暑い日が続いているのに、新型コロナ感染症だけでなくインフルエンザの症例も衰えません。
学級閉鎖などもあちこちであるようですが、以前なら新聞に載るのが当たり前だったのに、それをやめてしまったので、新型コロナもインフルエンザもどの程度流行しているのか、一般の方に情報が伝わりませんよね。
今月、旧ツイッターでつぶやいた医療情報は、面白いものが多かったので絞り込むのに非常に苦労しました。
選びに選んだ11題をお届けします。
最初の3題から読み取れるのは、スムージーをストローで飲むと健康を損ねてしまう・・となってしまいますが。。
① 果物の種類によっては、スムージーにするとせっかくのポリフェノールが台無しになるようです。
ポリフェノールを褐変させる酵素を多く含むバナナやブルーベリーをスムージーにすると、体内で利用できるフラバノールの量が8割以上減。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 3, 2023
フルーツスムージーから最大限の健康上のメリットを得る https://t.co/3feN0J7lk3
② プラスチック製のストローが駆逐されようとしていますが、紙ストローにも課題があるようです。
紙ストローからPFAS (パーフルオロアルキル化合物、ポリフルオロアルキル化合物及びこれらの塩類) を検出。実際にどのような毒性があるかは未だはっきりした結果は出ていない物質のようですが。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 4, 2023
https://t.co/8nl47hzOyE
③ 果物はそのまま食べるに限ります。ジュースやスムージーは好ましくないということがわかると思います。
果物を食べる際は、皮や芯まで含めて果物全体を食べると、2型糖尿病のリスクを減らせる一方、フルーツジュースを毎日飲んでいる人は、2型糖尿病のリスクが逆に高い。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 10, 2023
「果物」は糖質が多い 糖尿病の人はどう食べたら良い? 「ドライフルーツ」なら大丈夫? https://t.co/L6vFw0BQ03
次は、口腔環境に関する話題を2つ。
④ 歯磨きで肺炎が予防できる可能性を示唆した報告です。
高齢者の口腔ケア、大事です。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 13, 2023
肺炎球菌ワクチン未接種の高齢者、歯みがき頻度が肺炎発症に関連-東京医歯大ほか https://t.co/yB8yNkrops
⑤ 歯周病が心血管系の疾患につながることが知られていましたが、そのメカニズムについて。
歯周病原細菌は心血管系組織にも感染することがわかってましたが、その分子メカニズムについて解明。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 26, 2023
歯周病菌がオートファジーを抑制し心血管に悪影響を及ぼすメカニズム解明-東京医歯大 https://t.co/AFoLbFvkIC
最後は個人的に興味のある話題を6つ。
⑥ 消化器系のがんに感染が絡んでいることがあるのですが、膵臓がんと真菌の間に関連があるというのは非常に興味深いです。
非常に興味深い報告です。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 7, 2023
膵臓がん予後と再発、腫瘍内の真菌マラセチア・グロボーサ量と関連-東京医歯大ほか https://t.co/ckGSMNae1D
⑦ スギヒラタケが例年より早く生育する時に腎機能が低下した人が食べると、急性脳症を起こして死亡する理由がわかっていなかったのですが、3種類の物質が絡んでいたという報告です。
スギヒラタケによる急性脳症の発症メカニズム、ついに解明。3種類の毒素が協調して働いていたんですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 8, 2023
スギヒラタケ食用後に急性脳症で17人死亡した事件、発症原因を解明-静岡大 https://t.co/H6fpitilJb
⑧ 幼児がキレる原因が、偏食による腸内細菌の乱れだったとは。
偏食があると腸内細菌のバランスが乱れて幼児の感情コントロールに影響。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 12, 2023
幼児期の「感情制御の困難さ」に炎症に関わる腸内細菌叢が関連の可能性-京大ほか https://t.co/8pnrcRIM2k
⑨ 直腸の手術の後の縫合不全は5%位の発生すると言われていますが、それを視覚的に捉える方法。
縫合不全の見える化。他の部位への応用も期待したいですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 15, 2023
直腸がん「術後縫合不全」低減に蛍光剤ICGを用いた血流評価が有用-札幌医科大ほか https://t.co/k63JfG3LOe
⑩ アルツハイマー型認知症の新たな治療薬候補として挙がったのが、筋肉から出るホルモン、イリシン。
イリシンは、運動をすると骨格筋から分泌されるホルモン。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 22, 2023
培養細胞レベルの実験でアミロイドβレベルが著しく低下。アルツハイマー型認知症の治療薬候補となりそうです。
運動誘発性ホルモン・イリシンがアミロイドβの蓄積を減少させる可能性 https://t.co/xsoujqNJMT
⑪ ニンニクによる口臭予防にヨーグルトが有用なのか、今度試してみたいと思います。
ヨーグルトだけで、臭いの原因となる生ニンニクの主な揮発性物質を99%削減。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 24, 2023
意外。
ヨーグルトはニンニクの臭いを消すのに効果的かもしれない https://t.co/Lxlacq9OqP