野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
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アルツハイマー型認知症

〖 今月のつぶやきから 96 〗


乳がん年の瀬とは思えない比較的暖かな気温が続いています。
ただ、明日から3日間は寒くなるようなので体調管理には怠りのないようにして下さい。

収集した医療関係の情報を、備忘録代わりにツイッター上でつぶやいています。
それを月末に振り返り、絞り込んでブログ上にまとめてお届けしているのが「今月のつぶやきから」。
今回で96回目になるので、丸々8年が経過したことになります。

今年最後は、以下の9題をお届けします。

最初は、乳がんに関連するもの。

① ギリシャ人女性を対象にしたものですが、A型で他の血液型よりもリスクが高いという報告です。

② 5~8週ごとに髪を染めるアフリカ系米国人で乳がんリスクが60%も高くなるという解析結果です。

次に、身近なウイルスが意外な疾患に絡んでいるという情報です。

③ これは以前にも伝えたことがある話だと思いますが、アルツハイマー型認知症の発症要因としてヘルペスウイルスが絡んでいるという話がまとまっています。

④ 帯状疱疹 ( 水痘 ) ウイルスが、群発頭痛に関与している可能性があり、ワクチンで軽減する可能性が示されています。



次は、とても重要な話。
風邪に抗菌薬 ( 抗生物質 ) は効かないということをしっかり理解していただきたいと思います。

⑤ 抗菌薬を適切に使わないと、本当に必要な時に助けられないという事態を起こすのです。

⑥ 正しい医学知識を身につけていない方が多いのは、日頃の診療の中でも実感しています。


最後は、個人的に興味を引いた話題を3つ。

⑦ 苦痛を伴うことなく疾患を診断する可能性がまた一つ加わりそうです。

⑧ 中性脂肪を低下させる薬が、網膜の血管新生を抑制するというのは興味深いです。

⑨ コレステロールの食事指導については、以前から疑問に感じていました。
高い人は食事を気にするよりも、有酸素運動を心がけて下さいね。

妊婦〖 今月のつぶやきから 89 〗


今月も様々な医療関係の情報をツイッター上でつぶやいてきました。
今回は13個の話題を振り返ってみます。


最初に妊娠に関連する情報を3つ。
食べ物や環境が胎児に様々な影響を及ぼすことがわかります。

① 妊娠初期はつわりが大変な時期でもあるのですが、ナッツ類に関する有益な報告です。

② いわゆる発酵食品に早産を起こしにくくする可能性がありそうです。
対象者数が多いのもポイントとなる報告です。

③ 排気ガス規制が案外厳しい米国からの報告です。


次に、アルツハイマー型認知症の早期発見、治療につながりそうな情報を2つ。

④ 日常生活を平穏に送っている段階から、将来の認知症発症がわかってしまうわけですが、それは幸せなことかどうか。

⑤ 抗認知症薬にも限界がありますから、腸内細菌をターゲットにした治療法もさらに深く調べていってほしいものです。


3番目の話題として、サプリメントに関するもの2つ。
怪しい人物やテレビの情報を鵜呑みにしてしまうと大変なことになります。

⑥ ボディケアなどである程度信頼を得たところで、高額なサプリメントを勧める輩がいますが、それは皆さんの健康を考えてるわけではありません。
金儲けの手段に過ぎません。

⑦ 肝臓にいいとされるウコンですが、肝障害の報告が結構あります。


そして、マラソンに絡んだ話題を2つ。

⑧ 私は給水が苦手で、走りながら飲むとコップからこぼすし、むせてしまうため、しっかり補給できません。
そういうこともあるので、このアイテムは是非世界標準になってほしいと思います。

⑨ マラソンは体に大きな負荷がかかりますが、ちょっぴりいい報告。


最後に、個人的に非常に興味を持った話題を4つお届けして締めくくります。

⑩ クラゲで痛い思いを何度もしてきましたので、これは非常にありがたいですね。

⑪ 虫垂切除とパーキンソン病の関係については、しばらく議論が続きそうですね。

⑫ 水虫の薬が胆道癌に有効とは驚きです。
ドラッグリポジショニングというやつですね。

⑬ カテーテルアブレーションなど、体に大きな負担をかけずに心房細動の治療が出来るのならば、期待したいデバイスです。

マッシュルーム〖 今月のつぶやきから 87 〗


今年の鹿児島の桜の開花宣言は3月25日でした。
また、家の近くで元気なツバメの姿を確認しました。
春は確実に訪れています。

今月のツイッター上でお届けした医療情報は久しぶりに充実していたと思います。
その中からテーマを絞って10個の話題をおさらいしてみます。


まずは、記憶や認知症に絡む話題5つ。
認知機能を保つためのヒントになりそうな情報、と言えるかどうか‥。

① テレビ視聴で受け身にならず、会話することは高齢者にとって大事なようです。

② 睡眠時無呼吸症候群対策も疎かにしてはいけませんが、外来ではなかなか見つけにくい疾患です。

③ マッシュルームばかり食べているわけにはいかないでしょうが。

④ 臓器としての皮膚の役割がもっと研究対象になってよさそうに思います。

⑤ カルシウムを摂れば認知症予防になる、と短絡的に考えてはだめですが、着眼点が面白い報告です。


次に、口腔内の細菌叢に絡んだ話題が続いたので、その3題を振り返ってみます。

⑥ 母乳が乳児の口腔内の環境に大きな影響を及ぼしているのですね。

⑦ マウスウォッシュで血圧が上がるなんて考えも及びませんでした。

⑧ 大腸がんの増殖に意外なものが絡んでいるものです。


最後に、個人的にとても気になる2題。

⑨ 私は、学生の頃から音楽を聞きながらでないと勉強しないタイプで、確かに言葉を紡ぎ出すのが苦手かも知れません。

⑩ 糖質制限の様々な負の側面が次々に報告されるようになってきています。

妊婦の喫煙〖 今月のつぶやきから 78 〗


昨日、6月27日に東京都の受動喫煙防止条例が成立しました。

公共施設や飲食店での禁煙は、もはや世界のトレンドです。
今年のゴールデンウィークに行った
ハンガリーの2016年の喫煙率は男性が32.0%、女性が24.8% ( 日本はそれぞれ 33.7%、10.6% ) ですが、閉鎖空間は全て禁煙。
なので、一度も飲食店で不快な思いをすることなく食事を楽しめました ( オープンテラスは別でしたが ) 。
厚労省の推計によると、受動喫煙による死者は年間1万5千人、かかる医療費は3000億円超となっています。
死者は東日本大震災の犠牲者並みの数なのです。

しかし、東京オリンピック開催に向けて取り組まなければいけない課題であるのに、世界保健機関 ( WHO ) も日本の受動喫煙対策を最低ランクに位置づけているのに、国の対応はひどいものですよね。
先日の衆院厚生労働委員会で、自民党の穴見陽一議員が参考人に対して「いい加減にしろ」とヤジを飛ばしたのは許し難いと感じています。


さて、twitter 上でお届けした医療関係の情報を月末にピックアップしておさらいするこのシリーズ。
今回は、まずタバコに絡む話題から4つ。

① 禁煙すると肺がんのリスクが低下するという報告。
意外と知られていないのですが、口腔・口唇・副鼻腔・咽頭・喉頭・食道・胃・肝臓・膵臓・膀胱などのがんの発症にもタバコが絡んでいるとされています。

② 吸わないに越したことはありませんね。
一酸化窒素は血管が緩んで拡張するのに必要な物質です。

④ 妊娠中の喫煙は、胎児の肺の発達への影響や肝臓へのダメージ、将来の肥満のリスクになる等の報告もあります。

次に、個人的に興味があった7つの情報です。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影 ( ERCP ) の検査の後に急性膵炎を起こすことがあり、その治療に使う蛋白分解酵素阻害薬を膵炎の予防目的で使う場合があります。
しかし、その効果には疑問が呈されていました。
また、ジクロフェナクやインドメタシンの坐薬の有効性が示されていたのですが、副作用の問題もあり、まだ推奨されるレベルにはありません。
しかし、今回の報告ではなかなかいい結果が出ていますね。

⑥ 現在のところ風邪を根本的に治す薬はありませんが、これは期待したい報告です。

⑦ 私は、夕方にコーヒーを飲むと夜眠れなくなります。
なのでCYP1A2が弱いものとばかり思っていました。
しかし、CYP1A2が弱いと眠気が強く出るであろうテルネリンを服用しても眠くなりません。
カフェインに弱いのは別のところに原因がありそうですね。

⑧ 抜けた歯を牛乳に浸しておくといいというのは初めて知りました。

⑨ 時々、予期せぬ薬の使い方をされる方に遭遇しますが、メプチンエアを一度に100回も吸入とは驚きです。
こういうことが起こらないよう、服薬指導は徹底したいと改めて思いました。

アルツハイマー型認知症の原因がヘルペスウイルスにあるとしたら、ワクチンで予防ができる可能性がありますね。

腐食性食道炎はとても厄介ですが、内視鏡で原因物質を除去するまでにハチミツを使うのが良さそうです。

ギ〖 今月のつぶやきから 76 〗


天気のいいゴールデンウィークの前半、皆様いかがお過ごしでしょうか。
Twitter上でつぶやいた医療情報を振り返り、月末にいくつかをまとめてお届けしている本シリーズ。
今回は11題です。


まず最初に、普段とは毛色の異なる動物や昆虫に絡んだ話題から。
野犬、吸血害虫、アリ、セミ、ハエ、ヒツジと珍しく6つも集まりました。

エキノコックスは肝臓に巣食う厄介な寄生虫で、基本的に手術での治療になります。

ヌカカって初めて知りました。

③ 社会性昆虫の役割分担はすごいな、と思わせる自爆アリの話題。

④ 11年や19年の素数ゼミっていないのでしょうか。

ハエが体温調節をしているというのは非常に興味深いですし、その方法もすごいですね。

⑥ 成因のはっきりしない多発性硬化症は、ウェルシュ菌が作る毒素が原因となるという報告が数年前にありました。

次に、妊婦が口にする物の胎児への影響についての2題。
SSRIという抗うつ剤と加糖飲料、どちらも脳への影響があるみたいですね。 

⑦ 抗うつ薬の主流となってきたSSRIですが、問題点も次々に表面化しています。

⑧ 世界と比較すると日本の加糖飲料の消費量は少ない方ですが、甘いものが好きな女性は要注意です。

最後に、個人的備忘録としての3題です。
解熱鎮痛薬がアルツハイマー型認知症の予防になる可能性が報じられましたが、毎日服用するリスクも看過できませんからね。
SGLT2阻害薬の炎症性腸疾患リスクも、鉄サプリの大腸がんリスクも気になるところですね。

⑨ 安価な解熱鎮痛薬でアルツハイマー型認知症の予防ができれば・・、でも消化管の副作用は無視できません。

⑩ SGLT2阻害薬で、潰瘍性大腸炎クローン病のリスクが増えるのですね。

⑪ 鉄のサプリメントの研究で、処方薬としての鉄剤への言及はありません。

こんぶ〖 今月のつぶやきから 74 〗


この冬は11月くらいから寒くて寒くてうんざりしましたが、春の兆しも窺える今日この頃。
インフルエンザも概ね落ち着いてきた外来です。


今回の「今月のつぶやきから」は12題をピックアップしています。

最初は、脂肪肝やメタボなどに絡む6つの情報です。
キウイフルーツで脂肪肝の予防、逆に魚油が脂肪肝のリスクになるというのは興味深い話です。
風邪をひきやすい人は、食事や運動など生活習慣の見直しが必要のようですね。







次は、認知症に関する3つの情報です。
ホップに含まれるフラボノイドが認知機能を改善させるようですが、逆に飲酒は認知症のリスク。
どうしたらいいんでしょうね。




最後に個人的に興味を持った情報を3つ。
唾液分泌促進に昆布だしを使うのは面白い発想です。
潰瘍性大腸炎クローン病の人は帯状疱疹の予防接種を受けておいた方が無難ですね。
卵巣がんリスクが父方から受け継ぐという話も興味深いです。 



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