野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

 最近のニュースから

老人イソプレテレノールというと徐脈性不整脈などに使われる薬剤ですが、これがアルツハイマー型認知症に有効であるという驚きの報告がありました。( 論文はこちら )
神経脱落に関わるであろうとされてきたタウ蛋白という物質が凝集するのを抑制する物質をスクリーニングしていたら、既存のイソプレテレノールに突き当たったようです。

膨大な化合物の中から目的に適う物質を短時間で探索できる「ハイスループットスクリーニング」という方法が用いられたようですが、11月にはナルコレプシーという病気に対して有効な薬剤が同手法で見つかっています。

アルツハイマー型認知症については、テプレノンという胃薬が有効ではないかと現在治験が進行中です。
既存の薬剤から全く新しい効果を見いだすことを「ドラッグリポジショニング」と呼びます。
解熱鎮痛薬であるアスピリンが血液をさらさらにすることに応用されたのが典型例でしょうが、今回のイソプレテレノールに関しても同じことが言えます。
アスピリンは大腸がん予防などにも期待されていますよね。

ハイスループットスクリーニングにドラッグリポジショニング。
しっかり押さえておきたい用語ですが、誰か適切な日本語を付けてくれないでしょうかね。

手の震えアルツハイマー病の進行を遅らせる薬は現在4種類あります。
いずれも少量から開始し、段階的に増量していきます。
規定通りに増やしていくと副作用がみられることがあり、少量で継続することもあります。
ところが、この方法を認めずに診療報酬請求を却下するケースがあることが先日報道されました。
鹿児島県では問題ないようですが、9県でそのようなことが起こっていたようです。

国民健康保険の診療報酬の審査は都道府県別に行われるのですが、地域によってその審査がバラバラなのは以前から問題になっていました。
私は、神戸時代に兵庫県と大阪府の病院で仕事をする機会がありましたが、兵庫県では当たり前に行われている治療が大阪府では認められなかったり、その逆があったり。
鹿児島に帰ってきてからも、兵庫県との差異に悩まされることが度々あります。
その結果、都道府県によって診療行為に微妙な違いが生まれているのです。

場当たり的に懲罰的な烙印を押すような診療報酬の審査が目立つように思います。
審査を通して医療の質を高める方向に導いてくれるものであれば歓迎したいのですが、今回のように患者さんが興奮状態になっても手が震えても不整脈が起きても、認知症の薬を規定通りに使わんとはけしからん、というスタンスの審査がまかり通っていることに懸念を抱いています。

 

キシリトール昨日のニュースで、キシリトールを犬に与えると低血糖発作や肝不全を起こし場合によっては死に至ることが伝えられていました。( → こちら )
猫については今のところ報告はないようですが、人間が口にできるものがペットにとって害になるって怖いですね。

食べ物ではないのですが、飼い主の使う痛み止めの塗り薬が原因で猫が腎不全を起こし死亡することがニュースになっていました。( → こちら )
これも気をつけたい点です。

キシリトールといえば、虫歯予防を頭に浮かべる人も多いはず。
しかし、予防効果は証明できなかったとする報告が3月にありました。( → こちら )
また、キシリトールで強いアレルギー反応をおこす人がいることも最近注目され始めています。

皆さんも次々に発表されるニュースを見逃さず、知識を少しずつ蓄積していきましょうね。
 

ソーセージ先月末にWHOが、加工肉や赤身肉を摂取は大腸がんリスクであると発表し、マスコミがこぞって取り上げました。
世界中の800にも及ぶ研究を精査した結果、とあるように、実は我々医師の間では以前から知られていたことなのですが、発表した機関が機関なだけに世界中が大騒ぎになっています。
安心していただきたいのは、日本人の平均的な食生活では加工肉も赤身肉もそれほど多く消費されていないという点で、国立がん研究センターも影響は小さいと見解を示しました。
ま、この事についても我々は以前から知っています。

ただし、日本人の大腸がんは増加傾向にあります。
当院でもこのところ大腸がんを見つける機会が格段に増えています。
大腸がんの危険因子として確実なのは「肥満」で、予防因子として確実なのは「身体活動」です。
肉を多く食べ、あまり運動しないでいる方は、日頃の快適習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

なお、赤身肉 ( red meat ) とは、牛肉・豚肉・羊肉・馬肉・ヤギ肉を指すようです。( 豚肉を含めない場合もあり )
また、当院では土曜日の午後も大腸内視鏡検査に対応しております。
 

今年のノーベル賞は日本人の受賞が続き、連日新聞やテレビが賑わっていますね。

医学生理学賞を受賞した大村智先生が発見したのはエバーメクチン。
それから合成されたイベルメクチンという薬は河川盲目症という病気の特効薬で、流行するアフリカに無償で提供されるという何とも粋な計らいが、3億人もの人を救ったという話でした。

一方で、60年以上前に開発されたピリメタジン ( 商品名ダラプリム ) という薬の価格改定が米国で物議を醸しています。
これはトキソプラズマ症やカリニ肺炎など、特殊な病原体に有効な薬です。
従来13.5ドルだったものを750ドルへと一気に55倍も値上げしたのです。
元々ヘッジファンドをやっていた若者が薬の権利を買い取ってこんな暴挙に出たようで、これに対して次期大統領選の候補であるヒラリー・クリントンが製薬会社の法外な価格設定の問題に取り組むことを宣言しました。

最近の新薬は驚くような価格がついていることがあります。
例えはC型肝炎に対する特効薬が1錠8万円。
それを決めているのが医療費削減を叫んでいる厚生労働省なのですから、各方面から疑問の声が出るのは当たり前ですよね。( → こちら )

新薬の研究開発に莫大な資金が必要であることは理解できるとしても、ハイリターンを求める金融商品と同列に扱ってはだめです。
そういう戒めも込めて、今回のノーベル賞授与が決まったのかも知れません。

なお、地元鹿児島の人が誰でも尊敬する西郷隆盛はフィラリアに罹っていたと言われています。
フィラリア症もイベルメクチンを1錠内服するだけで治ってしまう病気です。

薬は安く02
 

大腸がんを解熱鎮痛薬で予防できるのではないか。
以前から臨床試験などが行われてきましたが、このブログでも 8年前に触れています。( → 薬で大腸がんの予防 !? )

アスピリン紆余曲折がありましたが、15日に米国感染予防医療サービス対策委員会から「心血管疾患およびがん予防のためのアスピリン使用」に関する勧告案が発表されました。( → 参考 )
この中で『50歳から59歳について、10年以内の心血管疾患リスクが10%以上で出血リスクが小さく余命が10年以上の場合、心血管疾患と大腸がんの初発予防を目的とした低用量アスピリン使用を勧告する』としています。
ついに大腸がん予防にアスピリンが使えるようになる、と思ってはいけません。
心血管疾患リスクが全くない人には使えません。
大腸がんだけをターゲットにアスピリンを服用することを勧めているわけではないのです。
米国は日本と異なってがんよりも心血管疾患で亡くなる人が多い国ですしね。
そして出血リスクや余命をどう判断するのか、難しい問題です。

実は10年以上昔、胃や大腸にポリープがたくさんある人にご本人同意の上である解熱鎮痛薬を飲んでもらったところ、劇的にその数が減った印象的な症例を経験しています。
大腸がんのほとんどはポリープから生じますので、解熱鎮痛薬による大腸がんの予防効果を私は随分早い段階から確信していたのですが、心置きなく使えるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

9月3日に厚生労働省から発表されたデータを2つ紹介します。

まず、2013年度の都道府県別の一人当たりの医療費。( → こちら)
鹿児島県は61万1000円で、高い方から数えて4位でした。

次に、2014年度の調剤医療費の動向の中で明らかとなった都道府県別の後発医薬品の割合。( → こちら )
鹿児島県は数量ベースで67.5%、調剤率で71.5%で、いずれも高い方から数えて2位でした。

以上のデータから「国が推進する後発医薬品の利用促進は医療費削減に繋がっていない」と結論づけたとしたら、皆さん納得されるでしょうか。
鹿児島は高齢者が多いとか入院日数が長いなど医療費を押し上げる他の要因がありますから、そう断定することは難しいですよね。

グラフ先日このブログで毎日新聞によるインフルエンザワクチンの効果についての誤報を紹介しました ( → こちら ) が、論文に提示されたデータを深く読み込んでいないのか、恣意的に記事にしてしまったのか‥。
データは様々な項目を設定して分析するといろんなことが見えてくることがあります。
逆に、
自分の主張に合うように不都合な部分を隠してもっともらしく装うことも可能なのです。
世の中にはそういうワナがいくらでも存在します。
うわべの情報に惑わされないようにしっかりウラをとるように私は努めていますが、皆さんはいかがでしょうか。

脳今月14日の地元紙のトップニュースは「『古細菌』感染症の原因に」。
これまでヒトへの感染性が知られていなかった古細菌が原因で進行性の認知症が起こり、ある抗生物質投与で改善したというものでした。

新聞記事ではなく、発表された論文 ( → こちら ) の要点は
・舌の不随意運動を伴う進行性の認知症
・髄液検査で単球の増加
・MRIで側頭葉や脊髄などに炎症性の変化
・脳生検で血管周囲にマクロファージとともに古細菌
・ST合剤とステロイドによる治療で改善
といったところになると思います。

感染症の病原体を特定するのに「コッホの原則」というのがあります。
今回の論文ではそれを十分に満たしていないという意見もあるのですが、古細菌という生物が人間の病気を引き起こすことを示したことは間違いありません。
同様の症例が見出せるかとか感染のメカニズム、古細菌が絡む別の疾患が存在しないか、など今後の展開にも非常に興味が持たれる画期的な発見です。

(このニュースが出るまで、古細菌って正直知りませんでした)

大腸がんが1位。
これは、国立がん研究センターが発表した2013年の全国のがん診療連携拠点病院における院内がん登録の集計報告で明らかにされたこと。→ ( こちら )
日本全体のがん罹患者数の7割にあたる集計結果になりますが、新規登録者数が全体でも大腸がんが1位、男性に限ると胃がんを抜いて初めて1位となったのがトピックスです。
女性ではトップの乳がんに次ぐ順位となっています。

私が医師になった頃に多かった胃がんや肝臓がんは、ピロリ菌や肝炎ウイルスの対策が進んだこともあって診る機会が少なくなってきました。
一方大腸がんは、食の欧米化や運動不足など生活習慣との関わりが大きく、ここ数年当院でも最も多く診断するがん。
時代の変遷を感じています。

大腸大腸がんの診断には大腸内視鏡が欠かせませんが、検査をためらう例が多い現実もあります。
検診の便潜血反応が陽性となっても放ったらかしにされる方がいらっしゃいますけれども、早い段階で見つければ完治の見込みが非常に高い疾患です。
大腸内視鏡はちょっぴり恥ずかしく不安や抵抗感のある検査かも知れません。
でも、自分は大丈夫、なんて根拠のない自信が早期発見の妨げとならないようにしたいものです。
そういう症例も続いているものですから‥。


たばこ7月11日の南日本新聞に鹿児島県の市町村たばこ税の2013年度税収が載っていました。
右の表はその南日本新聞から。(クリックで拡大します)
一人当たりの納税額をみるとトップが徳之島町の14913円で、奄美地区の12市町村のうち9つが1万円を超えているという結果でした。

奄美地区には百歳以上の高齢者が全国平均の3倍いるけれども、30~64歳男性の死亡率は1.5倍、女性は1.3倍という調査結果が出ています。( → 参考1 )
更に30~44歳に限ってみると、死亡率は 3倍に跳ね上がるそうで「早世の島」とも呼ばれているようですね。( → 参考2 )

離島における医療体制が十分でないことも理由として考えられますが、逆に奄美群島はこれまで健康長寿で知られていたのはなぜでしょうか。
自家用車が普及して運動しなくなったことや、コンビニ・ファーストフードの普及でかつての健康長寿を支えた伝統の食生活が消えつつあることが大きな要因ではないかと思われます。

当院に来られる奄美地区出身の患者さんの中には、大変立派な脂肪のつき具合の方が多い印象です。
元々肥満になりやすい因子を持っているのかも知れません。
そこへ、今回のデータから推測される喫煙率の高さ。
働き盛りは日本を支える大事な世代です。
生活習慣に関して、一人一人が意識を高めることはもちろん、医療や行政もバックアップして、若年者の死亡率の原因を探って改善していく体制を強固にしていく必要があるでしょうね。

休めない自身の体調不良時に感染するリスクは承知していても病欠する医師は少ない、とする米国の調査報告がありました。
理由として「マンパワーの不足」や「自分の業務を代替できるスタッフがいない」などが上がっていますが、どこの国でも同じような状況なのだなと思いました。

実際医師が一人休んでしまうと、ただでさえ忙しい外来や検査、病棟など診療業務の様々なところに大きな負担が及びます。
他の医師やスタッフ、患者さんなどに迷惑はかけまいと無理して出勤することは私自身も何度となく経験してきました。
それが元で医療施設内に感染が蔓延する事例も少なからずあるので、本当は休みたいところ。
でも現実はなかなかそうはいかないのです。

一方で、先日、厚生労働省が10年後には人口当たりの医師数はOECD加盟国の平均を上回るようになるとの推計を出しました。
これで医師の日常業務の負担が軽減されるでしょうか。
否、です。
まずこの医師数には現役として十分に働けるかどうか分からないような世代まで含まれています。
そして高齢化がますます進む日本、年間の死亡者数も増加の一途をたどっていきます。
つまり医療現場はますます忙しくなることが避けられないのです。
多少の欠勤者が出ようとも体制がくずれないような環境が望ましいのでしょうが、そういう医療環境を築く努力も必要なのかなと思います。

甲状腺昨日のためしてガッテンのタイトルは「脚のむくみがサイン! 潜むホルモンの大乱調」でした。
私はこれを新聞のテレビ欄で見て、甲状腺機能低下症のことだな、とすぐにピンときました。

甲状腺疾患は20人から30人にひとりの割合で存在すると言われているのですが、医師の関心度はあまり高くなく、診断がつくのにかなり遠回りしてしまう場合もあります。
私は消化器系疾患を中心に研鑽を積んできました。
しかし、なぜか甲状腺を専門とする医師との関わりも多く、甲状腺疾患の患者さんも数多く診てきました。
なので、昨日のテレビを観てちょっと甲状腺が気になるな、という方 のご相談も歓迎いたします。

大腸先月28日に国立がん研究センターが、2015年に新たにがんになる患者の推計を発表し、その中で大腸がんが1位になることを発表しました。( → こちら )
また、俳優の今井雅之が自ら大腸がんであることを公表したこともあって、ここ数日、ワイドショーなどで大腸がんを取り上げる機会が目立ったように思います。

大腸がんは便通異常などの自覚症状が出た時はかなり進行した状態です。
その症状もS状結腸や直腸など肛門に近いと早めに出ますが、上行結腸だとなかなか現れません。
上行結腸ではまだ内容物の水分量が多く、少々内腔が狭くなっても通過できるからです。

大腸がんやその前段階のポリープの表面からはじわじわと出血しやすいという側面があります。
排便後などにはっきりとした出血が確認できるのは肛門にかなり近い場所に病変があるケースがほとんどで、奥の方からの出血だと血液がイメージできるようなものでなくなってしまいます。
早期発見の簡便な手段である便潜血反応検査は、病変からのわずかな出血も捉えようという非常に有用な検査になります。( 詳しくは → 
こちら )
また、出血が持続することで少しずつ貧血が進行していきます。
特に高齢男性の鉄欠乏性貧血では大腸がんを必ず念頭に置かなければなりません。

2007年に当ブログで「大腸がん」という特集を組んだこともありますが、当時の話題をいくつかかき集めただけであまり本質的な話はできていません。
ただ、このテーマの中で大腸がんがメタボリックシンドロームとの関わりなども述べています。
ちょっと参考にしていただいて、気になる方は積極的に検査を受けて頂きたいと思います。

当院でも木曜日以外、大腸内視鏡検査が可能です。( →
こちら )特に土曜日の午後に検査ができるのが強みかと思います。
また当院の検査で大腸がんが見つかったほとんどの方は治療が完結し皆さん元気に過ごされています。
罹患する人が増えているとはいえ、大腸がんは早い段階で見つかればさほど恐れることのない疾患です。

線虫先日、線虫という寄生虫を用いて患者さんの尿で癌の有無を見分ける検査法を開発したと九州大学から発表がありました。

九大は2011年に便や呼気で大腸癌の有無をかぎ分ける「癌探知犬」についての発表しています。
しかし、訓練の手間や1日に検査可能な数が限られるなどの問題があったようです。
今回、線虫に注目するきっかけになったのは、アニサキスという寄生虫が早期胃癌の部分に刺入していた症例を経験したことだったようです。
線虫の嗅覚は犬並みということで研究を進めていたようですね。
既に特定の臭いを感知できない線虫も開発されているようで、野生株との比較で癌の種類の特定もできる可能性が大きいようです。( → 詳しくはこちら )

私自身もアニサキスが胃潰瘍部分に食らいついていた症例を経験してますし、これまでもアニサキスが病変部分に多く見つかることが知られていました。
アニサキスが上行結腸癌に刺入していたという興味ある症例報告もあります。( → アニサキスの刺入を内視鏡的に確認し得た上行結腸癌の1例 )

多くの臨床医が経験しているのですが、検査に活用してみようという着想にはただただ脱帽です。

野菜3日に「機能性表示食品」について消費者庁がガイドラインを公表しました。
現政権の成長戦略の一環らしいのですが、非常に懸念の多い仕組みだと思います。

現在、効能を表示できるものとして「特定保健用食品」(トクホ) や「栄養機能食品」があります。
トクホは、実験データをもとに国が安全性や効果を審査して消費者庁長官が認可しますが、そのトクホですら様々な問題を孕んでいます。
まず、根拠となる実験の設定自体に疑問が投げかけられているものが多数あること。
また、エコナが発癌性物質を含むことで認定を返上したことはご存知でしょうし、高濃度のカテキンを含む飲料は肝障害を起こすという理由で海外で発売禁止の国もあります。
効能とされる点以外に副作用などは一切考慮されていないのです。

今回の機能性表示食品については、国に届け出さえすればOK。
安全性や効果は事業者の責任で表示・情報はインターネット上で公開・健康被害の情報を集める仕組みを作る、などの決まり事はあるようです。
しかし、根拠の怪しい届け出が出たとしても、それを監視する消費者庁の職員はわずか14人で、十分な体制とはいえません。

消費者はイメージのいい甘い言葉に警戒することもなく誘われて商品を手にしてしまいがちです。


予想される成分として挙げられているものをちょっと考察してみます。
魚油であるDHA  (ドコサヘキサエン酸) はサプリメントの中で私が効果を期待する数少ない成分ですが、極めて酸化されやすいので品質を維持するのが至難。
海外の研究ですが、実際に粗悪品が横行していることが確認されています。( → こちら )
また、血液をサラサラにするとされるケルセチンという成分は、様々な医薬品の血中濃度に大きな影響を与えることが知られています。

何とかして商品を売ろうとする事業者側にとっては期待される仕組でしょうが、責任を国が負うわけではありません。
消費者は情報の真偽を可能な限り確かめるようにし、盲目的に受け入れることなく慎重に賢くあって欲しいと思います。


↑このページのトップヘ