野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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2月7日(金) 14時30分~16時00分は学校保健委員会のため休診です。



気管支喘息

 ◆ 診療所ライブラリー 161 ◆


隠れぜんそく風邪をひいた後に、いつまでも咳だけが続く…。
こういう方を診る機会は案外多いのですが、咳喘息という疾患の念頭において診察・治療を行ないます。
咳喘息であれば、風邪が長引いているわけではないので、一般の風邪薬は無効です。
気管支喘息に準じた治療薬を使えば、なかなか止まらなかった咳が落ち着いてくるのです。
風邪の後に限らず、特定の時間帯や特定の環境下で咳が出る場合は、咳喘息を疑う必要があります。

一般に「隠れ喘息」とも呼ばれている咳喘息を患っている方は意外と多く、今回紹介する本の著者は、日本人の3~4割ほどいるのではないかとさえ言っています。
この本は、著者の長年の豊富な経験に基づき、分かりやすい平易な文章で気管支喘息や咳喘息の一般的な症状、原因、治療法を解説してあるので、もしかしたら自分も咳喘息 ? という気づきがあるかも知れません。
慢性的に咳でお悩みの方は、一読をお勧めします。

さて、既に気管支喘息や咳喘息の診断を受けている方へのお願いです。
本書にもあるように、症状が軽くなると治療を中断してしまう方が結構いらっしゃいます。
鹿児島県は気管支喘息の患者さんが多い上、十分に治療を受けていないため、喘息死が多いことも統計上わかっています。
我々の努力が足りないのかも知れませんが、定期的な医療機関への受診を怠りないようにして下さいね。

まう〖 今月のつぶやきから 72 〗


収集した情報を半ば自分のメモ代わりにツイッターにてつぶやいています。
その中からいくつかピックアップして月末にまとめている
今月のつぶやきから」は今回で72回目。
丸々6年が経過したことになります。
今回は10題を選んでみました。


最初は、糖尿病治療薬について5題。

① 日本でも少しずつメトホルミンの使用量が増えているようですが、DPP-4阻害薬を第一選択薬として用いている理由は何なのでしょうね。

② DPP-4阻害薬の効果が出にくい人や副作用の出やすい人が次第に明らかになってきました。脂肪に関する食事指導は必要そうですね。

SGLT2阻害薬の中でカナグリフロジンはちょっと特徴がありますね。

④ いい薬とはいえ、メトホルミンはちゃんと服用してもらえないようで。

⑤ 予防で内服するのですか・・。


次は、気管支喘息に関するものを2題。

⑥ 妊娠中の過剰な糖分摂取に関してはいろんな報告があります。

⑦ 環境面から病気を減らす施策も必要のようです。


最後は、個人的に気になる情報を3題。 

⑧ 含嗽剤であっても一定量は嚥下してしまいます。人工甘味料が問題なのでしょうね。

ニューキノロンには特異的な副作用が多いですが、血管系への影響もあるようです。

⑩ 不特定対数の人が触るものは感染源になりうるということです。

りんご〖 今月のつぶやきから 25 〗


一ヶ月分のツイートをおさらいするこのシリーズも3年目に入ります。

今回はまずリツイートがかなり多かった2つを紹介します。
最初のものはあまり大した内容ではないのですが、大晦日からお正月にかけて反響があったもの。
次のものは以前ブログで話題にしたもので、インパクトがあったのでしょうが、どんなものにみんなが食らいついてくるか予想もできないのが twitterの面白いところです。




次に、自分で頭に残しておきたいつぶやきを4つ。
本当はこういったつぶやきをたくさんリツイートしていただきたいのですが。




先日も記事にしましたが、ポリオの不活化ワクチンの接種が始まっています。
予防接種の種類が増えて接種スケジュールが複雑になってきていますので気をつけたいところですが、便利そうな iPhone アプリを見つけました。
予防接種
いくつかあるようですが、評価が高いのが「予防接種スケジューラー」。
子供別に管理できますし、何より母子手帳にはないワクチンの詳細な解説が載っているのは優れもの。
不活化ポリオワクチンに早速対応しています。
予定を組んだり記録を残したりするのに重宝するのではないでしょうか。


アレルギーついでに他にも面白そうなアプリを紹介しておきますね。

商品バーコードから気になる食物アレルゲン成分がチェックできる「アレルギーチェッカー」。
子供の気管支喘息の記録を付けていくことができる「喘息ダイアリー」なんかも便利そうですね。
喘息
医療関係のアプリは圧倒的に iPhone アプリが数に勝りますけど、最近は Android 版も増えていて、
喘息ダイアリー以外は Android バージョンもありますね。
健康管理に役立つものが次々に登場してくるのは本当にありがたいことです。

8ogt7j2r.gif10万人あたり3.9人。
これは最近発表された2007年の鹿児島県における気管支喘息での死亡の割合を示しています。
2004年は5.6人でしたから 3割も改善している・・・と喜んではいられません。
というのもこの数字、2004年は都道府県順位で最下位、2007年でも46位なのです。
ちなみに2007年の 1位の県は1.2人ですから 3倍以上の開きがあります。

原因は様々なことが言われています。
元々南国は喘息の罹患率が高いとか、鹿児島は高齢の患者さんが多いからとか。
しかし喘息の患者さんが不十分な治療で発作をしっかりコントロールできていないのではないか、そういうことも考えられます。
万年下位を返上すべく、鹿児島の呼吸器科の医師たちを中心に鹿児島ぜんそくネットワークなるものを立ち上げ、医療連携などを通しての努力を行なっています。

喘息は吸入ステロイド薬による日々の予防が基本中の基本。
この吸入薬の使用率の低い県ほど喘息の死亡率が高いこともはっきりしています。
医師も頑張っていますので、治療を中断することなくしっかりコントロールしていきましょう。
喘息は放置すると死につながることのある怖い病気ですから。


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