻くようにしてバネに負担がかからないようにしてきました。
しかし、寿命としてはあまり変わらずじまい。
Littmann の聴診器のチューブは独特の形状をしていますが、中が一体どうなっているか気になっていましたので、今回はチューブを切って中を取り出してみました。

聴診器写真で見て分かるように、折れている部分より左側はバネが二重に重なっているのですが、一重の部分が2cmほどあります。
そのちょうど中央部分が見事にポッキリ。
これまでも必ず左耳にあてがう方が折れていたのですが、その原因が構造上の問題であることが理解できました。
これは Littmann に改善を望みたいですね。

工夫したのに寿命が変わらなかったのは、ポケットにしまい込む操作よりも、使う際に耳に差し入れるにあたってバネの部分を広げる操作の方が負担が大きいからだろうと思われます。
Littmannの聴診器を使い続ける限り、バイノーラルのトラブルは覚悟しないといけませんね。
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感染最近、エボラ出血熱やデング熱といった感染症のニュースが続いています。
いつもこのような騒ぎの時に、正しい情報がある程度伝えられているにも関わらず、必要以上に不安に思われたりデマを真に受けたりする方がいらっしゃるように思います。
的確に判断する能力が問われます。

一方で、昨年から続く風疹や麻疹の流行には全く危機感を抱いていないのではないでしょうか。
エボラやデングといった濁点の入ったカタカナ語には力強さがありますし、聞き慣れないため得体の知れない恐怖感を覚えるのかも知れません。
風疹、麻疹は昔からある言葉ですし、濁点も入っていないので何となく耳に優しく感じます。

言葉は長い間使われていると、価値が変わってきたり失われたりする不思議な側面を持っています。
例えば「貴様」は本来は尊敬語であったはずですが、今は値打ちがありません。
「らい」という疾患名も歴史的背景が積み重なって今は差別用語とみなされています。
夜の繁華街で「社長 !!」と声を掛けられてもちっとも嬉しくありません。

言葉には使われ続けているうちに変容してしまう不思議があるのですが、風疹や麻疹は昔からとても恐れられていた疾患です。
あまりに耳にする機会が多い言葉なので警戒感が薄くなっているかも知れませんが、今でも罹ってしまうと悲劇を招きかねない病気であることを忘れないでくださいね。

台風11号は各地に大きな被害をもたらしつつ、日本海を北上しています。

雨風進路予想から鹿児島には接近や上陸が懸念されていたため、週末の多くのイベントが中止や延期の措置がとられました。
その判断は結構早くて、先週の前半あたりから決めた所も多かったようです。
当院外来に定期受診されている方も、予定を早めて受診されるケースが目立ちました。
これって鹿児島では当たり前のこと。
台風銀座と呼ばれ、何度も痛い経験をしてきた地域だからこそ、普通に行動ができるのです。
実際はあまり大した影響はなく、イベントなども開催できたのではないかと思われますが、判断ミスだったと批判されることはありません。

対して、神戸時代は周囲のあまりの楽観具合に驚いたものでした。
自宅の雨風対策も疎かだし、来るとわかっているのに早めに用事を済ます等の行動ができないのです。
今回も、鹿児島では考えられないようなイベントの中止判断の遅れが、ネットのニュースなどで散見されました。

昨今の気象変化は半端ではありませんが、情報量は増えています。
情報を上手に活用して備えを万全にしたいものです。

健康や医療については、間違った情報に惑わされないようにしてくださいね。
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蝕む24日にも報道がありましたが、「脱法ハーブ」吸引による交通事故が後を絶ちません。
今回の件に関しては逮捕時の運転手の状況も映像が報道されるなど警察も異例の対応をしていました。
薬事法が改正されこの4月から取り締まりの対象となりましたが、この「脱法ハーブ」という名称が、使用する際の負い目を軽くしているような気もします。

心筋梗塞や脳梗塞の再発を予防する目的で低用量アスピリンが処方されるケースがここ10年ほどで随分増えてきました。
しかし、これも「低用量」というネーミングのせいでしょうか、心筋梗塞や脳梗塞を発症していないのに念のため、として安易な使われ方がされていることもあります。
発症を防ぐことを一次予防、再発を防ぐことを二次予防といいますが、低用量アスピリンに一次予防のエビデンスはないのです。
このことは先月FDAからも注意喚起がなされています。( → こちら )

この1ヶ月ほどの間にも、低用量アスピリンの絡んだ消化管出血を複数例経験しています。
消化管出血リスクがつきまとうことと、Proton pump inhibitorと呼ばれる酸分泌抑制薬にそのリスクを軽減させるエビデンスがあることを十分に理解した上での処方が望まれます。


エコー先日、少人数での勉強会に参加しました。
そこで、最近の研修医はほとんど自分で超音波検査をすることがないという話を聞いてちょっと驚きました。
今の臨床研修制度では設備の整った病院に勤務することが多く、すぐにCTやMRIをオーダー。
そして超音波は技師さん任せ、なんだそうです。
日本はCTやMRIの普及が抜きんでているとはいえ、どんな医療機関にでもあるものではありません。
被曝の問題や長時間うるさい撮影室に閉じこめられる苦痛などを考慮せず、安易にこれらの画像検査を選択してしまうのは、私自身気が引けます。
一方、超音波は診療所レベルでも備えている施設が多く、最近は携帯できるものも登場しています。
往診先や災害現場でも活用することができるわけです。

胎児や甲状腺などを調べる際には第一選択となる超音波検査。
何でもかんでも診断できるわけではありませんが、将来自分自身で扱えない医師が増えていけば一体どうなるのでしょうか。
今の研修制度では十分に時間をかけて検査法を学べないという事情もあるでしょうが、若いうちは貪欲にいろいろな知識を吸収してほしいものです。
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スリッパ当院の外来でスリッパを廃止し土足OKとしたのは、ちょうど1年前の12月19日のことでした。
その理由は当時のブログに書きました。( → 今日から土足OK )

スリッパを廃止するかどうかはかなり以前から当院内で議論されてきたのですが、二の足を踏ませていたのが、一体どれくらい床が汚れてしまうのだろうかという懸念でした。
実際にスタートしてみるとほとんど問題ありません。
一体何を躊躇していたのか、「泣こよか、ひっ飛べ」ですね。
ただ、夏場の桜島の降灰のひどい時期は灰が院内にある程度上がり込んでしまいますが、鹿児島に住んでいる以上致し方ないことと割り切っています。

1年経っても、まだ靴を履き替えようとされる方がたまにいらっしゃいます。
5年経っても、休診となった木曜日の午後に来院される方がいらっしゃいますので、習慣づいていることを改めることや周知を徹底させることの難しさを感じる今日この頃です。

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アイパッドプライベートで使用していた iPad の画面に赤く滲んだ縞模様が出るようになったので、新しいものを購入しました。
新品を買った後でネットで調べたところ、その液晶の不具合は iPad を落とすと直ることがある、というのを見つけました。
駄目元でヘソの高さからカーペットの上に落とすこと3回。
画面に一瞬光が走ったと思ったら、元通りになったではないですか。

その iPad ですが、現在外来で活用しようとあれこれ手を加えています。
既に尿酸の結晶や乳糜血清等の写真を提示して、患者さんの説得材料に使っています。
iPad には医療系アプリケーションが豊富に揃っているので活用できそうなものをどんどん取り込んでいこうと思っています。
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試験管先日、群馬で教授をやっている大学時代の同級生が鹿児島で講演するためにやって来ました。
皆さんの計らいで、当日座長を務めた地元大学の教授を交えていろいろな話をすることができました。

思い出話や近況について話が盛りあがりましたが、その中で気になったのは、医学部の卒業生のほとんどが臨床医になってしまい基礎系の講座が人集めにかなり苦労しているという件。
このままだと日本の医学の基礎研究レベルが中国や韓国に数年のうちに抜かれてしまうだろう、と同級生が危惧していました。
学生時代、神戸大学にはノーベル賞候補の生化学の教授がいて、希望すれば学生であっても実験の手伝いをすることができました。
世界の最先端の研究の一端に触れることができるとあって、実際に何名かの同級生も教室に出入りしていましたし、基礎研究は恰好いいというイメージが学生の間にありました。
大学の同級生のうち4人が大学教授の職に就いていますが、いずれも臨床系ではなく基礎医学系であるのも大学のそういう風潮があったからこそでしょう。

病気に苦しむ方々を救う臨床医を目指して医学部に入る学生がほとんどですが、臨床は基礎研究の成果を実践しているに過ぎません。
これはこれで重要なことですが、治療法未確立の疾患にはただ手をこまねくだけ。
そういう歯がゆさから研究の道を選んだノーベル医学生理学賞の山中伸弥先生も神戸大学の出身です。
臨床に身を置く人間が言うのは説得力ないかもしれませんが、基礎研究の世界に踏み込んでみるのも悪くはない選択です。
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GWゴールデンウィークまっただ中。
今年は天気に恵まれて観光地は大賑わいのようですね。
折角の連休、我が家は病人が出てしまい、どこへも行けません。
医療機関も休んでしまうこの時期、一般の方なら大慌てするところでしょう。

医療関係者にとって休みが続くのはあまり歓迎できない部分があります。
体制が手薄になるのに病気は関係ありませんからね。
今回の連休で一番困ったのは月曜日が2週続けて休みになることです。

昔、勤務医時代に月曜日の外来を担当していましたが、薬剤の投与期間が原則30日までという制約があった時代は次の予約のやりくりが大変でした。
ハッピーマンデーという言葉のもと、平成10年・13年に法律が改正さてれ月曜日の祝祭日が増えたのはかなり堪えました。
平成14年度から薬剤の投与期間の制約が大幅に緩和されて大助かり。

この14年度の規則改正でその4月から多くの薬が長期投与可能となったのですが、実施にはちょっと混乱がありました。
公的病院に勤めていたのに、当分従来通り30日投与を続けてくれ、と事務方からお達しがあったのです。
一ヶ月もすると、どしどし長期投与をやってくれ、と前言撤回。
一体何を根拠にした通達だったのか、おかげでゴールデンウィーク前後の外来予約はそれまで通り手こずることに相成ったのでありました。

それでも月曜日しか病院に来れないという方が少なからずいますので、連休明けの最初の月曜日は混乱必至です。

アート先日、大腸がん検診研修会に足を運びました。
特別講演は大腸内視鏡の分野で超有名な先生
学会などでは聴くことのできない興味深い話がいくつかありました。

これまで私は、焦点の合わせにくさを嫌って拡大内視鏡をあまり活用していません。
しかし、450倍の超拡大内視鏡ではその場で仮想生検診断ができ、これまでのHE染色による病理診断はもはや古いといった内容には説得力がありました。
今後この分野は面白い展開をみせそうですね。

時間がなくてあまり詳しく語られなかったのですが、 大腸内視鏡挿入法について「シンプル」「アート」という言葉がちらりと出てきました。
私も常日頃思っていたことなのですが、大腸内視鏡に限らず、物事に習熟してくると余計な遠回りをせず最短距離で目的に到達することができるようになります。
初心者には真似できない簡潔さは芸術と呼んでもおかしくない輝きを備えていますよね。
私もいろんな分野でシンプルさを兼ね備えたアートを身に付けることが出来たらいいなと思っています。
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初めて学会発表をした時は、今とは違ってスライドを作って会場に持って行き、投影する仕組みでした。
ただ、パソコンで作成してリバーサルフィルムに出力ができるようにはなっていましたけど。
今はパソコンで手軽にプレゼン資料が作れる便利な時代になりましたね。

このスライド作りで上司ともめたことがあります。
要点を簡潔にと思っている私とは違い、発表原稿と同じ文章をそのままスライドに入れろという上司。
結局私が折れる形になりましたが、いまだに手元に残るそのスライド、きれいな色使いだと教授に褒められたものの、実験データも納得できるものではなかったこともあり、あんまり見たくありません。
今や私の考え同様、シンプルなスライドを良しとする流れですね。

スライドを一番目にする機会が多い学会では、口演が10分以内に制限されていることが多いせいでしょうか、その分スライドにぎっしり文章やデータを詰め込んでいるケースが多く、見栄えのいいものにあまりお目にかかれません。

スライド先日、諸先輩方を前に肺炎球菌ワクチンについて話をさせていただきました。
スライド作りで気を遣ったのは、高齢の方々でも見えやすいもの、ということ。
文字の大きさや色使いに神経を尖らせました。
シンプルにした分、話が勝負。
肝心な内容を飛ばさないよう、時間内に収まるよう、嫌というほど練習して臨みました。
甲斐あって、伝えたいことがきちんと伝わったようでほっとしています。
それがプレゼンの最大の目的ですけども、本来口下手な私、事前の準備が何より大切だなと改めて思いました。
専門とはいささか異なる分野の話をしたこともあり、いろんな意味でいい勉強をさせていただきました。

機会を与えてくださったこと、感謝いたします。

桜島明日で阪神淡路大震災から18年が経ちます。
また、12日は桜島の大正噴火からちょうど100年目であり、その前日に大規模な総合防災訓練が行なわれました。

阪神淡路大震災は多くの犠牲者や甚大な被害を出したにも関わらず、その年の十大ニュースのトップに地下鉄サリン事件を挙げる人が多かったのには残念な思いでいました。
でも2011年の東日本大震災は人々の認識を変える大きな契機になったようで、先の桜島の訓練も真剣味があったようです。

普段から災害に対する心構えが大切であることは言うまでもありません。
疾患も同じ。
普段の生活習慣や予防接種などで防げるものはいくらでもあります。
後悔することのないよう、やるべきことはしっかりやりましょう。
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高齢者昨日は敬老の日でした。

日頃行なっている内視鏡検査でもご高齢の方を担当する機会が多いのですが、以前住んでいた神戸では89歳の上部消化管内視鏡検査が最高齢でした。
ところが鹿児島に帰るとあっさりその記録を更新し、上部では103歳、下部では100歳の方の検査を経験させていただきました。
鹿児島にはただ年齢を重ねているのではなく達者でおられる方が本当に多いなと日頃感じています。

さて、平成23年度の人口動態統計において日本人の死因の第三位に肺炎が躍り出ました。( → 参考 )
これまで50年以上にわたって死因の上位を占めていた悪性新生物・心疾患・脳血管疾患の三大疾病の一角が崩れたのです。
特に90歳代の男性では肺炎が第一位なんですね。
10月からはインフルエンザの予防接種が始まりますが、肺炎球菌ワクチンとの併用が有効であるという検証が積み重なってきています。( → 参考 )
ご高齢の方々が防げる病気で健康を損なわないためにも、ワクチン接種をお勧めいたします。

AED9月9日は救急の日。
それに合わせて鹿児島市と鹿児島市医師会は毎年救急医療市民講座を開いています。
今年は特別講演の後に救命救急士による心肺蘇生法の
体験実習が行われます。
いわゆる心臓マッサージだけでなく、自動体外式除細動器 ( AED ) の使用法も勉強できます。

阪神大震災を経験した神戸市では市民救命士の認定を受ける人が2割以上いるとか。( → 阪神淡路大震災から15年 )
鹿児島でも多くの方が救命のノウハウを身に付けていただきたいと願っています。

今年の救急医療市民講座は
 □ とき  9月2日 (日) 午後2時から ( 9日ではありません )
 □ ところ 鹿児島県医師会館4階大ホール
入場は無料です。

 

どういうわけか、鹿児島では高校の同窓会が非常に活発に行われます。
今年開催される鹿児島県立鶴丸高等学校の担当幹事学年の一人として 1年以上前から大勢の同級生とともに準備を進めてまいりました。
いよいよあと 1ヶ月に迫ってきましたね。

薩摩剣士もうおおっぴらにしていいということなのでこのブログを通じて宣伝しますが、今年の同窓会にはあの薩摩剣士隼人が登場します。
鹿児島の方にはすっかりお馴染のことと思いますが、薩摩剣士隼人は昨年秋に地元でテレビ放送開始以来絶大なる人気を誇っており、あちこちのイベントにも引っ張りだこ。
そんな大忙しのヒーロー、隼人がわざわざ我らの母校の同窓会に顔を出してくれます。
卒業生の皆さん、この機会を逃すことなく奮ってご出席の程よろしくお願いします。

また、7月1日からの地元紙、南日本新聞にもご注目ください。
隼人やボッケモンたちも同窓会をPRしてくれます。


鹿児島県立鶴丸高等学校の今年の同窓会総会・懇親会は、「鶴帰ル、夏。」のテーマのもと以下の日時で開催されます。

  7月28日 ( 土 )  18時より
  城山観光ホテル・エメラルドホール

 



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