野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

 最近のニュースから

4kdpk5lt.gifいわゆるメタボ健診で話題の中心になっているのが、腹囲測定。
この腹囲測定について厚生労働省からこんなお達しがありました。

・着衣のままや自分での測定も認める
BMI が 20以上 22未満の人は医師の判断で自己申告もOK
・BMI が 20未満の人は測らなくてもかまわない

未然に成人病発症を防ごうという目的でこの腹囲という項目を新たに取り入れたはずなのに実にいい加減な話です。

先日、BMI が 22なのに腹囲が90センチという男性もいました。
腹部肥満に関する身体測定値は BMI にかかわらず実測値が大事であるとする研究報告もあります。

大体、「メタボ健診は健康保健組合には実施する義務があるのに、受診者には腹囲測定を受ける義務はない」ということからしてどれだけ本気なのか疑問に思います。

男性 85センチ以上、女性 90センチ以上と決めた数字には根拠があると言えばあります。
CTでおヘソの位置で内臓脂肪の面積が 100 ㎠ となるときの腹囲です。
しかし、数字をはじき出すのに対象とした人数があまりにも少ない (男性 544人、女性 194人) こと、そしてなぜ 100 ㎠ なのかということ。
このあたりには問題がないとは言えないでしょう。

健診で多くの人のデータをとることで新しい知見が得られたり、基準値が見直されたりするのではないでしょうか。
一体何のための検査項目なのか、実施するのなら全員を対象にしなければ意味がないと思います。

2 に続く


qqdkjqds.gif4月から始まった後期高齢者医療制度の新しい保険証が本人に届いていない人数、不名誉ながら都道県別で鹿児島県は4位でした。

昨夏の建築基準法改正もそうでしたが、最近の国は、周知・準備期間を十分確保せずに事を進めていこうとする傾向が強く、それが現場に混乱を招いているように思います。
新しい保険証が手元になくても、従来通り医療機関を受診できるよう措置を取りましたが、現場ではレセコンをまた対応させなくてはいけません。

何かと問題点を指摘されているこの医療制度を「姥捨て山」になぞらえた人もいます。
小説「楢山節考」等で知られる姥捨て伝説ですが、そんなものは存在しなかったとする説を「『姥捨て伝説』はなかった」という本で読んだことがあります。
長野にある姥捨山も実は霊験あらたかな場所であったという事を著者と上岡龍太郎の対話形式で説いていきます。
興味ある方は読んでみてください。


↑このページのトップヘ