野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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甲状腺

 ◆ 診療所ライブラリー 165 ◆


ボクは甲状腺甲状腺疾患を抱える人は、30人に1人とも20人に1人とも言われています。
決して珍しくない甲状腺の病気について、絵本という形式をとってわかりやすく解説しているのが今回紹介する本です。

医学関連の本はたくさん出ていますが、いい本にはなかなか出会えません。
でもこの本は一押しです。

① 文章が平易であり、見開きで一項目が完結していること
② 横書きであること
③ 図版が多いこと

私が日頃からこの手の本に求めている条件が全てそろっているのです。
イラストは愛らしく、ページ毎に工夫を凝らした配色もなかなか見事です。

いつも下手くそな絵を描きながら甲状腺の検査データや各疾患の説明をしているのですが、この本のイラストを利用する方が患者さんによく理解してもらえそうに思います。

甲状腺疾患をお持ちの方々もお手元に置いておいて損のないオススメの一冊です。

甲状腺昨日のためしてガッテンのタイトルは「脚のむくみがサイン! 潜むホルモンの大乱調」でした。
私はこれを新聞のテレビ欄で見て、甲状腺機能低下症のことだな、とすぐにピンときました。

甲状腺疾患は20人から30人にひとりの割合で存在すると言われているのですが、医師の関心度はあまり高くなく、診断がつくのにかなり遠回りしてしまう場合もあります。
私は消化器系疾患を中心に研鑽を積んできました。
しかし、なぜか甲状腺を専門とする医師との関わりも多く、甲状腺疾患の患者さんも数多く診てきました。
なので、昨日のテレビを観てちょっと甲状腺が気になるな、という方 のご相談も歓迎いたします。

 ◆ 診療所ライブラリー 105 ◆


がんと患者の週刊誌で連載のコラムから抜粋し、物語仕立てでがんや放射能について分かりやすく解説した一冊です。
実際のがんの検診や治療に当たっての様々な問題点に言及しており、専門的な本とは違った知識が身につくものと思います。

私が興味を引いたのは、第5話の韓国で急増している甲状腺がんについての話。
2007年に甲状腺がんと診断された女性が2000年の7倍に跳ね上がったというのです。
甲状腺がんが増えたのではなく、がん検診がブームとなり早期に発見される人が増えただけという実情が語られています。
がんと名前がつくと心配してしまうのは当然でしょうが、甲状腺がんは危険度の低いものがほとんどなのです。
日本のがん検診の受診率はあまりにお粗末な低さなのですが、隣国のように検診ビジネスが進み過ぎるのもいかがなものかと思わせる内容です。

それぞれの話の終わりに有名人のがんとその治療について触れています。
放射線治療が専門の著者なので、放射線治療で臓器の機能が温存されることを強調しているものが多く、その中に菅原文太の膀胱がんについての記述もあります。
膀胱摘出を嫌い、著者の勧めで陽子線治療をしましたが、ご存知のように先日、肝転移が元で亡くなられました。
標準的な外科治療を受けるべきだったか、陽子線治療を受けて約7年をストーマを使わずに過ごせたことを良しとするか、その選択一つをとっても病気の治療は本当に難しいものなのです。

  → 専門書が伝えないがんと患者の物語

2011053010213017681.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 41 〗

ブログの左側のカラム、お知らせ欄でいつもお伝えしている「医療情報 Pick Up」で今月お届けしたのは下の一つだけに留まりました。

・中高年女性において/カルシウムサプリで/心筋梗塞・脳卒中等/心血管病変増加 ( BMJ 2010; 341: c3691.)
 

   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――


更新を怠っているわけではなく、一般の方に興味を持ってもらえそうな情報が今月少なかったため、と勝手に思い込んでいますが、一般の方がどこまで専門領域に関心があるのでしょうか。
いつもその判断に迷っております。
個人的には面白いなと思えるものがいくつかありましたので専門的になるのですが、紹介しておきます。

・アセトアミノフェンの長期連用で造血器腫瘍のリスクが倍に

・尿中ナトリウムが少ないと心血管死亡リスクが高い

・レボチロキシン用量が多い高齢者は骨折リスクが高い

小児やインフルエンザの解熱にアセトアミノフェンは他の非ステロイド性抗炎症薬 ( NSAIDs ) と比較して安全性の高いとされているのですが、白血病や悪性リンパ腫などの疾患においては他の NSAIDs にはみられない傾向があるようです。
他の二つの解説は省略いたしますが、いかがでしょうか ?
このような情報ならいくらでもキャッチしているのですが・・・。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  40

basedow.gif ◆ 診療所ライブラリー 37 ◆


先日、甲状腺のことをブログでネタにしましたが、その後もマスコミなどで取り上げられる機会が多くなっているようです。

さて今回紹介します本。
甲状腺治療の第一人者によってバセドウ病という一つの病気だけに絞って書かれており、病気そのものや治療に対する疑問や不安に非常に細かな部分まで Q&A 方式でわかりやすく答える形になっています。

また、医療関係者にも役立つ内容だと思います。
例えば甲状腺の触診。
患者さんと向き合って親指で触る方法と背後にまわって 親指以外の指で触る方法があるのですが、意外と後者の方法を知らない人も多いようです。
親指だけで触診するよりも甲状腺を触知しやすいのですが、しっかり解説してある教科書が少ないのも現状です。
これが図説してあり、医学生や研修医などにも参考となる本だと思います。

バセドウ病は甲状腺疾患の中でも最も診療する機会が多く、特に比較的若い女性に見られます。
私の経験上、13歳の方を受け持ったことがあります。
若くして病気になると健康に対して不安が強くなるのも尚更でしょう。
生半可な噂などに惑わされず、治療に当たり病気に対して正しい知識を持っていただくのも大事なことです。
外来で本の貸し出しを始めたのもそんな考えが端緒となっています。
当院のライブラリーを是非ご活用下さい。


( ライブラリ充実のために .. ご協力いただければありがたいです )  →バセドウ病 (専門医が答えるQ&A)

thyroid.gifある疾患がテレビで取り上げられたり、有名人が病気になったりするとすぐ話題になります。
最近では絢香のバセドウ病 (甲状腺機能亢進症) とハリセンボンの箕輪はるかの肺結核などが好例です。
私の子供もどういう病気なのかとすぐに尋ねてきます。

甲状腺疾患は実は非常に多い病気で、成人女性においては 20 ~ 30人にひとりの割合で存在するとされています。
病院というのは女性が圧倒的に多い職場ですが、私が以前勤めていた職員数がおよそ150人の病院では甲状腺疾患を有する人が 5人いました。
いずれも女性で、甲状腺機能亢進症が 2名、甲状腺機能低下症が 2名、残りは甲状腺の術後で薬を服用しているという内容でした。

その病院の院長やさらにそれ以前に私が勤務していた病院の院長も甲状腺疾患を専門にしていたこともあって、私も甲状腺の患者さんをかなり多く診てきております。
消化器系はもちろんですが、糖尿病も甲状腺疾患も積極的に診ておりますので、その分野の病気についてもご相談いただければと思います。

当院は鹿児島市武岡に開業して41年を迎えました。

一般的な内科診療のほかに、経鼻内視鏡や大腸内視鏡、超音波検査などを行い、消化器疾患の治療に強みを持った診療所です。
また、糖尿病や甲状腺疾患などの患者さんも多く来院されています。
処方薬は必要最小限に留め、漢方薬を効果的に活用した診療も行なっています。

診療のご案内003

なお、駐車スペースは6台分 ( うち1台分は軽専用 ) ありますのでご利用下さい。

武岡は、山を切り開いて造成された鹿児島市の新興住宅地の中で最も鹿児島中央駅に近く、江戸時代に島津の殿様が参勤交代に使った歴史ある薩摩街道の水上坂 (みっかんざか) の上に位置し、鹿児島のシンボル桜島を随所で望むことができます。
当院は鹿児島中央駅西口から約2.9km、鹿児島インターチェンジ田上ランプから約1.7kmの位置にあります。

診療のご案内用の地図

「武岡団地」バス停 徒歩3分
「武岡団地二丁目」バス停 徒歩2分
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2019年6月1日 更新

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