10月27日の時点で、鹿児島県では新型コロナウイルスの新規発症例が11日連続で確認されていません。
しかし、インフルエンザがちらほらと報告されていますので、これまで通り油断のないように感染症対策は続けていきましょうね。
月末にお届けしている「今月のつぶやきから」。
今回はツイッター上のつぶやきを9つピックアップしてみました。
まずは、血糖や糖尿病に絡んだ話題を4つ。
① ホエイにはGLP-1分泌促進作用や食欲を促すホルモンであるグレリンを抑える効果が過去に報告されていますが、今回は摂取するタイミングについて。
食前にホエイを摂ると食後血糖が上がりにくくなるようです。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 14, 2020
この研究では、ホエイによる肝臓からのFGF21低下でインスリン抵抗性と高血糖が改善となっています。FGF21は糖尿病の敵か味方か・・!?
「ホエイプロテイン」が糖尿病リスクを低下 食後の血糖上昇を抑制 https://t.co/KEwn3FNGzk
② 血糖上昇を抑えるとされるコーヒーも、飲むタイミングが大事のようです。
起床後に濃いブラックコーヒーを飲み、30分後に甘い飲み物を飲むと血糖コントロールは不良に。食後のコーヒーはOKのようです。‥起き抜けのコーヒーは身体に良くないhttps://t.co/0G1iAOS91p
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 16, 2020
③ 緑茶やコーヒー、糖尿病の方は積極的に飲んでいただくのがいいようです。
日本人を対象にした研究報告。両方飲むと相加的に死亡リスクが下がるようです。‥毎日の緑茶とコーヒーは糖尿病患者の死亡リスクを低下 https://t.co/xHRYFY1pts
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 27, 2020
④ 糖尿病治療に使うSGLT2阻害薬、次々にいいデータが出てきますね。
カナグリフロジン使用で貧血の発症を42%、鉄剤投与の開始を36%、エリスロポエチン製剤投与の開始を35%抑制。非常に興味深い報告です。‥SGLT2阻害薬に貧血の抑制効果 慢性腎臓病をともなう2型糖尿病で 赤血球数を増加させる作用を確認 金沢大学など https://t.co/219gJ9JIKo
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 21, 2020
次に、糖分について2つ。
⑤ 砂糖で味付けした飲料には、本当に注意が必要です。
母親の加糖飲料およびジュースの摂取量が多いほど、子供の認知発達のスコアが低下する傾向。‥授乳中に甘い物を飲むと子供の認知発達に影響 https://t.co/UOggBpdMPA
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 12, 2020
⑥ 果糖で血糖は上がりませんが、摂り過ぎるとこんな問題点もあるんですね。
果糖の過剰摂取は攻撃的行動の一因に。‥果糖の過剰摂取、行動障害リスクに https://t.co/LDCDKnKdaA
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 22, 2020
最後は、個人的に興味のある話題を3つです。
⑦ 新型コロナウイルスの流行初期には、感染リスクになるのではないかと槍玉に上がったレニンアンギオテンシン系を抑える降圧薬ですが、逆に肺炎の悪化を防ぐようですね。
ACE阻害薬やARB等の降圧薬は、カルシウムCa拮抗薬服用や降圧薬非服用に比べてインフルエンザや肺炎による入院患者の集中治療室入室リスクを上昇させず、30日以内の死亡リスクをやや低下 https://t.co/Pjro3nv92P
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 16, 2020
⑧ 腸内細菌のバランスが乱れるといろんな疾患に繋がりますが、パーキンソン病も関連がありそうです。
パーキンソン病のごく初期の症状に便秘がありますが、関連があるのかも知れませんね。興味深い報告です。‥腸内細菌が難病の進行に関与か パーキンソン病、名古屋大https://t.co/ETpkslAdng
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 17, 2020
⑨ サプリなどでカルシウムを摂り過ぎるのも様々なリスクが報じられていますが、ビタミンDも注意が必要そうです。
サプリメント等によるビタミンDの過剰摂取は深刻な健康被害に繋がる可能性あり、長期連用に注意すべき。‥ビタミンD:高用量のサプリ摂取は不要 https://t.co/mdgtPZcjwE
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 27, 2020