SK【診察室のBGM 142】


昨年秋にリリースされたイギリスのジャズヴォーカリスト 
Stacey Kent のアルバム「I know I dream」にハマっています。
初めてのオーケストラとの共演で、それぞれの曲が美しいのも理由の一つです。
しかし何と言っても選曲の妙。
いきなりアントニオ・カルロス・ジョビンの曲が2曲続いたかと思えば、フランス語でセルジュ・ゲンズブールの曲。
そしてそれに続くのが、何と昨年ノーベル文学賞に輝いたカズオ・イシグロの歌詞による「Bullet Train」というオリジナル曲で、新幹線を題材にしています。
彼の作詞した曲はアルバムのラストも飾っており、最後までおいしいアルバムです。

診察室のBGMに選んだのはジョビンの隠れた名曲「Photograph」
何も申し上げる事のない素晴らしい出来栄えは、診察室で是非ご確認下さい。

下の YouTube映像は、ゲンズブールの「Les Amours Perdues」をストリングスをバックに軽やかに唄っている様子です。