早いもので、明日1月17日で阪神淡路大震災から24年目を迎えます。


昨日は、JR六甲道駅の復旧工事を描いたドラマ「BRIDGE」が放送されました。
24年って中途半端だなと思っていたら、関西テレビ開局60周年を記念して作られたものだったようですが、なかなかの力作でした。

横倒しになった阪神高速や線路がぐにゃぐにゃに曲がった阪神電車の映像が強烈で、当時の資料として今でもよく利用されています。
JRも同様に六甲道駅を中心に甚大な被害を受け、東海道本線の住吉駅と灘駅の間の不通が長らく続きました。
六甲道駅周辺には私の出身校である神戸大学の学生が多く下宿しており、学生や教職員44名が犠牲になっています。

その六甲道駅を特殊な工法でわずか74日で復旧させた工事を軸に、震災に遭った人達の心情も織り交ぜ、当時の映像もふんだんに盛り込んだ内容のドラマに、震災当時の記憶を重ね、目頭を熱くしながら見入ってしまいました。
片瀬那奈が歌った劇中歌もいい曲でした。

4月1日に東海道本線と山陽新幹線の不通区間が全線開通したのはしっかり覚えています。
なぜなら、その日に鹿児島で友人の結婚式があったからです。
明石の病院での当直明け、姫路から博多へ新幹線で向かい、福岡からは飛行機で飛び、午後からの披露宴に何とか間に合いました。
不通となっていた山陽新幹線の新大阪と姫路の間は、4月1日から営業再開予定だとする報道がなされていたにも関わらず、JRは確定したものではなく当日にならないとわからない、として新神戸駅からのチケットを頑なに売ってくれませんでした。
そのため、確実に鹿児島に戻れる手段として姫路からの新幹線乗車となった次第。
そういう逸話、震災による生活への影響の一場面として残しておいてもいいかなと、今回ブログに書いてみました。


防災グッズ先日は、鹿児島でも震度4を記録した地震がありました。
プレート地震に特徴的な、ゆるやかなグルグルと回るような揺れでした。
事あるごとに口を酸っぱくして言っていますけど、備えましょう。
三日は自力で過ごせるだけの食糧やグッズは揃えておきましょう。