野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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⑧ 当ブログについて

≪ 過去記事ウォッチング 16 ≫


2011020408481810371.gif落語家の桂歌丸師匠が入退院を繰り返していますが、体重がわずか36kgだと報道されていましたね。
身長の公称が165cmとなっているのでBMIを計算してみたところ、13.2と驚くような数字でした。
BMI ( body mass index ) は体格表す指数ですが、2007年に当ブログ「BMIについて」でわかりやすく解説していますので是非参考にしてみて下さい。

桂歌丸師匠といえば慢性閉塞性肺疾患 ( COPD : Chronic obstructive pulmonary disease ) に罹患していることも知られています。
疾患の詳細は今回省略しますが、喫煙が原因となります。
先日2014年のCOPDによる人口10万人当たりの都道府県別の死亡者数の速報値が公表され、20.7人の鹿児島県が最下位という結果でした。
鹿児島県の喫煙率は19.8%で、全国平均の21.6%より低く、九州の中でも最も低い数値なんですが (2013年) 。
ワーストの原因として高齢化が挙げられていましたが、それだけではないと考えます。
一般の方の認知度が低い疾患であることと、鹿児島県の呼吸器疾患に対する治療体制の弱さがあるのではないかと思います。
気管支喘息に関しても常に下位に甘んじる鹿児島県なのですが、こんなデータもあります。( → 呼吸器専門医数が少ないほど、気管支喘息やCOPDの死亡率が高い )

せっかく毎年公表されるデータです。
それをしっかり活用して、十分な対策を考えて臨床に活かしていかなくてはなりません。

当ブログのタイトル画像を 2年ぶりに新しくしました。
一目瞭然、桜島です。
垂水フェリー上から日の出直前の様子を撮ったもので、桜島の南西側からの姿になります。
普段目にしている鹿児島市街地からとはちょっと雰囲気が異なりますよね。
右上に鳥がたまたま写り込みました。

また説明欄に診療時間などの情報も新たに書き加え、所在地を示す Google map へのアクセスが容易にできるようにしてあります。

桜島


sumaho相前後して、スマホ用のブログデザインも変更しています。
これまでは、ブログ記事へのアクセスは簡単でしたが、診療所の情報には辿り着きづらい状況でした。
PCのレイアウト同様、説明欄に診療時間などの情報を加え、iPhoneならば電話番号をタップするとすぐに電話がかけられるようになっています。
また、診療内容に関するブログ記事への移動も容易になったかと思います。スマホからも是非ご覧になって下さいね。


自前のホームページを持たず、2006年から開設したこのブログに工夫を凝らしてホームページの代用として機能できているものと考えています。
引っ越しを 2度余儀なくされましたが、メンテナンスが容易ですし、常に新しい話題提供を心がけてきました。
日々医療情報を得ることで自分自身の勉強にもなっています。
今後とも野口内科 BLOGをよろしくお願いします。

≪ 過去記事ウォッチング 15 ≫


2011020408481810371.gif先日「ためしてガッテン」で便秘の特集がありました。
その中で、便秘でないのに便秘だと思い込んでいるケースがあることが紹介されていました。
特に高齢の男性において便秘を訴えられる方が急激に増えてくることもグラフ化して示されていましたね。

1日1回は排便しなくては気が済まず、下剤を所望される高齢者について「加齢排便強迫症」と名付けて紹介したのが3年前に書いた「男女の違い その2」。
当時は、ルビプロストンという新薬が発売されていませんでしたので、既存の薬を組み合わせて適切な排便を促すことを解説しました。

既に下剤を乱用ぎみに使っている方に、便秘とは何かを理解してもらって減薬を進めていくのはかなり骨の折れる作業です。
でもちゃんと私の指示を守っていただいた方は、薬も減って排便に対する満足度も高まることは何度も経験済み。
自己流に便秘を解釈し間違った薬の使い方をしないためにも、遠慮なく当院にてご相談下さいね。

2006年の8月に開設した「野口内科 BLOG」、8周年を迎えました。

お辞儀最初は、Q-ringブログを使っていたのですが、BBIQブログへの衣替えに納得ができず、地元のポータルサイトである potika へ2009年4月に引越し。
そこも閉鎖が決まったため、現在の livedoor に2011年10月に引越しをしてきました。

なお、BBIQブログは「野口内科 BLOG paleo」として、Q-ringからBBIQへの移行期間で新規投稿ができなかった際に一時的に使っていた gooブログは「野口内科 BLOG transient」として残してあります。
また、potikaブログが消滅するまではこのブログには「migrant」というサブネームを2ヶ月程の間付けていた時期もあります。

そういう曲折を経ながらも続けてきた当ブログ、9年目もよろしくお願い申し上げます。

さて、画像が小さい、というご指摘もあるのですが、最初のQ-ringの画像の保存用量が50MBという今では信じられない少なさだったので節約していたのです。
その時期から続く「診療所ライブラリー」「診察室のBGM」「薬の説明書のイラスト」では同じサイズを継承している次第です。

≪ 過去記事ウォッチング 14 ≫


熱中症今週、急に暑くなってきた鹿児島。
ここ数年のことを考えると、まだいい方なのかも知れませんが27日頃までは最高気温34℃の予報が出ています。

例年声高に叫ばれていることですが、熱中症には十分気をつけてください。
先日も運動中に水分だけを補充していたという方を診ましたが、正しい対応を改めて確認してみましょう。


 7年前に書いた当ブログの記事 → 「熱中症に十分ご注意を
 こちらもご参考に → 「かくれ脱水」JOURNAL 


最近、冷やしキュウリが流行していますが、案外お勧めです。
キュウリやトマトに塩を振りかけて丸かじりすれば、水分・塩分を補うことができます。
なお、トマトはへたを取り払い、へたの方から吸い付けば中身が飛び散ることはありません。

≪ 過去記事ウォッチング 13 ≫


ムスカリ明日、1月17日で阪神淡路大震災から19年となります。
早いものです。
知らない世代も増えてきているので、語り継いでいくことも大切かな、と思う今日この頃です。

さて、このところ「ジェネリック医薬品を考える」や「風邪薬についての考察」などのシリーズの記事へのアクセスが多い中、東日本大震災が起きて間もない頃に書いた記事にアクセスが増えてきています。
理由はよくわかりません。
それは、「ムスカリの花言葉に込めて」。
月に2回書いている「薬の説明書のイラスト」シリーズの一つなのですが、ムスカリの花言葉をつなぎ合わせて被災者への応援メッセージを作ったものです。
その中で「時間はかかりますが、希望の光は少しずつ皆さんを照らし始めます」なんて書いたのですが、遅々として進まない復興。
日本の行政はどうしてスピード感に欠けるのでしょうか。

≪ 過去記事ウォッチング 12 ≫


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最近になってアクセスが増えているのが「口内炎を治すには」。
恐らく手足口病の流行と無縁ではないでしょう。
口内炎、痛いですからね。
手足口病に罹患した方からよく問われるのは、学校や職場を休むべきかどうかということ。
感染力が強いのは確かなので休めるものなら休んで感染拡大を防ぐべきだとは思うのですが、風疹や水痘などと違って規定がないのが現状です。

「口内炎を治すには」は 5年前に書いたものです。
Facebook や twitter 等と違って、古い記事でも検索サイトからアクセスしていただけるのがブログのいいところ。
ほぼ 3日に一度のペースで書き綴っていますが、これからも更新に努めてまいります。

≪ 過去記事ウォッチング 11 ≫


憩室
2年ほど前に書いた「大腸憩室からの出血」という記事に、近ごろアクセスが多くなっています。
心臓病や脳血管疾患の再発予防などで血液をサラサラにして固まりにくくする薬の処方が格段に増えてきていて、それに伴い大腸憩室からの出血も増えているということを取り上げたものでした。
内視鏡医にとって大腸憩室からの出血への対応は本当に難渋します。


大腸憩室は、日本人においては上行結腸など右側結腸に多く、欧米人はS状結腸に多いとされていますが、近年は日本人でもS状結腸での発生が増えていると言われています。
神戸時代にはS状結腸の憩室の症例がそこそこあり、憩室が大きすぎて腸の内腔と区別がつきづらく内視鏡挿入に難渋するケースも決して珍しいことではありませんでした。
ところが、鹿児島ではあまり見かけることがありません。
S状結腸の憩室の成因の一つに欧米的な食事が挙げられていますので、神戸と鹿児島の食文化の相違が影響しているのでしょうね。
憩室があってもほとんどの方は問題なく過ごせますが、炎症や出血がまれながらあります。
大腸を日々観察しながら、鹿児島の皆さんの食生活が劣化しないことを願わずにはいられません。 

もうお気付きのことと思いますが、ブログのデザインを大きく変更してみました。

タイトル画像は Twitter のヘッダーに用いているものと同じ写真を使っています。
これは2009年に訪れたチュニジアのシェビカにある山岳オアシスの山の中腹での一枚。
荒涼とした大地の遠方の白い部分は塩湖。
下のヤシの木が群生している辺りがシェビカの集落ですが、その近くには44年ほど前に洪水で流され廃虚となった集落跡があるんですよ。
右側に写っているのは、散策コースのシンボル。
多分バーバリーシープというサハラ地方に生息する絶滅が危惧されている動物をかたどったものだと思います。
ネット上ではこのシンボルを下の方から見上げるように撮っている写真がいくつかヒットしますが、このアングルからのものは見当たりませんね。

しばらくはこのお気に入りの写真を使っていこうと思っています。

シェビカ

≪ 過去記事ウォッチング 10 ≫


ypq8ki2x.gif消化性潰瘍や食道静脈瘤は減少し、逆流性食道炎が目に見えて増えてきている。
私が医師になってからの
このような消化管病変の移り変わりについては、このブログでも何回か述べさせてもらっています。

逆流性食道炎に対しては、Proton pump inhibitor ( PPI ) と呼ばれる酸分泌抑制薬が最もよく使われる薬剤ですが、奇妙なのは8週間を一区切りとする制約があること。
胃・十二指腸潰瘍にも PPI 投与期間に制約がありますが、これはピロリ菌除菌と併せると治る病気。
しかし、逆流性食道炎に対してはは逆流する胃液中の塩酸濃度を緩和するという対症療法に過ぎません。
心窩部痛や胸やけ、呑酸などのひどい症状の方が増えてきている現状に全く合わないこの投与期間制限は改めないといけませんね。

さて、PPI だけでは十分に症状が改善しない方に、私が好んで処方するのが海藻を原料に作られるアルギン酸塩 ( アルロイドG ) という液体の薬剤。
傷の表面を覆い痛みを和らげてくれるのですが、 不評なのはその味とのど越しの悪さ。
なので、服用前に「原料は海藻で、その海藻のぬめりの成分が傷を保護して酸から守ってくれます」と説明しておくと嫌がる方はほとんどいなくなります。

アルギン酸についての豆知識は、ブログを始めて間もない頃「人工イクラと胃薬」に書いています。 

≪ 過去記事ウォッチング 9 ≫


syz1dztk.gif胃下垂と腹筋」というタイトルで記事を書いたのは 4年前。
臨床的にあまり考慮されることのない胃下垂にスポットを当てて検討したものです。
今でも「胃下垂」のキーワードでアクセスの多い記事です。
腹筋との絡みで解説しましたけど、胃は食べたものを一時的に蓄える場所なので平滑筋が弛緩して伸びやすい臓器でもあります。

当時のブログでもちょっと触れているのですが、腹筋の弱い人は大腸内視鏡挿入にも苦労します。
逆に若い頃スポーツをしていたとか、応援団・声楽などをやっていたという人などはとてもスムーズに入っていきます。
最近は体形と腹部の触診でその人の大腸内視鏡の難易度がある程度わかるようになってきました。
また、痩せた女性に多い遊走腎という疾患もあります。
寝ている時に比べて立位で腎臓が大きく下がってしまい、腰痛や血尿の原因になるものです。
この疾患の方のおなかもあまり力がないのが特徴ですね。

znpo2mpt.gifもともとヨガをやっている人に「あなた胃下垂気味の体形してるから腹筋鍛えなさい」と言われ、実際に腹筋トレーニングをしたところ、内蔵の様々な不調が改善したことがきっかけで興味を持ち始めました。
腹筋と内臓疾患の関係、もっと科学的に調べられてもいいのではないかと思っています。

9aeb425f.gif≪ 過去記事ウォッチング 8 ≫


当然のことながら医療関係の記事が多い当ブログですが、全く関係のないジャンルでアクセスが多いのが「生け垣が新しくなりました」です。

ちょうど 3年前のこの時期に道路に面する生け垣をスカイペンシルとベニバナトキワマンサクを組み合わせたものに植え替えたのですが ( 右の写真 )、この二つの植物の名前をキーワードに読んでいただいているようです。
あまり見かけない珍しい組み合わせではないかと思います。
ゆっくりと生長していくスカイペンシルに対し、トキワマンサクの方は枝の伸びが早いというアンバランスがあるため毎年剪定してもらっています。

ちょうど昨日その作業にあたっていただいたのですが、枝をきれいに編み込んだような形にしてもらい、生け垣らしい雰囲気になってきました。
植込それが左側の写真。
作業の邪魔にならないようと思ってちょっと慌てて撮ったのでトホホな写真になってしまいましたが、トキワマンサクの方はかなり密な状態に。
来年春の花の時期がとても楽しみです。 

先月より右側のカラムに新しいブログパーツを設置しています。
一つは各電力会社の電力使用率がわかる「でんき予報」 。
もう一つは料理のカロリーがわかる「カロリー検索」です。 
便利に使えるシーンもあるかと思いますので是非ご活用下さい。

さて、 当ブログで周知した通り、先月末に開催された高校の同窓会に薩摩剣士隼人が登場しておおいに盛り上がりました。
高校の後輩にあたる格闘家、菊野克紀君もサプライズゲストとて共演しています。
その様子がYouTubeにアップされていますので覗いてみて下さいね。


≪ 過去記事ウォッチング 7 ≫


それほどアクセスが多いわけではないのですが、大腸憩室というキーワードでコンスタントに見ていただいているのが、宿便について考えるというテーマの中で書いた「大腸憩室症について」です。
ここで使った写真は、1枚でいろんなことが説明できるので大変重宝しています。
写真を再掲しますが、黄色いA・B・Cの意味については「大腸憩室症について」で説明してあります。

大腸憩室この記事についてちょっと補足説明をしておきます。

まず、この大腸憩室症の発生頻度なんですが、日本消化器病学会のHPでは10人に1人くらいとしています。
しかし、時代とともに増加傾向にあり、90年代のデータで17.5%、70歳代以上に限ると21.1%とするものもあります。
正確なデータを取っていませんけど、私が実際に大腸内視鏡で観察する印象では 4~5人に一人はあるように思いますが、論文を重視して記事の中で「5、6人に一人位の割合で見つかり」という表現をしました。

以前テレビを観ていたら、タレントを兼ねる女医さんが「腹圧のかかるような仕事も大腸憩室の原因」と言っていました。
でも、私自身そのような報告は読んだことがありませんし、科学的には証明されていないと思います。
実験的にも明らかなのは、低繊維食です。
そして、腸の内圧上昇が可能性として考えられているのですが、腹圧かけたからといって腸の内圧が上がってしまうわけではありません。
繊維質の多い食事で大腸憩室症が改善するという報告があることは紹介済みですが、何せ1977年と40年以上前の報告です。
それを後追いする論文が私の調べる範囲では見つからないのが気になるところではあります。

さて、「大腸憩室」と「大腸憩室症」という用語は厳密には区別して使用されるものなのですが、このことは医者でも理解している人は少ないです。
どのような違いかというと、憩室が一つだけなら「大腸憩室」で複数あると「大腸憩室症」になるのです。
恐らく、英語で単数だと diverticulum、複数で diverticula と語尾が変化するのを訳し分けたのではないかと思います。

≪ 過去記事ウォッチング 6 ≫


出来る限りアンテナを伸ばして医療の情報を日頃からチェックしています。
将来的に医療を発展させるようなトピックもあれば、日常の診療にすぐに応用できるようなものまで様々な知見に溢れています。
一般の方が興味を持つのではないかというものは当ブログでもいくつか取り上げてきました。

cb4aba51.gif2010年に書いた「服の上から血圧を測ると」は、ある医療系サイトで紹介されていたもの。
ある程度の厚さの服ならばその上からカフを巻いて測定しても問題はないというものでした。
これはブログで紹介するとともに、実際の外来でも活用して現在に至っています。
服をまくり上げるとかえってカフが巻きづらくなる場合もあるので、服の厚さなどを考慮し臨機応変に血圧測定をしています。
記事にしたら比較的多くのアクセスをいただいたので、皆さんの関心の高さも伺えました。 

最近は、小ネタ的な情報はブログ記事にせず、Twitter にてリツイートするなどしていますので、右側のカラムにある「tweet してます」にも目を通して下さいね。

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