ツイッターが名称をXに、ツイートもポストと変えてしまいました。
多くのメディアなどでは、「X(旧ツイッター)」と書いているところが多いですが、改名した某宗教団体も「旧」統一◎◎という表記の方が一般名化しています。
耳に馴染んだ名称は簡単には浸透しないのでしょうね。
そんなわけで、ツイッターで集めた医療情報を月末にセレクトしてお届けしている当ブログのこのシリーズも「今月のつぶやきから」の名称のままで続けていきます。
今月は11題をピックアップしました。
まずは腸内細菌について3題です。
① イメージから抵抗感を示す人が多い昆虫食ですが、腸内細菌の変化も期待できるのならファンが増えるでしょうか。
昆虫のキチンは腸内細菌に有益 https://t.co/Yr2fX052EV
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 30, 2023
② 体内時計の狂いは腸内細菌にも影響を及ぼしてしまうようです。
睡眠時間と起床時間の中間点のタイミングのわずか90分異なると、腸内微生物叢の構成の違いが生じる。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 6, 2023
不規則な睡眠パターンと有害な腸内細菌との関連 https://t.co/v1pMe2GT6Y
③ 善玉菌が増える、という触れ込みの怪しい手法が多い中、注目すべき報告内容です。
理論的に有益な腸内細菌を増やす方法として注目ですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 22, 2023
ポリヒドロキシ酪酸で肥満者に少ない腸内細菌増加、肥満マウスで検証-東京工科大ほか https://t.co/ckF1ufRtW9
次は、脳関連の話題を3つです。
④ 乳児の脳の発達も手助けする母乳、まだまだ知られていない効果があるのでしょうね。
授乳開始から最初の数ヶ月間母乳に多く含まれるmyo-イノシトールが乳児の脳のシナプス接続に重要。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 13, 2023
母乳が脳を活性化するしくみ https://t.co/UqPbdIVTSz
⑤ 機能性ディスペプシアは医師によって捉え方が一定でないので、平準化に役立つ検査法ではないでしょうか。
これは興味深い報告です。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 15, 2023
機能性ディスペプシア患者は食事画像で脳活動亢進、診断に応用可能-川崎医科大ほかhttps://t.co/hwogb7vwsM
⑥ 呼吸のタイミングの取り方次第で、脳の秘めたパーワーを最大限に引き出せる可能性がありそうですね。
課題を取り組んでいる途中で息を吸うと、集中力・注意力を司る脳活動の低下とともに、記憶力が低下。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 2, 2023
記憶力の強化・低下に呼吸パターンが関与の可能性-兵庫医大ほか https://t.co/YFvuUdZUCd
次に肺の感染症に関連した情報を2つ。
⑦ 様々な生理活性を有する超硫黄が、肺の感染症や難治性の肺疾患の予防や治療に活用できそうだという報告。
「超硫黄」が、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス感染症のみならず、肺気腫・COPDや特発性肺線維症などの難治性肺疾患の制御因子・予防治療薬となる可能性。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 8, 2023
期待したいですね。https://t.co/OBxFUTnLMc
⑧ アブラナ科の植物が持つ秘めたパワー。
アブラナ科の野菜(ケール、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなど)に含まれる天然分子が、肺の健康なバリアを維持し感染症を緩和するという報告。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 20, 2023
野菜に含まれる分子が肺感染症の緩和に役立つ https://t.co/SXCVBJTV8F
最後は、個人的に興味がある物を3つ。
⑨ アンフィレギュリンやbFGFは、研究生活時代には守備範囲としていた分野の成長因子です。
アンフィレギュリンを用いて褥瘡が縮小したという報告。従来のbFGFによる治療では肉芽はできてもそれ以上が期待できませんでしたので、今後の研究に期待したいです。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 2, 2023
褥瘡の治療薬候補を同定、SOX2誘導の成長因子AREG-群馬大ほか - https://t.co/W2Hrc1OrF2
⑩ スマホ依存性は遺伝性が高そうです。
幼少時18か月~40か月の子どものスクリーンタイムの長さには、ASD・ADHDの遺伝的リスクが関連。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 22, 2023
子どものスクリーンタイム、ASD・ADHDの遺伝的リスクが関連の可能性-名大ほか https://t.co/o03CArJcH5
⑪ 人が大勢集まる閉鎖空間はインフルエンザや新型コロナなどのリスクだというのがよくわかる報告です。
特にアイスホッケーを誘致した都市ではインフルエンザによる10万人当たりの死亡者数が24.6%増加。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 23, 2023
感染症の流行期に大勢の人が集まる場所はやはり要注意ですね。
プロスポーツチームを誘致した都市でインフルエンザによる死亡者数が増加、ウェストバージニア大学研究報告 https://t.co/Km34T0Rhk6