野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
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ピロリ菌

cx64gquc.gif先月、記事にしたばかりでしたが、
8月23日、ヘリコバクター・ピロリの二次除菌療法としてメトロニダゾールを含めた三剤併用療法の保険適用が承認されました。


あくまでも、これまでの治療法で除菌がうまくいかなかった例に対してのみ使える次なる手段として認められたものです。
日本ではこれまでメトロニダゾールがトリコモナス症という病気にしか使われなかったため、この薬剤に対するピロリの耐性菌がかなり少ないようですので、除菌率の上昇が期待できます。

前の記事にも書いた通り、あとは除菌療法の適応拡大が課題となります。
この点については来年春の消化器病学会でもテーマとして取り上げられる予定です。


ayuzqq2s.gif先日参加した講演会で貴重な情報を得ることができました。
メトロニダゾールを用いたピロリ菌の二次除菌療法にこの秋にも保険が適用されそうだということです。

日本で2002年に認可された除菌療法は、特定の抗潰瘍薬に特定の抗生物質 2種類がキットになったもだけだったのです。除菌率は年々落ちてきていましたし、
除菌に失敗した時の選択肢が与えられていないといういびつな状態でした。
今年早々に別の抗潰瘍薬を組み合わすことがようやく認められ、診療の幅が広がったばかりでしたが、
二次除菌療法も正式に認められるとなるとこれは朗報です。

後は、ピロリ菌に感染していても潰瘍が無ければ治療対象とならないことが課題として残ります。
潰瘍の無い場合にもピロリ菌が除菌可能となれば、世界と同じレベルの医療ができることになります。


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