2011070621475322935.gifカルテを記載しながら一瞬、この名称で良かったっけ ? と思ったので近くのスタッフに確認したけれども、誰も知らない。
誰でもそのその存在を知っているのに、使っている漢字はどちらも小学一年生で習うものなのに。

鼻と上唇の間にある縦の溝、「人中 ( じんちゅう ) 」と言います。

よくよく考えてみるとこのような形状をした人中、人間だけにしかありません。
チンパンジーやゴリラといった近縁の霊長類にもないのです。

なぜ存在するのか諸説があるようですが、これは構造物を補強するためでしょうね。
舌とともに巧みに使って言語を操るために、上唇を発達させてきた進化の証しだと思っています。

そう思ってあれこれ調べていたら、人中について深く考察しているサイトがありましたのでご参考までに。
人間の鼻の下の伸縮性が高くて口をすぼめる動作ができることや、脳の運動野で唇に関わる部分がとても発達していることなどが解説してあります。

 → 鼻の下の溝(人中)は何のため?