野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
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纐纈歩美

田中菜緒子【診察室のBGM 159】


前回は、中洲ジャズに出演予定の米澤美玖について触れました。
今回紹介する
 田中菜緒子 は、今年で3回目を迎える鹿児島ジャズフェスティバルに出演する予定のジャズピアニストです。

2017年にリリースされたアルバム
「I Fall In Love Too Easily」は、ジャズスタンダードばかり10曲を収録。

彼女は、大学まではクラシックをやっていたようですが、卒業後にジャズに転向。
今回のアルバムのライナーノーツの中で本人が次のようなことを書いています。

『スタンダードを演奏することはとても大事なことだと思っている。基本を重んじ、自分のカラーを出す。私はそんなスタイルが好きだ。』

曲の解釈は多様だけれども、基本的に譜面通りに演奏するクラシックとは違った魅力をジャズに見出したのでしょうね。

曲をカバーする際の姿勢について、とても感銘を受けた言葉があります。
Fried PrideShihoがツイッター上でつぶやいた言葉です。

『カバーする際「その人」の真似をするなんてもってのほか。まず唄い回しも全部捨てること。なんなら譜割りも変える。…というのが私のカバーにおいての絶対条件。エッセンスを元歌から頂くのはアリ。だって同じように歌うなら「その人」より圧倒的にうまくなければ「その人」の方がいいに決まっている。』




アルバムタイトル曲の「I Fall In Love Too Easily」。は、纐纈歩美を紹介した際にも取り上げた曲ですが、
映画「錨をあげて」の中でフランク・シナトラが唄うちょっと物憂げなバラード。
私のiPodの中には、青紀ひかりKaren SouzaJessica Williamsのバージョンも入っています。( なぜか女性ばかり )
それぞれのアーティストによる曲の解釈、それを聴き比べるのも面白いものです。
また、その場限りのパフォーマンスを享受できるライブを堪能するのも幸せこの上ないですね。


2011040908493124819.gif【診察室のBGM 60】


乗客の退屈しのぎに、と車内に「難読名字」をクイズにして掲げているタクシー会社が鹿児島にあります。
最近乗ったことがありますが、その時一番目に出題されていたのが「纐纈」でした。
「あー、これは『こうけつ』ですね」と即座に答えられたのは彼女の存在を知っていたから。

昨年、ほぼ同時期にCDをリリースした10代の天才少女寺久保エレナの影にやや隠れがちですが、 纐纈歩美 のサックスははや円熟の境に入ったような美しい音色を奏でます。
サックスは大好きな楽器なのですが、診察室のBGMとして選択できるものは意外と少ないのものです。
でも彼女の作品なら違和感なく使えてしまいます。

ファーストアルバム「Struttin’」の中の曲「I Fall In Love Too Easily」
映画「錨をあげて」の中でフランク・シナトラが歌うちょっと物憂げなバラードで、多くのジャズミュージシャンが演奏してきました。
彼女のサックスも過去の名演に負けず劣らず、最初の10秒聴いただけでたちまち引き込まれてしまいます。
( → こちらで少し視聴できます )

今月末には早くもセカンドアルバムがリリースされます。
どんな作品に仕上がっているのか今からとても楽しみです。


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