ゴールデンウィークも今日まで。
明日から通常の外来診療が始まりますが、休み明けは混雑が予想されますし、例年よりも学校や幼稚園の健診のスケジュールがタイトに組み込まれており、その点でもご迷惑がかかると思います。
ご了承下さい。

ぎょう虫さて、文部科学省は学校での座高測定とぎょう虫検査を来年度いっぱいで廃止すると先月末に発表しました。
内蔵が発達しているほど座高が高いと考えられ、徴兵の際にも利用していたそうですが、根拠がないですよね。
一方のぎょう虫検査ですが、文部科学省の発表した平成25年度の学校保健統計調査をご覧下さい。( → こちら )
小学生の虫卵保有率は0.16%。
昭和58年度が3.21%、平成13年度が1.17%と減少の一途で、少子化も進んでいますから絶対数はかなり減ってきていると考えられます。
これだけ少なくなったのは日本の衛生環境が良くなったからだけではなく、毎年子供たちを対象に検査をしていたからだと思います。
肛門がかゆくなる程度で命を落とすことはない感染症ですが、まだまだ過去のものとは言い難いぎょう虫。
検査が廃止されることで虫卵の保有率がどう変わるのか、とても気になります。