≪ 過去記事ウォッチング 24 ≫


中国で発生した新型コロナウイルスによって、世界的にマスク不足に陥っています。
そもそもマスクにあまり予防効果がないのに、中国政府が国民にマスク着用を呼びかけたのがきっかけだと思います。
シンガポール政府が「健康ならマスクを使わないで」と呼びかけたり、台湾では「私はいいのでお先にどうぞ」運動が起きたりと、まっとうな動きが出始めています。


一連の新型コロナウイルスの報道の中で、マスクよりも手洗いが重要であることが解説されていますが、きっちり理解されているでしょうか ?
Semmelweisその手洗いの重要性を世界で最初に説いたのが、ゼンメルワイスというハンガリーの医師です。
当ブログでは、彼の生涯を描いた本を2017年に紹介しています。
今回の騒動もあるので、改めて記事を読んでいただきたいと思います。


→ 「手洗いの疫学とゼンメルワイスの闘い

本の内容もとても素晴らしいので一読をお勧めします。


今でこそ「感染防護の父」と崇められるゼンメルワイスですが、彼の功績が認められたのは、彼の死後。
フェノールによる消毒法を開発したリスターによって再評価されてからです。
ゼンメルワイスが亡くなった1865年には、学校の理科で習うメンデルの法則が発表されますが、このメンデルの功績が評価されるようになったのも、彼の死後、35年も経ってからのことでした。