野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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8月14日・15日はお盆休みをいただきます。ご了承下さい。



インフルエンザワクチン

インフルエンザ当院周辺では、今週に入ってインフルエンザに罹る方が急激に増えています。
最高気温が30℃を超える日もあと数日続くようですが、十分に気をつけて下さい。

インフルエンザの予防接種は10月1日から開始しています。
接種をご希望の方は必ず予約をお願いいたします。

予防接種の料金についてのお知らせです。
10月から消費税が10%に上がりましたが、窓口でのお支払いは昨年と同じです。

先日、鹿児島市内の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖があったというニュースがありました。
実は、8月末から鹿児島市近隣の地区でインフルエンザが小流行しているという話が流れてきていました。
また、9月18日には大分県での流行期入りの発表がありました。
そんなこともあってでしょうか、インフルエンザワクチンについての問い合わせが増えています。
予防接種
当院では、例年10月1日からインフルエンザの予防接種を始めるようにしています。
しかし、現段階で卸業者からいつ手に入るのか、はっきりしていません。

予防接種の料金についてですが・・。
当院では2014年に消費税が5%から8%に上がった際も、2015年にインフルエンザワクチンが3価から4価になって納入価が約1.5倍上昇した際も、価格を据え置いてきました。
今年は10月から消費税が10%になるため、現在検討中です。


開始時期や料金は、決定次第、当ブログでお知らせしていく予定にしていますので、今しばらくお待ち下さい。

注射今シーズンのインフルエンザワクチンはA型 2種類、B型 2種類に対応した 4価のワクチンとなります。
これまではA型 2種類、B型は 1種類の 3価でした。

これに伴いワクチンの価格が上がりますが、
その値上がり幅に医師の間で多くの疑問の声が上がっています。
だって1.5倍になるのですよ。
全国的にほぼ同じ卸値が提示されているようなのですが「卸連合 ( 日本医薬品卸業連合会のこと? ) で決まったから値引きは難しい」といったような内容の説明も受けました。
事実かどうかはわかりませんが、別の情報として「厚生労働省の主導のゆるやかな価格カルテルで、高齢者は実質公費負担となっているため、今回の 4価ワクチンの導入を機に上限・下限設定がなされた」という話も伝わってきています。
2013年に埼玉県の某医師会が接種料金のカルテルを結んでいたとして公取委が処分を行ないました。( → こちら )
最終的な料金に関して医師会は処分を受けてしまうのに、その一歩手前の卸値ではお役所主導 (??) って、これが事実ならばおかしくありませんか、皆さん。


さて、別の話題になりますが、先月末の毎日新聞のサイトに「インフルワクチン : 乳児・中学生に効果なし」という記事が掲載されました。
元の論文を読めばわかることです ( → こちら ) が、まったく見当違いの報道内容にはあきれてしまいました。
論文の中では乳児と中学生に関して対象者が少なく統計学的な検証ができなかったことや、研究対象となったシーズンはワクチンの接種時期とB型インフルエンザの流行時期に開きがあったことなどが考察されているのです。

ただ、この論文でちょっと気になる点があります。
38℃以上の発熱で外来受診した 6ヶ月から15歳で、インフルエンザ迅速診断キットの陽性例と陰性例の間で比較検討しているのです。
そもそもワクチンが効いていて病院を訪れなかったであろう人のことは全く考慮されていないのです。
本来ならば、ワクチン接種の有無でグループ分けをして、それぞれのグルーブのインフルエンザ発症率を比較するのが一番すっきりとした方法です。
 
今回の記事に限らず、報道やネットのサイトに掲げられた情報などをすぐに盲信することは危険です。
元をたどっていくと全く異なった姿が見えてくることもあります。 

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