kkbpdatl.gif【診察室のBGM 33】


結成37年を迎えるマンハッタン・トランスファー
私が10代の頃から聴いているアーティストが未だに現役でいることは嬉しいものです。
今年も早々に日本にやって来ます。

メンバーの一人 Cheryl Bentyne は何枚かのソロアルバムを出しています。
2004年にリリースした「Cheryl Bentyne Sings "Waltz for Debby"」 は珠玉の1枚。
アルバムの全曲、バックに流れるのはケニー・バロンのピアノとレイ・ドラモンドのベースだけ。
そこへ彼女の熟練のエレガントなヴォーカルが重なり、聴く者に大人の贅沢な時間を提供してくれます。

数多くのアーティストにカバーされるデューク・エリントンの名曲「In a Sentimental Mood」
この美しいバラードの歌詞の中にある「暗がりを照らす炎」のような温もりが、三人の絶妙なコンビネーションによって紡ぎ出され、心の底まで包み込まれてしまいます。

診察室のBGMでどうぞお楽しみください。



  →シングズ・ワルツ・フォー・デビー