野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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         午後 14:30〜18:30
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    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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老いにくいのか ◆ 診療所ライブラリー 73 ◆ 


運動をする、あるいは身体活動を高めることで脳に新しいニューロンが増える。
特に海馬という部分でニューロンが増えれば記憶や感情等にも好影響が出る。

そう説くのがこの本ですが、認知症の解説や地中海ダイエットの脳への効果まで幅広く言及していて、日常の過ごし方がいかに自分自身の将来に関わってくるかが理解していただけるのではないでしょうか。

動物という生命の基本は消化管で、消化管が効率良く食べ物を摂取するために中枢神経を発達させた、と私は考えています。
中枢神経の一端が膨れて脳となり、そこから嗅脳や眼球が作られてきたり運動機能が備わってきたりしたのも、全ては食べ物を追い求め生命を維持するためだとすると、何の苦労をすることもなく食にありつける今の日本の生活環境はどうでしょう。
食べ物を探し求めることもなく身体活動が低下すれば統合司令部である脳が衰えるのは当然だと思います。
脳を老いさせたくないのであれば、運動することで刺激を与え続けることはとても大事なことなのです。

快適な環境や習慣がもたらす弊害をしっかり認識して普段の身体活動を盛んにしていただくきっかけに、是非この本を一読して下さい。
 
 → なぜ、歩くと脳は老いにくいのか

脳から ◆ 診療所ライブラリー 70 ◆ 


動物とはそもそも「動く消化管」であり、これが効率良く食べ物にありつけるようにするため脳や目・鼻といった感覚器などを次第に発達させてきたと私は考えています。
その脳が進化しすぎてしまい、生命を維持するのに足りる以上に食欲をコントロールして過食となっているのが我々人間の今のありようです。

この人間だけに備わった「第二の食欲」を
脳科学的に解説し、これまで流行っては廃れてきたダイエット法にもその観点からの意味付けを行い、どうやったら本当に痩せることができるかのヒントを提供してくれているのがこの本です。
いくつかのダイエット法については頭ごなしには否定せず科学的な意味付けをしてくれていますが、要は己を律してバランスよく過剰に摂り過ぎないのが何より大事であることがこの本を読んでいただければわかると思います。
長寿の人にその秘訣を聞くと、好き嫌いなく腹八分目に、という答えが上位に来るそうです。
好きなだけおいしいものを際限なく求めて短命でいるより、節制を心がける方が結局は長く食の楽しみを堪能できるわけです。

面白いなと思ったのは香りの効用です。
最も原始的な感覚とされる嗅覚は様々な反応の引きがねとなりますが、グレープフルーツやキンモクセイの香りにダイエット効果があるということ。
いい香りも活用しながら楽しい食生活が送れるといいですね。

 → ヒトは脳から太る

lwnxcvvw.gif ◆ 診療所ライブラリー 32 ◆


ある楽器を習い始めました。
思うように指が動かないことにもどかしさを覚えながら、年齢という壁を言い訳にしたりしてました。
しかし練習を積み重ねるとともに多少は上達の兆しが見えてくるものです。

この本の中に「音楽家の脳はどうなっている ?」という項目があります。
その部分を読んでちょっぴり安堵しました。
楽器を始める年齢に左右されるけれど、大人でも繰り返し練習することが大事であること。

この本では、最新の脳の科学に基づいて脳内のメカニズムをわかりやすく解説しつつ、脳を上手に鍛えながら人生をよりよく過ごしていくための様々なヒントが散りばめられていてとても勉強になります。
月曜日に頭が働かない理由もわかりますよ。

演奏家は指が器用に動いても手のひらがやや鈍感なんだとか。
はたまた、イメージトレーニングというのも技能向上に重要であるとか。
なるほどなあと読みつつ、脳の老化を防ぐためにも楽器を続けていこうと意志を強くしたのでありました。


( ライブラリ充実のために .. ご協力いただければありがたいです )  → なぜ月曜日は、頭が働かないのか―心が、脳を「変える」

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