野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
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    休診   日曜・祝日・木曜午後
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ゴールデンウィーク中、5月2日 (午前のみ)、5月4日 (休日在宅医) は診療いたします。

胃の内視鏡検査前に薬を飲んではいけません ( 提示写真を更新しました )


経鼻内視鏡

花粉ずっと寒い日が続いており、例年なら2月の初めから飛散するスギ花粉も鳴りを潜めていました。
しかし、ここ数日は気温も緩み今日は日差しが暖かく感じられました。
まだ花粉は多くないようですが、そろそろ対策が必要でしょうね。
鹿児島では2015年以来、花粉が少ない傾向が続いています。
今年は昨年よりもやや少ない予報ですので、花粉症の方にはありがたい話ですね。

私も花粉症持ちなので、これまで試行錯誤してきた薬の使い方のノウハウを蓄積しております。
お困りの方は是非ご相談下さい。
また、花粉症の時期は経鼻内視鏡をやめておけ、と説明する医師がいるようです。
しかし、前処置に使用する血管収縮剤が、花粉症にはプラスに働き鼻の通りが良くなります。
ただ花粉症の症状がある期間は若干出血しやすい傾向にはある印象です。

花粉症の情報はこちらから。( → こちら )
21日以降は急に増える予報です。

本年2月より導入した内視鏡システムには、LCI ( Linked Color Imaging ) という特殊光色彩強調機能がついています。
2種類のレーザー光を用いて、赤色をより赤く、白っぽい色をより白くして、粘膜の色のわずかな違いを強調するものです。

経鼻内視鏡のLCI画像富士フイルムの内視鏡にはこの他にも FICEBLI と呼ばれる画像処理の仕組みがあり、これらを上手に活かすにはどうしたらいいか悩ましく感じていました。
しかし、先日聴いた講演会で、可視光ではなくこの LCI を普段の観察に使うのが有効ではないかという話を聞きました。

そこで早速 LCI を優先的に使ってみることに。
太めの血管などは、可視光とは違って紫色の成分が増えてくるのですが、赤い部分が強調されてくっきりと浮き上がるため、胃粘膜の変化が遠目からでも気付きやすいですね。
FICE や BLI、他社の NBI だと緑色や茶色の色調主体になるのに比べて、粘膜の自然な色合いに近いので違和感が少ない点も優れていると思います。

ただ、記録に残す場合は従来の可視光のものを優先しています。
患者さんを紹介する時など、どうしても通常の画像が必要な場面がありますので、LCIで大まかに観察して、気になるところを可視光と LCI の両方の画像を残すようにしています。
若干検査時間が延びますが、この点ご了承下さいね。



これまで経鼻内視鏡について当ブログで綴ってきた記事は以下の通りです。
ご参考までに。



   ■ 当院の経鼻内視鏡検査について
   ■ 自分で内視鏡をやってみました
   ■ 経鼻内視鏡、来たる
   ■ 経鼻内視鏡のメリット
   ■ 鼻から胃カメラde健康チェック
   ■ 経鼻内視鏡 1年
   ■ 当院の経鼻内視鏡 1年
   ■ 経鼻内視鏡はやっぱり楽
   ■ 経鼻内視鏡の合併症
   ■ 使ってみましたウーロン茶
   ■ 内視鏡医にウーロン茶ブーム
   ■ 扱い始めて2年
   ■ また自分で内視鏡をやっちゃいました
   ■ 新機種で検査始めました
   ■ 経鼻内視鏡、丸 3年
   ■ 経鼻内視鏡、扱い始めて丸 4年
   ■ 臓器ちゃん、のぞいてみました
   ■ 胃食道逆流症の検査には経鼻内視鏡
   ■ 逆流性食道炎の内視鏡写真
   ■ のど元で胃液が作られる !?
   ■ 口臭も、歯ぎしりも
   ■ 経鼻内視鏡を簡単にあきらめるの ?
   ■ 経鼻内視鏡を扱うようになって5年経ちました
   ■ 最新の経鼻内視鏡の美しい画質
   ■ 経鼻内視鏡を操って6年
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査 5周年
   ■ 当院の経鼻内視鏡、丸6年です
   ■ 経鼻内視鏡を扱って丸7年
   ■ ウーロン茶を飲んでもらっています
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査、丸8年となりました
   ■ 経鼻内視鏡、機種更新
   ■ ピロリ菌の検査・除菌には内視鏡検査が必須です
   ■ 経鼻内視鏡を導入して10年

当院に経鼻内視鏡を導入して早いもので丸10年が経過しました。
かつてのような話題性には欠けるかも知れません。
でも、それは経鼻内視鏡が市民権を得てごく当たり前の検査になったからだと思います。

現在使用している機種は3代目となります。
最初の機種に比べて、画質も操作性も何もかも随分進歩してきました。
特にレーザー光源を用いた特殊な画像処理は、消化管の表面構造の観察に大いに役立っています。

これまで当ブログで繰り返しアピールしてきましたが、経鼻内視鏡は経口に比べてとても楽に検査を受けていただけます。
おなかの調子やピロリ菌感染が気になるけど、内視鏡を受けるのはちょっと抵抗があるという方、経鼻内視鏡による検査を是非お勧めします。

鼻


これまで当ブログで綴ってきた経鼻内視鏡に関する記事は以下の通りです。



   ■ 当院の経鼻内視鏡検査について 
   ■ 自分で内視鏡をやってみました 
   ■ 経鼻内視鏡、来たる 
   ■ 経鼻内視鏡のメリット
   ■ 鼻から胃カメラde健康チェック 
   ■ 経鼻内視鏡 1年 
   ■ 当院の経鼻内視鏡 1年 
   ■ 経鼻内視鏡はやっぱり楽 
   ■ 経鼻内視鏡の合併症 
   ■ 使ってみましたウーロン茶 
   ■ 内視鏡医にウーロン茶ブーム
   ■ 扱い始めて2年
   ■ また自分で内視鏡をやっちゃいました 
   ■ 新機種で検査始めました
   ■ 経鼻内視鏡、丸 3年
   ■ 経鼻内視鏡、扱い始めて丸 4年
   ■ 臓器ちゃん、のぞいてみました 
   ■ 胃食道逆流症の検査には経鼻内視鏡 
   ■ 逆流性食道炎の内視鏡写真 
   ■ のど元で胃液が作られる !? 
   ■ 口臭も、歯ぎしりも
   ■ 経鼻内視鏡を簡単にあきらめるの ?
   ■ 経鼻内視鏡を扱うようになって5年経ちました
   ■ 最新の経鼻内視鏡の美しい画質
   ■ 経鼻内視鏡を操って6年
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査 5周年
   ■ 当院の経鼻内視鏡、丸6年です
   ■ 経鼻内視鏡を扱って丸7年
   ■ ウーロン茶を飲んでもらっています
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査、丸8年となりました
   ■ 経鼻内視鏡、機種更新
   ■ ピロリ菌の検査・除菌には内視鏡検査が必須です
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胃の内視鏡検査をするにあたってよく受ける質問の一つに「胃カメラの前にいつものお薬は飲んだ方がいいのでしょうか ? 」というのがあります。
答えはNO
なのですが、検査の紹介元の先生が「血圧の薬だけは飲んでいきなさい」などと指示されるケースもあって困ってしまう場合があります。
なぜ困ってしまうのか、これから説明したいと思います。

 溶けた薬が観察の邪魔に。そして吸引される運命に


薬の付着した胃壁 ヘマチン提示した胃の出口付近を撮った写真をご覧ください。
若干黄色みを帯びた白いものが胃の壁にべったりと付着しているのがわかると思います。
これは検査前に服用してしまった薬が、胃の中で溶けたものなんです。
胃の壁の様子をつぶさに観察する妨げになっています。
粘液や食べカスが付いている場合は、内視鏡の先端から水を吹きかけて洗い流し、そして吸引して胃壁をきれいにします。
でも、薬を吸い取ってしまえば、その日は薬の効果を十分に得られないことは容易に想像つくと思います。
私は、病変の見落としを懸念しつつも、できるだけ吸引しないように心がけています。
しかし「きれいな写真を撮れ」と教育されていて、これが薬だと気づかない内視鏡医は徹底して除去してしまうのです。

 判断に迷う胃粘膜の変化が


そして、もう一つ問題があります。
白っぽい付着物の他に、小さな赤黒い斑点が散らばっていますよね。
これは、ヘマチンと呼ばれているもので、胃の表面からじわりと血が滲んだもの。
血液は胃液と反応すると黒っぽく変化します。
ヘマチンがあると胃炎と診断することになります。
これが元々存在していたのか、空腹の胃の壁に薬が張り付いた結果として生じたものなのか、判断するのは極めて困難です。
後者ならば様子をみていれば問題ないと思うのですが、胃炎と診断されてしまい、必要のない胃薬を受け取る羽目になるケースも実際にあるのです。


例えば、昔の降圧薬などは1日2~3回服用する必要があり、薬を切らすとすぐに血圧が上がってしまうこともありました。
今は1日1回の服用でも長時間にわたり作用するものが多いので、朝飲む時間が多少ずれても血圧のコントロールが極端に乱れることはありません。
それよりも、せっかく飲んだ薬が観察の邪魔になって、吸引されて、胃炎の診断を受けてしまって‥、となる方が厄介じゃありませんか。

 ウーロン茶は是非飲んで


検査の前に水分を摂るのはOKです。
検査中に吸引してしまえばいいのですから。
ご高齢の方では、暑い時期に検査時間がお昼近くと遅い場合などで脱水が懸念されますので、むしろ飲む方が無難です。
水分を摂るにあたっては、胃の壁に付着する粘液を落として観察を容易にしてくれるウーロン茶をお勧めしています ( → 参考 ) が、いつもの内服薬は飲まないようにして下さいね。

HPヘリコバクター・ピロリ ( 以下 ピロリ菌 ) の検査や除菌について、お問い合わせをいただくことがあります。
今回は、ピロリ菌の検査法と除菌の際の注意点について述べてみたいと思います。

検査法には

血液による抗体検査
尿による抗体検査
便による抗原検査
④ 検査薬を服用して前後の呼気を比較する尿素呼気試験
⑤ 生検組織を用いる迅速ウレアーゼテスト
⑥ 生検組織を病理医に顕微鏡でチェックしてもらう鏡検法 
⑦ 生検組織を使って培養する方法

などがあります。

① ~ ④ の方法は内視鏡を用いることなく感染の有無を確認することができます。
ピロリ菌がいるとわかった場合、除菌療法を行なうことになりますが、除菌をするにあたっては次のようなルールがあります。
ピロリ菌の感染診断および除菌治療の対象は『内視鏡検査によってヘリコバクターピロリ胃炎の確定診断がなされた患者』と決められているのです。
ですから、内視鏡はしたくないけどとりあえずピロリ菌に感染しているか簡単な方法で知りたい、というご要望にお応えすることはできません。
人間ドックなどで、採血だけでピロリ菌が陽性であったと来院される方もいらっしゃるのですが、そういう場合でも、内視鏡検査が必須であるということを十分理解していただきたいと思います。


当院では、経口よりも楽に受けていただける経鼻内視鏡を積極的に行なっています。
現在用いているフジの製品は柔らかく先端の径が均一なので、鼻にとてもやさしい内視鏡です。
他社製のものを使ったことがありますが、硬いため鼻の奥の痛みを訴える方が多く、不均一な径のため鼻の粘膜をガリガリこすって出血させやすいです。
私自身は他社製のものでは絶対に検査を受けたくありません。

これまでの経験を駆使して、苦痛をできるだけ起こさせない内視鏡操作も心がけております。
ピロリ菌のことが気になる方は、是非当院の経鼻内視鏡をご利用下さい。

Lasereo10日より、最新の経鼻内視鏡による検査を始めています。
これまで使っていた機種は2008年末に鹿児島で2番目に導入したというのが自慢でした。
しかし、その後経鼻内視鏡の進化は目覚ましいものがあり、性能的に見劣りするのも早かったです。

今回導入した内視鏡はこれまでのものと比べて、省エネ長寿命のレーザー光源・画質や画角の向上・観察を容易にする独自の画像処理・鉗子口径の拡大などのアドバンテージがあります。

世界的に活躍する俳優が人間ドックで早期の胃がんを発見したというニュースが最近ありましたが、楽に受けていただける経鼻内視鏡で是非検査を受けてみて下さい。


   ■ 当院の経鼻内視鏡検査について 
   ■ 自分で内視鏡をやってみました 
   ■ 経鼻内視鏡、来たる 
   ■ 経鼻内視鏡のメリット
   ■ 鼻から胃カメラde健康チェック 
   ■ 経鼻内視鏡 1年 
   ■ 当院の経鼻内視鏡 1年 
   ■ 経鼻内視鏡はやっぱり楽 
   ■ 経鼻内視鏡の合併症 
   ■ 使ってみましたウーロン茶 
   ■ 内視鏡医にウーロン茶ブーム
   ■ 扱い始めて2年
   ■ また自分で内視鏡をやっちゃいました 
   ■ 新機種で検査始めました
   ■ 経鼻内視鏡、丸 3年
   ■ 経鼻内視鏡、扱い始めて丸 4年
   ■ 臓器ちゃん、のぞいてみました 
   ■ 胃食道逆流症の検査には経鼻内視鏡 
   ■ 逆流性食道炎の内視鏡写真 
   ■ のど元で胃液が作られる !? 
   ■ 口臭も、歯ぎしりも
   ■ 経鼻内視鏡を簡単にあきらめるの ?
   ■ 経鼻内視鏡を扱うようになって5年経ちました
   ■ 最新の経鼻内視鏡の美しい画質
   ■ 経鼻内視鏡を操って6年
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査 5周年
   ■ 当院の経鼻内視鏡、丸6年です
   ■ 経鼻内視鏡を扱って丸7年
   ■ ウーロン茶を飲んでもらっています
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査、丸8年となりました

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内視鏡当院の内視鏡などの検査は曜日の制限を設けさせてもらっておりましたが、来年1月より全ての曜日で検査が可能となります。

木曜日の午後は休診のため大腸内視鏡検査もお休みとなりますが、他院ではあまりやっていない土曜の午後も大腸内視鏡に対応しておりますので是非ご活用下さい。

詳しくは「野口内科 診療のご案内」にてご確認下さい。




 

内視鏡当院で経鼻内視鏡による検査を始めてから丸8年が経ちました。

この間、様々な工夫を加えてきています。
前処置はスティック2回法を原則としていますが、検査を既に経験された方に対しては1回省略するようなりました。
スティックの出し入れは結構不快感を伴うものなので改良した次第ですが、特に麻酔の効果が落ちた印象もありません。

また、医療関係者の間でさえいまだに誤解されている部分もあります。
例えば、花粉症の時期には経鼻はやめておけ、という医師がいたりします。
検査前に鼻の粘膜を収縮させる薬剤を噴霧しますので鼻の通りはむしろ良くなります。
ただ花粉症の症状があるときは若干出血しやすい傾向がありますけどね。

もはや珍しい検査法ではなくなった経鼻内視鏡、当院にてお試しを。


参考までに、これまで当ブログで書いた経鼻内視鏡に関する記事は以下の通りです。



   ■ 当院の経鼻内視鏡検査について 
   ■ 自分で内視鏡をやってみました 
   ■ 経鼻内視鏡、来たる 
   ■ 経鼻内視鏡のメリット
   ■ 鼻から胃カメラde健康チェック 
   ■ 経鼻内視鏡 1年 
   ■ 当院の経鼻内視鏡 1年 
   ■ 経鼻内視鏡はやっぱり楽 
   ■ 経鼻内視鏡の合併症 
   ■ 使ってみましたウーロン茶 
   ■ 内視鏡医にウーロン茶ブーム
   ■ 扱い始めて2年
   ■ また自分で内視鏡をやっちゃいました 
   ■ 新機種で検査始めました
   ■ 経鼻内視鏡、丸 3年
   ■ 経鼻内視鏡、扱い始めて丸 4年
   ■ 臓器ちゃん、のぞいてみました 
   ■ 胃食道逆流症の検査には経鼻内視鏡 
   ■ 逆流性食道炎の内視鏡写真 
   ■ のど元で胃液が作られる !? 
   ■ 口臭も、歯ぎしりも
   ■ 経鼻内視鏡を簡単にあきらめるの ?
   ■ 経鼻内視鏡を扱うようになって5年経ちました
   ■ 最新の経鼻内視鏡の美しい画質
   ■ 経鼻内視鏡を操って6年
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査 5周年
   ■ 当院の経鼻内視鏡、丸6年です
   ■ 経鼻内視鏡を扱って丸7年
   ■ ウーロン茶を飲んでもらっています
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内視鏡検査にウーロン茶を導入して早くも6年が経過しました。
ウーロン茶を使う最大の目的は、大腸内視鏡の際にレンズの汚れを取りやすくすることにあります。
このことは以前ブログで紹介しています。( → 使ってみましたウーロン茶 )

ウーロン茶ウーロン茶の応用はさらに広がっていて、胃の内視鏡検査の際にも使うようになりましたし、最近は検査を受ける方に検査前にあらかじめ飲んでもらうように勧めています。
内視鏡で観察するにあたって厄介になるのが、胃粘膜の壁にくっついている粘液。
胃の表面をつぶさに調べるため、この粘液を取り除かなくてはなりません。
粘液を除去するために、水を注入して粘液を飛ばす作業が加わると、その分検査に時間がかかってしまいます。
ところがウーロン茶を飲んでいただくと粘液の付着がほとんど見られなくなり、観察がとても容易になるのです。

内視鏡検査を覚えたての頃は、前日21時以降は絶飲食、と検査を受ける方には説明していました。
しかし、近年は高齢者の方を検査する機会も格段に増えてきており、夏場に検査を行なう場合は脱水なども考慮して水分摂取はOKとしていました。
食べ物でなく、水であれば吸引すれば済むことです。
水がウーロン茶に替わっても全く問題ありません。
問題がないどころか、胃の壁がきれいになってくれるのですから大助かりです。
ただし、茶葉から淹れて飲むと細かな葉っぱが胃の壁にくっついてかえって厄介なので、ペットボトルのウーロン茶にしてくださいね。

内視鏡検査楽に受けられる経鼻内視鏡、土曜日でも可能な大腸内視鏡などでご好評をいただいております当院の各種検査。
曜日によって受けていただけない日がありご不便をおかけしておりますが、4月より水曜日の胃内視鏡・大腸内視鏡・超音波検査が可能となりますのでお知らせ致します。


 ● 胃内視鏡        月・水・木・金及び第1, 3, 4土曜日 の午前
 ● 大腸内視鏡       月・水・金・土 の午後
 ● 超音波検査 (
腹部)  月・水・木・金及び第1, 3, 4土曜日 の午前
 ● 超音波検査 (
甲状腺) 月・水・木・金及び第1, 3, 4土曜日 の午前・(午後)


となります。

消化管の不調のある時は、ためらうよりもまず検査。
当院の検査をご活用下さい。


当院で経鼻内視鏡による検査を始めてから丸7年が経ちました。
それを機にちょっとしたデータをご紹介します。

♦♦♦♦♦
 
昨年11月から今年10月までの 1年間、当院で実施した経鼻内視鏡のうち、右の鼻から挿入した症例がぴったり80%でした。
これは、意識して右鼻からの挿入を心がけている結果なのです。
なぜ、右鼻からの挿入にこだわっているのか、理由を説明してみたいと思います。

耳管経鼻内視鏡の検査後に、まれにめまいを起こすことがあります。
前処置で使う麻酔薬が、中耳と鼻をつなぐ
耳管に入り込んでしまうのが原因とされています。
上部内視鏡検査は左の耳が下になる
左側臥位という体位で行なうため、当然左の耳管に薬剤が流れ込む可能性が大きくなります。
検査が終わって内視鏡を引き抜く際に、内視鏡のシャフトに付着した消化液などを鼻の方へ引っ張り込んでしまいますが、左鼻から挿入した場合、左の耳管開口部 (
耳管咽頭口 ; 図の青い丸印の部分 ) に内視鏡が近接する結果、泡だらけになっているのがしばしば観察されます。
もちろん、消化液だけではなく余分な麻酔薬もくっつけちゃうでしょうね。
どこまで効果があるかわからないのですが、右鼻からの挿入でできるだけそういう可能性を低く抑えようと考えているわけです。
幸いなことに、当院では検査後にめまいを起こされた方はこれまで一人もいません。

ちなみに、同じ期間で経鼻からの挿入ができなかったのは約1.6%でした。
経鼻内視鏡を始めた頃に比べると、随分少なくなってきています。

♦♦♦♦♦
 
ご参考までに、これまで当ブログでとりあげた経鼻内視鏡に関する記事は以下の通りです。
今日ものある方は、是非読んでみて下さいね。



   ■ 当院の経鼻内視鏡検査について 
   ■ 自分で内視鏡をやってみました 
   ■ 経鼻内視鏡、来たる 
   ■ 経鼻内視鏡のメリット
   ■ 鼻から胃カメラde健康チェック 
   ■ 経鼻内視鏡 1年 
   ■ 当院の経鼻内視鏡 1年 
   ■ 経鼻内視鏡はやっぱり楽 
   ■ 経鼻内視鏡の合併症 
   ■ 使ってみましたウーロン茶 
   ■ 内視鏡医にウーロン茶ブーム
   ■ 扱い始めて2年
   ■ また自分で内視鏡をやっちゃいました 
   ■ 新機種で検査始めました
   ■ 経鼻内視鏡、丸 3年
   ■ 経鼻内視鏡、扱い始めて丸 4年
   ■ 臓器ちゃん、のぞいてみました 
   ■ 胃食道逆流症の検査には経鼻内視鏡 
   ■ 逆流性食道炎の内視鏡写真 
   ■ のど元で胃液が作られる !? 
   ■ 口臭も、歯ぎしりも
   ■ 経鼻内視鏡を簡単にあきらめるの ?
   ■ 経鼻内視鏡を扱うようになって5年経ちました
   ■ 最新の経鼻内視鏡の美しい画質
   ■ 経鼻内視鏡を操って6年
   ■ 当院の経鼻内視鏡検査 5周年
   ■ 当院の経鼻内視鏡、丸6年です
   ■ 経鼻内視鏡を扱って丸7年
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2006年の6月に初めて経鼻内視鏡による検査を始めました。
早いもので丸7年が経過しました。

経鼻経口に比べ楽な検査であるという認知度は高くなってきており、本年2月からヘリコバクターピロリ感染胃炎に対する除菌の際には内視鏡検査が必須となり、経鼻内視鏡の出番がますます増えてきています。
ところが「経鼻内視鏡は画質が悪いそうだから勧めない」とか「除菌療法は副作用が多いそうだからやめておけ」 といった驚くような言葉で患者さんを惑わしている専門外の医者がいると聞いてびっくりしています。
餅は餅屋です。
疑問に思うことがあればお答えいたしますのでご遠慮なく。

さて、これまで検査の前処置は最も丁寧とされるスティック2回法を採用してきました。
しかし、リドカインビスカスによるむせ込みが多いことが課題でした。
一方、リドカインスプレーを噴霧する方法では鼻の奥の麻酔が不確実で内視鏡挿入時に痛みを訴える方がスティック法より多い印象です。
そこで今年に入ってから、スティック法の利点を損なわずリドカインビスカスを用いない前処置を工夫して実施しています。
皆様に行なう前に自分の鼻で試して、むせは少なくなっていることを実感しております。
今まで以上に楽に検査を受けていただけると思いますので、是非経鼻内視鏡で胃の健康具合をチェックしてみてください。


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経鼻土曜日は上部消化管内視鏡及び超音波検査が可能な日が限られておりご迷惑をおかけしております。

しかし、この 4月からは第四土曜日も検査可能に。

先月からピロリ菌除菌の対象が拡大して、検査を希望される方も増えてきております。
平日は仕事でなかなか内視鏡を受けられないというケースも多いようですが、当院の土曜日の検査も活用してみてください。

検査が可能なのは 第一・第三・第四 土曜日 となります。

 → 野口内科 診療のご案内 

ピロリピロリ菌が感染していても、潰瘍など特定の疾患がなければ除菌ができないという制限がありましたが、22日から胃炎であっても除菌可能となりました。
当たり前のことがようやく堂々とできるようになったわけです。( → 胃炎でもピロリ除菌、間もなく )

注意点があります。
除菌するにあたっての条件として「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること」という文言があるのです。
つまり、内視鏡検査が必須となります。
最近はネットでピロリ菌診断キットが手に入るようですが、 これで陽性に出たから除菌してくれと来院されてもダメということです。
検査は苦痛の少ない経鼻内視鏡、それも鼻に優しい富士フイルム製をお勧めします。
当院はもちろん
富士フイルム製
ブログでも何度も取り上げているのはご承知かと思います。

除菌の対象となる人が格段に増えるのに、問題がいくつか残されています。
まず、保険で認められているのが一次と二次の除菌法しかないこと。
二次除菌までに除菌がうまくいかなかった場合どうするのか。
また、ペニシリン等に対するアレルギーで、認められている除菌手段が使えない場合はどうするのか。
これらが解決できていません。

そして、除菌判定です。
ガイドラインでは「除菌終了後、4週間以降経過」してから判定を受けるよう推奨していますが、これが曲者。
除菌が不成功でも、数が減っていたり coccoid form と言って菌が丸まって休眠状態になったりすることで、検査に引っかからずに消えましたよと判定されてしまうケースがあるのです。
数が増えたり菌が再活動したりしする頃に判定を受けると白黒はっきりするわけですが、これが4週では短いだろうというのが大方の消化器医の意見。
私は最低12週開けて判定しております。
別施設で 8週ほど開けて判定したケースで、陰性と出たのに後になってやっぱりこれは除菌できていないぞという症例をちらほらみます。
このガイドライン、見直した方がいいと思います。
ましてや自分で手に入れた診断キットで自己判定なんて絶対にしないで下さいね。 

腹痛今年に入ってピロリ菌を数年前に除菌したにも関わらず、胃潰瘍が再発した例が続きました。
いずれも近親者に不幸が続いたり、緊急入院になったりということが契機になっています。
消化性潰瘍発生の最も大きな要因はピロリ菌であることは間違いありませんが、ストレスもやはり無視できないなと思った次第。

報道によると、来月にはピロリ菌陽性の胃炎についても除菌の保険適用がなされるようです。
除菌療法が広く普及すれば、将来日本人の胃がんが激減するのは間違いありません。 
ピロリ菌の存在を明らかにした論文が出て今年でちょうど30年。
次の30年で胃の疾患の様相も大きく変わることでしょう。

実際に保険適用が認められたら、また改めて話題に取り上げてみたいと思います。

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