野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
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ココア

〖 今月のつぶやきから 90 〗


腹囲測定鹿児島のこの先の天気予報を見てみると、傘マークがずっと続いています。
大きな災害が起ることがないように願いたいです。

ツイッター上でつぶやいた医療情報を月末にテーマを絞ってお届けしているこのシリーズ。
今回は11の話題を振り返ってみます。


最初は腸内細菌を中心とした情報を4つです。

① 我々が使うαGIと呼ばれる糖尿病治療薬と似た働きをする乳酸菌。
カイコの実験でわかったようですが、カイコと言えば桑。
桑に含まれるデオキシノジリマイシンという成分にも同じような働きがあります。

② 口腔内を清潔にすることで脳梗塞が防げるのなら、副作用のある抗血小板薬もお役ご免になるかも知れませんね。

③ 血液中の全てのA型抗原を確実に取り除けなければ、実用化は難しいと思いますが。

④ あらゆる一流アスリートの腸内細菌を調べて応用すると、世界記録が次々に塗り替えられるかも知れません。


次は、体重関係の話題を5つ。

⑤ 寝室のテレビや照明をつけたまま寝る女性は、調査期間内に体重が5キロ以上増加する確率が17%高かったという報告。 メラトニンというホルモンが乱れて、体内時計や食事摂取に影響したのではと推測しています。

⑥ 地中海食に関しては様々な報告がありますね。

⑦ 腹囲の数値が最優先事項になっているメタボ健診のあり方に一石。

⑧ 糖尿病の新たな治療薬開発に繋がるといいですね。

⑨ 子供の肥満は、親の生活習慣や食育に対する関心度を反映していることがアンケートから見えてきました。


最後は、痛みに関する情報を2つ。
副作用の少ない鎮痛薬開発に繋がるといいですね。

⑩ 嗅覚を刺激して鎮痛効果が得られるとは驚きです。

⑪ TRPチャンネル ( → 参考 ) をコントロールするのが究極の痛み止め、と言われています。
しかし、なかなか臨床応用まで進んでいません。

先月のことですが次のような研究結果がニュースになっていました。

カレー粉に含まれるスパイスがPM2.5による炎症を抑える可能性

カレーカレーをよく食べる高齢者は呼吸機能が保たれるという報告に着目して行われた実験です。
ヒトの気道上皮細胞をディーゼル排気微粒子を混ぜた溶液に浸した後、カレーに使われる様々なスパイスを添加して培養し、炎症の際に増えるインターロイキン-6や細胞外活性酸素種の変化をみたというものです。
その結果、カレー粉、クローブやウコンの抽出物、コリアンダー、桂皮に炎症反応を抑える効果が確認できたとか。

そういう報告を聞くと、カレーを買いに走る人もいらっしゃるかも知れませんが、注意が必要です。
例えば、今回の研究は培養した気道上皮細胞にスパイスを直接添加しているのですが、実際にカレーとして食べた場合にスパイスの成分がどれだけ気道に到達するのか。
また、炎症の主体は気道上皮細胞ではなく、肺胞マクロファージという細胞ではないのか。
論文になっていないので詳細がわからないのですが、報道されている断片からもいろいろ突っ込みたくなる部分がありますし、何よりプレスリリースしたのがハウス食品なのは留意したい点。
カレーを売ってる食品メーカーだからダメ、ということはありませんが、研究デザインや結果などをつぶさに検討した上で、カレーを積極的に摂るべきかどうかを判断したいものです。


ココアついでに、バレンタインデーも近いので、ココアに関する情報も見てみましょう。
ココアを飲用するとナチュラルキラー細胞の活性が上がる、という報告がありますので森永製菓のホームページ ( HP ) を参照してみて下さい。( → こちら )
それを基に、チョコレート・ココア業界でインフルエンザの予防になるという宣伝がなされていたりします。
しかし、これもどうでしょうか。
的確に問題点を捉えている厚生労働省のコラムがありますので、そちらを読んでみてください。( → こちら )
紹介した森永製菓のHP、実はココアを飲むとインフルエンザの予防になるとは一言も書いてありません。
でも、多くの方は勘違いしてしまう巧みな内容になっています。

ただ、私は風邪で漢方薬を処方する時に、ココアに混ぜて飲むといいですよ、とお勧めすることがあります。
漢方薬の独特の味がマスクされて飲みやすくなるのです。( → 小児への漢方の飲ませ方に一工夫 )
もしかしたら、相乗効果があるかも知れないとちょっぴり期待をしている部分もあります。
 

くるみ〖 今月のつぶやきから 34 〗


月末にこのシリーズを書くにあたって、twitterでの自分のつぶやきを振り返ってみますが、今回ほど多様なつぶやきはあまりなかったのではないかな、と思います。
その中から 7つをピックアップしてまとめてみました。

アルツハイマー病や記憶に関する情報が 4つありました。
身近な食材に可能性がありそうですね。




次に、おなかに関する話題を 3つ。


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