野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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血圧計

先日、水銀を使わない血圧計を当院で導入した話をしました ( → こちら ) が、まったく新しいタイプの血圧計が開発中であるという話が伝わってきました。( → こちら )
これは光センサーを用いて脈波を測定し、その波形から血圧を算出するというものなんだそうです。
従来、血圧を測定する場合、腕にマンシェットを巻きます。
しかし、腕回りがとてつもなく大きい人やけがをしている人などには上手く巻けない場合があります。
夏場で汗でべとべとした人に使った後は気を使いますし、連続して血圧を測る場合などにはその都度腕が圧迫されてるという難点もあります。
その手間がなくなるのならば、とても画期的なことになると思います。

体温計01また、皮膚に貼り付けるタイプの体温計が開発されたというニュースもごく最近ありました。( → こちら )
現在、インフルエンザワクチン接種で体温を測ってもらう機会も多いシーズンです。
最も多く使われているのは脇式体温計ですが、これを正しく使えずに実際の体温より低く測定値が出てしまう方がけっこういらっしゃいます。
今回のデバイスが実用化されると、そのような測定ミスは大幅に減ることになりそうですね。

ちなみに、正しい体温計の使い方については某メーカーのサイトに詳しく載っていますのでご参考に。( → こちら )
 

血圧計012013年に採択された「水銀に関する水俣条約」を受けて、2020年以降、水銀を使った機器の製造や輸出が原則禁止となります。
それで、気になっていた当診療所の血圧計を新しくしました。

今回購入した電子式血圧計は、血圧の表示部分がデジタルの液晶バー表示になっているだけで、腕にマンシェットを巻き送気球で膨らまして聴診器でコロトコフ音を聞く作業は従来通り。
非常に使いやすいです。
ただ、水銀血圧計と違って乾電池を2個使うので、電池切れには気をつけないといけないですね。

水銀血圧計が残っているご家庭もあると思いますが、普通にゴミとして出せません。
ゴミ焼却施設の排気中の水銀濃度が規制値を超えると焼却炉が止まり、清掃事業に大きな影響が出るんだそうです。
水銀を使った機器ついては、2020年に向けて公的に回収事業が展開されるのではないでしょうか。
何らかの呼びかけがなされるものと予想されますので、慌てて廃棄しないようにして下さいね。

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