健康を維持するのに役立つとしていつの間にか広まったスムージー。
でも、問題点もあって、決して褒められたものではないのです。
スムージーでは食物線維を効率的にたくさん摂取できると流布されていますが、以前から指摘されていたのは、野菜や果物をミキサーにかけるため食物線維がずたずたになってしまうデメリットです。
食物線維は、消化管内での食べ物の移動速度や小腸での栄養吸収を遅くする作用があるとされています。
血糖の上昇を穏やかにするという食物線維の大事な役割がミキサーで粉砕されることで損なわれてしまい、食後の血糖の急上昇をきたしやすいのです。
( 参考 ) 「果物はヘルシー」というイメージは大間違い…「朝食にスムージー」が科学的に危険といえるワケ
最近、ポリフェノールオキシダーゼ ( PPO ) に着目した報告がありました。
PPOは、バナナを剥いたりリンゴを切ったりした後に表面が褐色に変わる際に作用する酵素として知られています。
PPOの活性が高いバナナと活性の低いミックスベリーのスムージーを作って飲んで、ポリフェノールの一種フラバノールの血中濃度を比較したところ、前者では後者よりも84%低かったというものです。
スムージーにすると、PPOが細胞外に逸脱して活性化してしまい、せっかくのポリフェノールを台無しにしてしまっている可能性を示唆するものになります。
( 参考 ) フルーツスムージーから最大限の健康上のメリットを得る
野菜も果物も、ジュースやスムージーにするのではなく、そのままの形で摂取することを心がけてみましょう。
でも、問題点もあって、決して褒められたものではないのです。
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スムージーでは食物線維を効率的にたくさん摂取できると流布されていますが、以前から指摘されていたのは、野菜や果物をミキサーにかけるため食物線維がずたずたになってしまうデメリットです。
食物線維は、消化管内での食べ物の移動速度や小腸での栄養吸収を遅くする作用があるとされています。
血糖の上昇を穏やかにするという食物線維の大事な役割がミキサーで粉砕されることで損なわれてしまい、食後の血糖の急上昇をきたしやすいのです。
( 参考 ) 「果物はヘルシー」というイメージは大間違い…「朝食にスムージー」が科学的に危険といえるワケ
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最近、ポリフェノールオキシダーゼ ( PPO ) に着目した報告がありました。
PPOは、バナナを剥いたりリンゴを切ったりした後に表面が褐色に変わる際に作用する酵素として知られています。
PPOの活性が高いバナナと活性の低いミックスベリーのスムージーを作って飲んで、ポリフェノールの一種フラバノールの血中濃度を比較したところ、前者では後者よりも84%低かったというものです。
スムージーにすると、PPOが細胞外に逸脱して活性化してしまい、せっかくのポリフェノールを台無しにしてしまっている可能性を示唆するものになります。
( 参考 ) フルーツスムージーから最大限の健康上のメリットを得る
野菜も果物も、ジュースやスムージーにするのではなく、そのままの形で摂取することを心がけてみましょう。