野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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Advancia

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当院で経鼻内視鏡を導入して丸 3年が経過しました。
私にとって上部消化管の検査を経鼻で行なうことはごく普通のことになってしまい、経鼻内視鏡についてブログの記事を書くのは意外や今年初めてです。

この 3年で様変わりしたな、と感じるのは患者さんと会話を交わしながら検査を進めていくのが当たり前になったことです。
昨年末より使っている「Advancia」とい機種では画面をフリーズできるようになり、サブモニターに静止画面を映してその場で細かく説明することで患者さんも自分の体の中で起こっていることに対する理解度が俄然違ってきました。
たまに鎮静剤を使って経口内視鏡をするとほとんど無言のままでの検査に何か物足りなさを感じてしまいます。
施設によっては市販のゴーグル型のモニターを患者さんに装着してもらっている所もあるようですが、面白いアイデアだと思います。

中には鼻の奥が狭くて、どうしても経鼻内視鏡が入らない方がいらっしゃいます。
一般に言われているように男性よりも女性に、高齢者よりも若い人に、そして小顔の人に入りにくいケースが多い傾向にあります。
残念ながら鼻から挿入できなかった人には「若くて小顔ということです」と慰めております。

大病院では導入に消極的なところもまだ多いと聞きます。
いくつかのデメリットもありますが、スクリーニング目的には楽に受けていただける経鼻内視鏡は今後ますます普及し確固たる地位を築いていくものと思われます。

syuw3awq.gif当診療所の内視鏡が新しくなり、18日の検査より使い始めました。

フジノンがこの秋に発売した「Advancia」というシステムです。
これを導入したのは当院が鹿児島県で一番最初になるそうです。
九州内でもまだ 3, 4件目位ではないかとの話です。

最大の特徴は画像処理機能が標準で搭載され、シャッターひとつで標準画像と処理画像の同時記録が可能ということ。
それから助かるのは画面のフリーズができるようになったことです。
経鼻内視鏡の検査の際、受けられている方にサブモニターで説明をする上で従来の機種ではフリーズできなかったのが難点でしたが、これで解決。

新機能を検査の際に最大限に活用して、皆様の健康管理に役立てていきたいと考えています。


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