1ヶ月分の twitter への投稿を振り返り、いくつかの項目に絞ってまとめて月末にお届けしているシリーズ。
今月は医療関係以外のこともよくつぶやいたのではないかと思いますが、その中から9題をピックアップしました。
まず、薬に関して納得いかないこと、とでも言いましょうか。
① 約束処方というのは、年齢・性別の如何を問わず、診断付けたら全く同じ薬を出すというものです。
第3位オフロキサシンを投与する理由の中に
「病院で採用している薬の中で上気道炎・尿路感染症などに幅広く効果的であり約束処方としている」
上気道炎に抗菌薬‥。しかも約束処方と堂々と言ってのける医療が存在するという悲しい現実。 https://t.co/lPJu1fnwyC
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 4月 30
② クロピドグレルの先発品は成分の結晶の特許を持っているため、後発品は溶解度や安定性が異なる可能性がありそうです。
後発品の添付文書にはメーカーの裁量で事実を書かなくていいんだ。こんなことがまかり通っていてジェネリックを使えと言われても‥。 https://t.co/ze88bBO6w1
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 12
③ 高齢者ではNOACよりワルファリンが優る可能性がありそうです。
同じ論文でも、日経メディカルでは「NOACの消化管出血リスクはワルファリンと同等」と銘打っていた。http://t.co/Y820wAIu5S
でも普通は下のように捉えるべきだよね。 https://t.co/HU5B2PeSLi
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 20
④ ポリファーマシーに対する意識を高める必要がありそうです。
お薬手帳を見せてもらうと医師が何をしたいのか薬を十分理解しているのか訝しいものがある。筋の通った処方箋はシンプルで美しいもの。処方する医師も注意。‥薬、もらいすぎ注意 あちこち受診、計36種処方の例もhttp://t.co/J2aTC4NsXE
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 25
次に、漢方に絡む話題。
⑤ 厚朴に意外な作用がみつかりました。
厚朴は半夏厚朴湯や麻子仁丸など消化器系に作用する漢方薬に含まれてるイメージが強いのだが。‥厚朴のホオノキオールがマウスの心肥大を予防 http://t.co/A2tFgeJDXK
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 4月 29
⑥ グレリンが自律神経を調節して慢性炎症を抑えるようです。
胃から出る食欲を促すホルモンに新たな作用判明。グレリン分泌促す六君子湯の応用も拡がりそう。また胃全摘後では動脈硬化のケアなども今後大事になってくるのでは?‥「グレリン」に慢性炎症の抑制作用 http://t.co/rciMWt7ARZ
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 18
最後に俗っぽい話題です。
⑦ メトクロプラミドは吐き気が落ち着いたらすぐに中止すべきです。
服用していた胃薬が原因だったらしい。恐らくプリンペランだな。安易な長期処方が目立つ薬の一つ。短期間で切り上げないと。‥加藤茶、重病説は「パーキンソン症候群だった」と告白 http://t.co/OlLG7PNxQU
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 12
⑧ 動物の種類によって、睡眠時間が異なるのはなぜなのか、不思議ですよね。
羊の睡眠時間はわずか3時間。
その点からも羊に頼る理由は見出せないです。 https://t.co/sAFVKrm355
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 22
⑨ 生活環境と疾患の関わり、調べてみるといろいろ面白そうですね。
交通騒音が腹囲と関連するんですと。メタボの原因がそんなところにありましたか。 https://t.co/ECcQ8N8TyW
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 26