〖 今月のつぶやきから 91 〗


高校生のアイデア平年に比べると10日、昨年との比較では15日も遅れた今年の九州南部の梅雨明け。
明けてみると、蒸し暑い日が続いています。
夏バテしないよう、しっかりと対策して下さいね。

今月は、事情があってツイッターでのつぶやきが十分にできませんでした。
少ない中からピックアップして、今月は9題の医療情報を振り返ってみます。


最初は腸関連の情報を4つです。

① 昨年の西日本豪雨のボランティア活動を通して、避難所で便秘に悩む人が多いことを知り、高校生が食物繊維の多い保存食を開発したというのは本当に素晴らしいことです。

② おならの音とにおいを消すパンツの開発に取り組む高校生の話。
実用化につながるかどうか、とても楽しみです。

③ 腹部膨満感の一因として、塩分が絡んでいるとは予想だにしませんでした。

④ カルシウム拮抗薬と呼ばれるタイプの降圧薬は、平滑筋を緩める働きがあります。
この作用が大腸憩室の成因に絡んでいるのかも知れませんね。


次は、メタボに絡んだ情報を3つ。

⑤ メタボリックシンドロームの診断に腹囲測定は必須ですが、首の周囲径を測るのはより簡便です。
もっと多くのサンプル数で検討してほしいですね。

⑥ 働き方改革が、メタボの減少につながるといいですね。

⑦ 朝食を摂らない人に肥満の人や血糖コントロールの悪い人が多いのは、経験上感じています。


最後に認知症に絡んだ話題を2つ。

⑧ 過活動膀胱に対する薬のうち、抗コリン作用を有するものは口の渇きや便秘などの副作用が目立ち、肝心の夜間頻尿などには微々たる効果しかありません。
長期に継続する人が少ない治療薬です。

⑨ 効率的な足の運び方を知らずに、むやみに歩幅を広げようとすると故障の原因になることがあります。
ウォーキングに慣れてきてから、少しずつ強度を強めていって下さいね。