鹿児島は11月上旬のおはら祭りが終わると寒くなり、3月上旬の鹿児島マラソンが終わると暖かくなってきます。
あちこちで春の巡りが感じ取れます。
ツイッター上で日々つぶやいている医療情報を、月末にピックアップしてブログにまとめておとどけしている「今月のつぶやきから」。
今回は、11個の情報を振り返ります。
最初は先月に引き続き、運動に関連した情報からです。
① 50代に入ってから衰えが目立ってくる筋力をいかに維持するか、大事です。
個人的には、ジョギング継続でよく眠れるようになりました。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 14, 2023
筋トレは高齢サルコペニア患者の睡眠の質を改善 https://t.co/JlMT7sU1WO
② ウォーキングにかける時間を増やせないのなら、途中に負荷の高い早歩きを混ぜるのが効果的です。
私は随分昔から患者さんにインターバル速歩を勧めてました。その効果について詳しく書かれています。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 20, 2023
中高年の生活習慣病を「劇的に改善」する「すごい歩き方」の「衝撃の6つの効果」https://t.co/qMb6XfNyUU
③ 遅筋と速筋のバランスを整えるといろんなメリットが得られる可能性がありそうです。
遅筋・速筋の組成比率は、運動パフォーマンスや疲労抵抗性や糖尿病の発症、遺伝性筋疾患の進行にも大きな影響。今回骨格筋の質を制御する主要因子の一つが解明。サルコペニアの予防やアスリートの筋力向上につながる可能性。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 27, 2023
https://t.co/qOtee884dh
次に、毛髪に関する話題を3つ。
④ 食毛症と呼ばれる疾患がありますが、毛髪は消化されませんし、胃の中で大きな塊になると手術で取るしかありません。
チェコは1人当たりのビール消費量世界一。とは言え・・。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 7, 2023
ビールジョッキ大の髪の塊、少女の胃から摘出 チェコ https://t.co/ZVAhKQfzIF
⑤ 先の食毛症と抜毛症を合わせてラプンツェル症候群と呼びますが、アルツハイマー型認知症に使う薬が有効であるという報告。
抜毛症や皮膚むしり症の6割にメマンチンが有効。興味深い報告です。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 10, 2023
抜毛症/皮膚むしり症に、アルツハイマー病治療薬・メマンチンは有効?臨床試験で検証 https://t.co/XNwPGBOAy6
⑥ カツラをかぶらずに活動した初めての作曲家、ベートーベンの毛髪が残っていたんですね。
B型肝炎にも罹患していたんですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 25, 2023
ベートーベンの死因は肝硬変? 毛髪でゲノム解析 https://t.co/YeXiwCOZnE
3番目は、糖尿病関する話題を2つ。
⑦ 消化器疾患も糖尿病も診ていますが、ピロリ菌除菌が1型糖尿病の転機を改善するとは思ってもみませんでした。
ピロリ菌除菌に1型糖尿病に対する意外な効果があるようです。 https://t.co/DB0vUdbdiF
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 21, 2023
⑧ カフェインの代謝には個人差があり、私も代謝が遅いタイプではないかと思っていますが、そうだとすると糖尿病のリスクが少ないようです。
高い血中カフェイン濃度が肥満と糖尿病のリスクを下げる:メンデルランダム化研究|EBIS世界の最新健康・栄養ニュース @khir0ta #note https://t.co/5FGWHLNgDd
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 22, 2023
最後に、個人的に興味のあった話題を3つお届けします。
⑨ DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多い人は新型コロナウイルス感染症で重症化しにくいようです。
欧米に比べ、東アジアで新型コロナの重症度が低い理由の一つなのかも知れません。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 8, 2023
オメガ3指数が高い人はCOVID-19の重症化率が低い|EBIS世界の最新健康・栄養ニュース @khir0ta #note https://t.co/fztMjhKZCE
⑩ 診断が難しいし、有効な治療法も確立していない好酸球性食道炎、ミルクを抜くと症状が緩和するとは。
有効な治療法に乏しい好酸球性食道炎ですが、こんな簡単な方法があったなんて。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 10, 2023
好酸球性食道炎にはミルクを止めるのが有効 https://t.co/Qw9QWdLQGn
⑪ 10年以上前にも減塩で心血管死が増えるという報告がありました。
食塩6.4g未満の食事療法を行っていた心不全患者は、それ以上の食事療法を行っていた人よりも、死亡率が80%高かったという報告。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) March 13, 2023
あくまで、心不全の方を対象とした研究報告です。 https://t.co/EoUSBFVUL5