野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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ネクタイ〖 今月のつぶやきから 79 〗


連日のようにとんでもない暑い日が続いていますし、風変わりな進路をとる台風12号の影響で天気が不安定です。
熱中症対策はもちろんですが、災害への備えもしっかり整えておきたいですね。


さて、twitter 上でお届けしている医療関係の情報を月末にいくつかピックアップしておさらいするこのシリーズ。
今回は、まず食べ物に絡んだ話題を3題。

ニザチジンに唾液分泌促進作用があることは、先日書きました ( → ニザチジン、唾液も出すし胃腸も動かす ) 。
ドライマウスに悩む人が十分に満足の得られる薬がない現状の中、柑橘類の皮の成分が有望であるという情報です。

味噌に血圧を下げる作用やインスリン抵抗性を改善する作用があることは以前にも報告されています ( → 身近な食材を摂取して睡眠をよくとれば怖いものなし !?体にいい食材とそうでない食材を見定める参考に ) 。
塩分が多い食材とされる味噌汁ですが、ワカメ入りの味噌汁などは生活習慣病にはいいのではないでしょうか。
新しい知見に応じて、食事指導のあり方も変えていかなくてはならないと思います。
③ 最近、新しい便秘薬が次々に出てきていますが、薬価が高いのがネック。
しかし、マンゴーと比べたら安価です。


次に、カルシウム拮抗薬と呼ばれる血圧の薬が、他の疾患に応用できそうだという話2題。

④ 最近のパーキンソン病の薬は高価な物が多いので、既存薬が効くのならありがたい話です。

⑤ 主に抗不整脈薬として使うベラパミルですが、インスリン分泌を担う膵臓のβ細胞を保護する役割があるようです。
但し、1型糖尿病の発症の時点から使う必要があります。


次に、夏の厄介者、の情報を2題。

⑥ 面白い視点での研究報告で、中間所得層の住環境が影響しているのではと推測しています。

⑦ いくら殺虫剤を散布しても、いくらたたきつぶしても蚊を撲滅しようなんて無理。
でもこれは有望な方法に思えます。


最後は、私が興味を持った3題です。

⑧ 運転中の喫煙までは考慮できていないようですが、目を離したり片手運転になったりするのが影響するのでしょうか。

⑨ 私もそうですが、世の中の多くの夫は妻の作る料理に依存しています。
夫の健康は妻次第、ということでしょうか。

⑩ 女性では靴のヒールの高さが問題になることがありますが、男性ではネクタイが健康に影響を及ぼしている可能性がありそうですね。
ファッションとどう両立させていけばいいでしょうか。

 ◆ 診療所ライブラリー 134 ◆


なぜかは鹿児島ではそろそろに悩まされる時期に入ります。
知らぬ間に近寄ってきて血を吸うだけならまだしも、その後に痒さといったらたまりません。
日本ではまあそれだけの存在ですけど、世界的にみるとマラリアデング熱など様々な疾患の運び屋としてとても厄介な存在です。( 日本でも日本脳炎やイヌのフィラリア症は問題ですけどね。)

そんな蚊について、生態から科学的に解明された最先端の知見までを網羅してあるのが今回紹介する「なぜ蚊は人を襲うのか」です。
著者の文章能力が長けているので、図版がわずか1つしかなく難しい内容も含まれるのに、一気に読み進めることが出来ます。
遺伝子レベルでの細かい研究がなされていることや、蚊を減らすための様々な試みが行われていることなどに驚きます。
また、歴史上の人物や文学と蚊の関わりなどにも言及しており、著者の幅広い知識には感心しきりです。

私が普段から興味のを持っている温度を関知するセンサー、TRPチャンネルは蚊にもあるようです。
蚊は二酸化炭素・におい・温度の3つを手がかりに標的を探し出すようですが、ワサビの成分がその温度センサーであるTRPA1を麻痺させてしまうようですね。
ワサビが効くなら、ショウガやシナモン、マスタード、ニンニク等もいけるはずです。
今度庭にでる時はいろいろ試してみたいと思います。

 ● 薬の説明書のイラスト 194 ●


西アフリカを中心としたエボラ出血熱のニュースが毎日のように流れていると思っていたら、日本ではデング熱発生のニュースが続いています。
蚊が媒介する感染症はいくつか知られていますが、蚊を根絶するのは不可能に近いのでとても厄介です。

そんなこともあって、今回の薬の説明書のイラストは
にしてみました。
鹿児島でとりあえず注意しなくてはならないのは日本脳炎。
これにはワクチンがありますから、対象年齢の方は必ず受けて下さいね。
また、平成7年から18年にかけて生まれた方は予防接種が十分でない可能性がありますので、母子手帳などで確認しましょう。


蚊

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