● 薬の説明書のイラスト 297 ●


そもそも、サンタクロースが煙突から人の家に入り込むなんて無理な話です。
サンタクロースのモデルとなった聖ニクラウスが、貧しい姉妹の住む家を真夜中に訪ね、窓から金貨を投げ入れたら暖炉にぶら下がっていた靴下に入った、という言い伝えがそもそもの始まり。
ヨーロッパでは彼の亡くなった12月6日をサンタクロースの日としています。
その晩、子供たちが枕元にブーツを置いておき、お菓子が入っていたらおりこうさん、木の枝が入っていたら反省を、となるようです。

日本で煙突がある家なんかどこにあるのだろう ? 煙突なんか工場にしかないのに‥。
小学校3年生まで住んでいた家には「臭突」というものならありました。
汲み取り式のトイレの臭気を外に逃がすためのアイテムですが、使命感の強いサンタさんでもこんな場所から入ってもらうのは、さすがに申し訳ないです。
そんなことを思いながらも、枕元に置いてあるプレゼントに嬉々とした子供の頃でした。

12月後半の薬の説明書のイラストは煙突です



煙突