野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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サザンカ

 ● 薬の説明書のイラスト 364 ●


今年の鹿児島の12月は冷たい風が吹く寒い朝で始まりました。

当院の入り口付近と緑道の間にはサザンカで垣根を作っている部分があります。
11月半ばにはそこにクリスマスイルミネーションを取り付けます。
途中から開花して、イルミネーションにそれこそ花を添えてくれます。

今年の設置中にはサザンカの葉の裏に毛虫が結構いました。
恐らくチャドクガ。
触れないように注意深く取り除きましたが、厄介ですね。

虫が付かない樹木ばかりを庭木に選んでいるご家庭もあるとか。
そういうことも検討した方がいいかも知れません。

12月前半の薬の説明書のイラストはサザンカです。


サザンカ

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2012年から綴り始めた「武岡の街路樹」シリーズもいよいよ大詰め。
今回は当院の前の道です。
南から北に向かって緩やかな登り勾配がありますが、地図上の九州自動車道の田上トンネルの真上付近からは下りになります。
北は第17回で、南は第7回第11回で紹介した道と接していて、途中には第8回第13回で紹介した緑道も繋がっています。
明和・原良方面と西陵方面へのショートカットの道として、特に朝夕を中心に交通量があります。
南から北に向かって緩やかな登り勾配が続きますが、地図上の九州自動車道の田上トンネルがクロスする付近からは逆に下りになります。
武岡中央公園の植栽も相まって緑の多いエリアです。

地図


街路樹はクロガネモチが合計49本、そして低木としてアベリアサザンカが交互に植えられています。
本来ならたわわに赤い実をつけたクロガネモチを紹介したいところなのですが、昨年末に剪定作業が入って何とも寂しい姿。
そこで、夕暮れ時のシルエットを写真に収めてみましたけど、主役に据えたのは他のクロガネモチと比べて高さも幹の太さも倍近くあるのではないかという1本。
なぜこの木だけ大きいのかはよくわかりませんが、この道の主役です。
南の方を向いて撮っているので右側は武岡中央公園、左にはちょっとだけ当院が写り込んでいます。

シルエット01


例年だと赤い実が鳥に食べられるか、自然に落ちてしまってほとんどなくなっている時期ですが、今年は変わった様子が見られます。
ミイラのように干からびて黒ずんだ実が所々にあるのです。
恐らく、鹿児島の各地で水道管の破裂が起きた1月26日の寒波の影響ではないでしょうか。
一番下の写真は随分前の写真ですが、雪が降る程度で実がだめになってしまう様子を見たことがありません。
いかに寒い一日だったかがよく分かるのではないでしょうか。
それでももう春が間近ですね。

ミイラ01


雪にも01

 

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今回は武岡三丁目第7回で紹介したクロガネモチのある道の南側に平行する道の街路樹を紹介します。

武岡の街路樹は基本的に交通量が多い大きな道に植えられています。
しかし、ここは距離も短く道幅も広くないので中央に白線が引けない道。
この道の北側には東から
小さな商店モール、保育園、そして武岡西公園が並んでいます。
東から西南に向けて緩やかにカーブを描きながらの下り坂になっています。
団地を造成した鹿児島市は、この付近を三丁目のにぎわいの中心に据えようとした場所なのかも知れません。
それで街路樹を植えることも計画されたのでしょう。
しかし、モールで実働している店は現在一軒だけのようですし、保育園の送り迎えの時間帯以外は閑散とした場所になっています。

保育園付近


道の北側には歩道がしっかり整備されており、街路樹としてクスノキが15本植えられています。
多くの道では、住宅に車庫が設置されて車の出し入れに差し障りが生じると街路樹が撤去されてしまうので、クスノキが等間隔に並んでいるこの場所は珍しい部類になります。
低木はアベリアサザンカです。

クスノキ


保育園の東側には南北方向に短い緑道があり、そこにはサツキが植えられています。
鹿児島市の低木群としてサツキは3番目に多い植物です。
日当たりの関係か、他の場所に比べて花が遅く、取材した日に咲いていたのは南側のほんの一部分だけでした。

サツキ
この付近に拠点がないと、なかなか利用することのない道かも知れません。
でも、武岡下公園付近と絡めて散歩してみるのも案外楽しい場所ですよ。 

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今回は武岡二丁目武岡中央公園の北側と市営住宅の間を東西に走る100メートル強の緑道です。
武岡には何か所か緑道が設けてあります。
ここは、南側の公園の法面が低くて段差があまりなくて影もできにくく、北側の市営住宅それほど迫ってきていないので、どこの緑道よりも広く明るく感じるほとんど勾配のない道です。(
若干西側が高くなっています。)

中央公園北



この道の中央には植栽スペースが15か所あり、ヒラドツツジアベリア、そしてサザンカが植えられていますので、花を楽しめる時期が年に何回か訪れます。
今はサザンカの花が盛り。

公園北


写真にあるように、この緑道には耐震性のある防火水槽が設置されています。
歴史を感じさせるような黄色い水槽の蓋を写真に収めてみました。
1997年と記されていますから、1995年に起きた阪神淡路大震災を受けて耐震化を進めたのでしょうね。
神戸市は同時に10ヶ所で火災が起きても大丈夫、という消防体制をとっていましたが、震災直後の火災発生は50ヶ所を超え、しかも消火栓などが地震でダメージを受けたため給水ができず、消火作業ができなかったという苦い経験があります。
経験を次に活かすという姿勢はとても大事なこと。
特に武岡中央公園北側は、武岡の中でも高度が高い地点になりますから、水を確保しておくことは重要です。

防火水槽

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武岡一丁目には送電線が走っている場所があります。 
最近はテロ対策を名目に地図に載せないんだそうですが、そのあたり国土地理院と電力会社のせめぎ合いがあるようですね。
実際、過去には送電塔のボルトが緩められて倒壊する事件も起きていますけど。

地図


上の地図で赤く塗った約450メートル程の直線道路上には鉄塔が3本立っています。
送電線の真下には中央分離帯があって、そこにはサツキツツジサザンカが植えられています。


011


サザンカはどれも形よく丁寧に丸く刈り込まれています。 
盛り土された上に 2メートル以上ある樹勢のサザンカが一直線上に計70本並んで、なかなかの威容を示しています。
高く伸びてしまう街路樹が不向きな送電線の下は、殺風景にならず案外うまくまとまっているのではないでしょうか。


022
歩道が整備されておらず、この直線道路に直行する道は少し見通しが悪いのですが、それほど車の交通量は多くありません。
是非散歩してみて下さい。

 

do1remvc.gif診療所入り口にあるわずかばかりのサザンカの生け垣が、花盛りとなっています。

2年前はチャドクガの幼虫繁殖した花の付きが悪く、昨年も気候の影響か株ごとにばらばらに花が開きました。
今年は比較的きれいにまとまって咲いています。
この週末の雨で散った花びらもありますが、つぼみはまだたくさんあります。
花の少ないこの時期を今しばらく彩ってくれそうです。

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