野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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コーヒー

ナッツ〖 今月のつぶやきから 144 〗


先週、12月21日は桜島が初冠雪するなど厳しい寒さが続きましたが、年末年始は暖かい日が続く予報が出ています。
久しぶりに人の移動の多いお正月になりそうです。
こうなると、正月明けのかぜ症状外来 ( 旧発熱外来) 対応が忙しくなるのではないかと予想しています。。


12月の「今月のつぶやきから」は、食べ物と疾患に関するものだけを集めてみました。


① 培養細胞レベルの実験ですが、コーヒーかすに含まれる成分にパーキンソン病に有効な成分が存在するというニュース。かすも捨てたもんじゃないですね。
ワインを飲んで頭痛が起る原因にケルセチンが絡んでいそう。

③ 食事の質の低い高齢者に限ると、カカオ認知機能維持に役立っている可能性が示されました。

糖尿病認知症に対してのコーヒーのメリットについてまとめた記事です。

⑤ 閉経後女性が毎日プルーンを食べると、骨量減少が緩やかになるという報告。

⑥ 若者が毎日ナッツ類を食べるとメタボリック症候群予防につながるという報告。
⑦ スピルリナやクロレラなどの藻類が、安静時と運動時の両方で筋原線維蛋白質合成促進に働くという報告です。


ジャガイモ〖 今月のつぶやきから 126 〗


今年の九州南部は、昨日6月27日に梅雨が明けました。
いつもなら、7月中旬頃に明けると同時に蝉の声がけたたましく鳴り響くのですが、今年はさすがにまだのようです。

先月の「今月のつぶやきから 125」でお伝えした通り、今月のTwitter上のつぶやきは、医療関係の情報が格段に増えました。
その中からピックアップするのは、以下の11題。
すべて食べ物に関連するものです。


メカブも血糖を上昇させにくい食材だというのは初めて知りました。

② 野菜と果物、子供のADHDに有益なようです。

ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには、乳癌幹細胞抑制や食道癌・前立腺癌・肺癌の予防、ピロリ菌減少、軟骨保護、自閉症症状改善、育毛効果、肝機能改善、肥満抑制、炎症性腸疾患への有用性など、メリットたくさん。

④ 野菜と果物、糖尿病患者さんの認知症予防に役立ちそうです。

⑤ 筋肉付けるのは、プロテインより野菜やジャガイモが重要みたい。

⑥ 豆類に注目していきたいですね。

⑦ こちらには、大豆食品の有用性がまとめられています。

コーヒーについては様々な報告がありますが、腎臓にも好影響があるようです。

⑨ 男性において、ビールが腸内細菌に好影響を及ぼすとは意外でした。

⑩ 果糖の摂りすぎで膵臓のインスリン分泌に影響が出るという新たな視点。

⑪ コーヒーの数少ない欠点かも知れません。

飲料〖 今月のつぶやきから 106 〗


10月27日の時点で、鹿児島県では新型コロナウイルスの新規発症例が11日連続で確認されていません。
しかし、インフルエンザがちらほらと報告されていますので、これまで通り油断のないように感染症対策は続けていきましょうね。


月末にお届けしている「今月のつぶやきから」。
今回はツイッター上のつぶやきを9つピックアップしてみました。


まずは、血糖や糖尿病に絡んだ話題を4つ。

① ホエイにはGLP-1分泌促進作用や食欲を促すホルモンであるグレリンを抑える効果が過去に報告されていますが、今回は摂取するタイミングについて。

② 血糖上昇を抑えるとされるコーヒーも、飲むタイミングが大事のようです。

③ 緑茶やコーヒー、糖尿病の方は積極的に飲んでいただくのがいいようです。

④ 糖尿病治療に使うSGLT2阻害薬、次々にいいデータが出てきますね。

次に、糖分について2つ。

⑤ 砂糖で味付けした飲料には、本当に注意が必要です。

⑥ 果糖で血糖は上がりませんが、摂り過ぎるとこんな問題点もあるんですね。


最後は、個人的に興味のある話題を3つです。

⑦ 新型コロナウイルスの流行初期には、感染リスクになるのではないかと槍玉に上がったレニンアンギオテンシン系を抑える降圧薬ですが、逆に肺炎の悪化を防ぐようですね。

⑧ 腸内細菌のバランスが乱れるといろんな疾患に繋がりますが、パーキンソン病も関連がありそうです。

⑨ サプリなどでカルシウムを摂り過ぎるのも様々なリスクが報じられていますが、ビタミンDも注意が必要そうです。

〖 今月のつぶやきから 101 〗


雨合羽集めた医療情報を、自分の備忘録代わりとしてツイッターでつぶやいていますが、今月はその数がやや少なめでした。
5月は近隣の小学校や幼稚園の健診が集中するせいもあったと思います。
1ヶ月分の中から面白そうな情報を振り返ってみます。



最初は、今月も新型コロナウイルス絡みで、本題からはやや外れた情報を3つ。

① 大阪市長が防護服の代用になると雨合羽の寄付を呼びかけましたが、これからの季節、着用しての長時間作業は蒸れて耐えられるものではありません。通気性は大事です。

② この日の南日本新聞は、数ページにわたって鹿児島の名所の鮮やかな写真を紙面の上部に大きくレイアウト。非常に素晴らしい後世に残るアイデアでした。

③ マスクにはまだまだ改良の余地がありそうですね。


次に、食べ物に関する話題を6つ。

④ 栄養学は細かい栄養素に分解して物事を考える傾向が強いですが、このように組み合わせてどうなるかという研究はもっともっとやっていかなくてはなりません。

⑤ アイデアはいいのですが、糊とハチミツの色は見た目で区別がつきづらく、重大な事故を招きかねないと懸念しています。

⑥ 試験に受かる食事メニューを編み出したら商売になりそうです。

⑦ 体に良さそうな響きのある抗酸化物質ですが、何ごとも行き過ぎは禁物のようです。

⑧ 胃食道逆流症に限らず妊娠の時など、左側臥位って人間にとって楽に過ごせることの多い体位なのです。

⑨ コーヒーの飲み過ぎで、関節に影響があるとは意外でした。

〖 今月のつぶやきから 100 〗


入浴ツイッターで医療情報を収集し、個人的な備忘録的に活用していますが、広く皆様に知ってもらいたい物はつぶやく形でお届けしています。
それをブログ上で月末にまとめているのが「今月のつぶやきから」。
今日で100回目を迎えました。

どんな医療系サイトを見ても、新型コロナウイルス関連の情報が中心です。
鹿児島で新型コロナウイルスの症例が相次いだこともあって、今月の私のツイートもその辺が主体でした。


まず、その新型コロナウイルスに絡んだ情報ですが、本題からは少し外れたようなものを4つピックアップしてみました。

① 新型コロナウイルスにオルベスコという喘息治療の吸入薬が有効であったとする報告がありますが、それ以外でも従来のコロナウイルスには症状を緩和させる可能性が報告されました。

② 銅が新型コロナウイルスの不活化にかなり有効であることは、当ブログでも触れました。( → こちら )

③ Nella Fantasia は大好きな曲で、診察室のBGMでも Kelly Sweet バージョンをいつも聴いています。( → こちら )

④ インフルエンザに対する薬のように、細胞から外に出さないようにする役割があるようですが、その働きをセファランチンが持ち合わせているとは驚きです。


次に、免疫関係に絡む情報を3題。

⑤ 塩といえば高血圧ですが、顆粒球の機能にも影響するとは意外でした。

⑥ 温泉の処方箋を出す国もあるんですよね。

⑦ 食事の後の緑茶には意味があるんですね。


最後は、新型コロナウイルスでも話題になっている味覚について、興味深い報告2つです。。

⑧ 私はコーヒーをあまり飲まないし、甘い物にも興味がないのですが、みなさんはいかがでしょうか。

⑨ 腸や膵臓に味覚センサーがあると数年前にいくつか報告がありましたが、その情報は気づかぬうちに脳に伝わっているようです。

〖 今月のつぶやきから 94 〗


醤油10月に入るなり、インフルエンザの方が増えましたが、それも一時的でした。
恐らく、気温が例年よりも高かったからではないかと推測していますが、このところこの時期らしい気候になってきています。
体調管理には十分気をつけて下さい。

今月も様々な医療情報をツイッター上でお伝えしましたが、今回は9題を振り返ってみます。
まとめてみると、日本人の食生活ってとても健康的なのだな、と改めて思います。


最初は食事に関連する情報を5つ。

① 塩分摂取量を極端に減らすとデメリットがあることも知られていますので、何をどう食べるかは奥の深い問題です。

② 新たな抗菌薬の開発に窮している現状を打破できそうな報告ですね。

③ 魚油のサプリメントは品質に疑問があるという海外の報告もありますので、魚そのものから魚油を摂るように心がけましょう。

④ どういう機序で胆石が予防できるのか、知りたいところです。

⑤ コレステロールについて、海藻を消化できない欧米人と我々の差が見えてきたように思います。


次に、サプリメントに絡んだ話題を2つ。

⑥ サプリメントでビタミン摂取なんて、基本的に必要ないのではないかと私は考えています。

⑦ 信じられないくらい多くのサプリを服用している人がいますが、サプリに期待もお金もかけてはダメです。


最後に、運動機能に絡んだ話題を2つ。
いずれも興味深いですね。

⑧ 満腹のライオンが獲物を追いかけないのも、胃から出るホルモンであるグレリンを介して考えることができそうですね。

⑨ 香りが我々にもたらす効果は、まだまだ研究の予知がありそうです。

妊婦の喫煙〖 今月のつぶやきから 78 〗


昨日、6月27日に東京都の受動喫煙防止条例が成立しました。

公共施設や飲食店での禁煙は、もはや世界のトレンドです。
今年のゴールデンウィークに行った
ハンガリーの2016年の喫煙率は男性が32.0%、女性が24.8% ( 日本はそれぞれ 33.7%、10.6% ) ですが、閉鎖空間は全て禁煙。
なので、一度も飲食店で不快な思いをすることなく食事を楽しめました ( オープンテラスは別でしたが ) 。
厚労省の推計によると、受動喫煙による死者は年間1万5千人、かかる医療費は3000億円超となっています。
死者は東日本大震災の犠牲者並みの数なのです。

しかし、東京オリンピック開催に向けて取り組まなければいけない課題であるのに、世界保健機関 ( WHO ) も日本の受動喫煙対策を最低ランクに位置づけているのに、国の対応はひどいものですよね。
先日の衆院厚生労働委員会で、自民党の穴見陽一議員が参考人に対して「いい加減にしろ」とヤジを飛ばしたのは許し難いと感じています。


さて、twitter 上でお届けした医療関係の情報を月末にピックアップしておさらいするこのシリーズ。
今回は、まずタバコに絡む話題から4つ。

① 禁煙すると肺がんのリスクが低下するという報告。
意外と知られていないのですが、口腔・口唇・副鼻腔・咽頭・喉頭・食道・胃・肝臓・膵臓・膀胱などのがんの発症にもタバコが絡んでいるとされています。

② 吸わないに越したことはありませんね。
一酸化窒素は血管が緩んで拡張するのに必要な物質です。

④ 妊娠中の喫煙は、胎児の肺の発達への影響や肝臓へのダメージ、将来の肥満のリスクになる等の報告もあります。

次に、個人的に興味があった7つの情報です。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影 ( ERCP ) の検査の後に急性膵炎を起こすことがあり、その治療に使う蛋白分解酵素阻害薬を膵炎の予防目的で使う場合があります。
しかし、その効果には疑問が呈されていました。
また、ジクロフェナクやインドメタシンの坐薬の有効性が示されていたのですが、副作用の問題もあり、まだ推奨されるレベルにはありません。
しかし、今回の報告ではなかなかいい結果が出ていますね。

⑥ 現在のところ風邪を根本的に治す薬はありませんが、これは期待したい報告です。

⑦ 私は、夕方にコーヒーを飲むと夜眠れなくなります。
なのでCYP1A2が弱いものとばかり思っていました。
しかし、CYP1A2が弱いと眠気が強く出るであろうテルネリンを服用しても眠くなりません。
カフェインに弱いのは別のところに原因がありそうですね。

⑧ 抜けた歯を牛乳に浸しておくといいというのは初めて知りました。

⑨ 時々、予期せぬ薬の使い方をされる方に遭遇しますが、メプチンエアを一度に100回も吸入とは驚きです。
こういうことが起こらないよう、服薬指導は徹底したいと改めて思いました。

アルツハイマー型認知症の原因がヘルペスウイルスにあるとしたら、ワクチンで予防ができる可能性がありますね。

腐食性食道炎はとても厄介ですが、内視鏡で原因物質を除去するまでにハチミツを使うのが良さそうです。

マンゴー〖 今月のつぶやきから 33 〗


今月も最新の医療情報を twitter の方でいち早くお届けしましたが、振り返ってみると多岐にわたる面白い情報が多くて何をピックアップするかかなり悩んでしまいました。

まずは、最近研究の進みつつある腸内細菌叢に絡む話題を 3つ。



次に、漢方薬の話題 2つです。
漢方薬は一つの製剤が色々な疾患に効果を発揮しますが、そういう使い方もあるか、と唸ってしまう情報でした。


最後は食に関する話題を3つです。 


急須〖 今月のつぶやきから 29 〗


今月、twitter 上ではいろんな面白い情報を提供できたのではないかと個人的には思っています。
今回は、身近な飲み物・食材に関してのつぶやきが複数ありましたので、それをまとめて紹介してみます。
普段の食生活の参考になれば、と思います。

まずはコーヒー。


次にオリーブ油。


次に赤ワインですが、意外な報告もありました。


最後に緑茶。


〖 今月のつぶやきから 5 〗


血圧Twitter を本格的に活用し始めたのは昨年までの「医療情報 PickUp」に代わり手軽に医療関係のニュースをお伝えできればと思ってのこと。( → 参考 )
年初は単純なリツイートが多かったのですが、最近はちょっとコメントを添える形を多く取るようになってきました。
ただ、英語のツイートに関してはそのままリツイートしています。
今月私がリツイートした英語のつぶやきについてちょっと解説しておきます。

日本でもモンスターペイシェントが問題となっていますが、中国ではもっと恐ろしいことになっているようですね。

5月17日の世界高血圧デーに合わせ、WHOがこの時期盛んに高血圧に関するつぶやきをしていました。
高血圧なのにきちんと治療を受けている人は2割程度と言われています。

これは一般のニュースにもなったのでご存知だろうと思いますが、コーヒーを毎日飲んでいると寿命が延びるという報告。
コーヒーに関しては最近興味あるデータがたくさん出てきており、当ブログでもいくつか紹介済みですので、右側のカラムにある「記事検索」にコーヒーと入れて探してみて下さい。

喫煙者から提供される肺の移植は非喫煙者からの移植に比べて寿命が3年短いという英国のデータです。
ありがたく提供していただく臓器ですが、色々な問題も孕んでいますね。


英語は全く得意ではないので読むのに苦労してますが、いち早く情報を得られるのは Twitter の魅力の一つ。
これからも右側の「tweet してます」の欄をチェックして下さい。 

2011072918004025451.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 43 〗

ページ左側のカラムのお知らせ欄のスクロールする掲示板にて、医療に関する情報を短く要約してお届けしている「医療情報 Pick Up」。
今月とりあげたのは以下の 2つの情報でした。


・座位での仕事が/長いと/遠位結腸・直腸癌の/リスクが高い ( Am J Epidemiol 2011; 173: 1183-1191. )

・温かいコーヒーや/紅茶の飲用で/鼻腔MRSA保菌が/半減 ( Ann Fam Med 2011; 9: 299-304. )
 

   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――


最初の話題については、医師としてとても興味が引かれる情報でした。
今後は S状結腸や直腸癌の患者さんを見つけたら職種などをチェックしてみたいと思います。

次のMRSA保菌者について。
様々な施設入所の際に、鼻腔のMRSAの検査を求められることがあり、陽性に出ると入所させてもらえない場合もあるのですが、保菌しているだけでは全く治療の対象になりませんので対応に苦慮することがあります。
これは一つの方法になるかも知れませんね。
冷たくして飲むとダメということなので、一体どういう機序なのかこれも興味あるところですね。




         □ 関連記事  医療情報Pick Up  42

t79q57tz.gif 〖 医療情報 Pick Up おさらい 11 〗


・禁煙は/慢性関節リウマチの/症状緩和に有効 (日経メディカル 08/10/28)

・男性に比べ/女性のてのひらに/多様な細菌が生息 (PMID 08/11/3)

・妊婦の1日2杯の/コーヒー摂取で/胎児の発育遅延の/リスクが上昇 (BMJ 08/11/3)

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左側のカラムで紹介している「医療情報 Pick Up」の情報、今月は 3つでした。

3番目に関しては、コーヒーに限らずカフェインが問題なようで、1日200mg程度でも影響があるとか。


「医療情報 Pick Up」に取り上げませんでしたが、最近ビタミンに関するデータが次々に出ていますのでこの数ヶ月分をまとめて見出しだけ紹介します。
サプリなどでビタミンを補充するメリットがあるのか無いのか・・・、幅広く情報を得てご自身でご判断を。

・ビタミンE・Cどちらも心血管疾患予防(50歳以上男性)に効果なし (JAMA 11月12日号)
・一般的な栄養サプリメントは女性の癌を予防しない (JAMA 2008年11月5日号)
・ビタミンEには心血管イベントの予防効果はない (BMJ 2008年11月1日号)
・ビタミンBはアルツハイマー病の認知低下抑制の効果なし (JAMA 2008年10月15日号)
・冠動脈疾患患者の2次予防にビタミンBは無効 (JAMA 2008年8月20日号)
・ビタミンB類と葉酸では、うつ症状の発生率と重症度が軽減しない (J Clin Psychiatry 8月号)

・ビタミンB12が高齢者における脳体積の縮小を防ぐのに役立つ可能性 (WebMD 2008年9月8日)
・ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で (PNASオンライン版 2008年8月4日号)
・ビタミンKの補充で高齢男性のインスリン抵抗性の進行が抑えられる可能性 (Diabetes Care オンライン版 2008年8月12日)


         □ 関連記事  医療情報Pick Up  10


xribppn3.gif 〖 医療情報 Pick Up おさらい 9 〗


・高血圧の喫煙者で/多量のコーヒー摂取で/動脈硬化進行の可能性 (日経メディカルオンライン 08/9/3)

・6ヶ月間の/運動プログラムで/記憶障害の成人の/認知機能がやや改善 (JAMA 08/9/3)

・仲間はずれにされると/熱いコーヒーやスープ/等を好む傾向/疎外感で寒さを感じる/可能性 (Psychol Sci 08/9)

   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

以上が今月「医療情報 Pick Up」で紹介した情報。

糖尿病、膵癌、脳梗塞、子宮体癌などの疾患において、コーヒーに予防的な効果があることが次々に報告されていることはご存じかと思います。
が、今回報告されたのが、コーヒーと喫煙では動脈硬化が進行してしまうということ。
これとは別に、βカロチン摂取と大腸ポリープの関係をみた研究があり、非喫煙者には効果がありそうだが、喫煙者では逆に増えてしまうとする報告もあります。

禁煙することが何よりも健康維持の第一歩なのです。


         □ 関連記事  医療情報Pick Up  8


pzssfxyz.gif 〖 医療情報 Pick Up おさらい 7 〗


この 1ヶ月で「医療情報 Pick Up」で紹介した話題は次の通りです。


・野菜、果物、豆類、魚/鶏肉、穀物を多く摂る/女性であらゆる死亡の/リスクが減少 (Circulation 08/6/23)

・善玉コレステロールが/中年期で低いと/高齢時に記憶力低下の/リスクが大きい (Arterioscler Thromb Vasc Biol 08/7/1)

・1日に紅茶2杯以上/又はコーヒー8杯以上/で脳梗塞のリスクが/約2割低下 (Stroke 08/6)

・男性は筋力に応じ/全死亡率、癌死亡率が/低下 (BMJ 08/7/12)

       ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

私の場合、善玉コレステロールが低く、コーヒーは年に10杯飲むかどうか・・・。
コーヒーに関しては最近、糖尿病や膵臓がんになりにくいなど肯定的なデータが次々に出てきていますね。


         □ 関連記事  医療情報Pick Up  6


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