野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
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JDDW

  ○○ 学会レポート2018 その2 ○○


スーツどういうわけか、学会に参加する時はスーツ姿になることが定番です。

留学経験のある先輩方からは、海外の学会では家族連れでラフな格好なしてる人が多い、と聞いたことがあります。
実際、私が出席したことのある海外の学会では、スーツを着用している人はそれほど多くありませんでした。

今回参加したJDDWでは、昔に比べて非スーツ系が随分増えてきている印象でした。
随分、と言ってもまだまだ数は少ないのですが、ジーンズ姿の人もちらほら。
決して非難しているわけではなく、むしろいい傾向だと考えています。

演題発表で張りつめた心持ちでいる人は別として、学会はもう少しお祭り気分で楽しめた方がいいと思うのです。
一般の方も無料で聴ける公開講座や子連れでも楽しめるイベントなどがあっていいのではないでしょうか。
今回は、開催期間が連休に重なっていたので子供も連れて行きました。
我が子は企業ブースで飲み物や記念品をもらってご満悦の様子でしたが、子供が医療を体験できるコーナーなどがあってもいいように思いました。

また、JDDWを国際的なイベントにしようと、スライドの英文化は義務づけているのに、発表自体は日本語ですし、International Poster Session が開かれるのは大会2日目だけ。
20回大会のドナルド・キーン氏による記念講演は英語でしたが、そういう企画ももう少し増やしていいのではないかと思います。
無料託児所が設けられるなど、小さなお子様を持つ女性も参加・発表しやすい環境も整ってきているのはいいことですね。


そう言っている私が学会に参加する時は、スーツ姿になります。
普段の診察室では、ケーシータイプの白衣かスクラブ。
自宅から診療所まで歩いて10分とかからないので、普段着で通い、すぐに着替えてしまいます。
せっかく持っているスーツを着るチャンスが滅多にないのです。
天日干しのつもりでクローゼットから取り出し、ネクタイの締め方を忘れないためにもこういう機会を逃さないようにと着用するのです。

でも、地元で学会が開かれる時は、診察時間の合間を縫ってノーネクタイで気軽に参加しようと思っています。


これまでの「学会レポート」は、最新のトピックスや興味ある演題などを取り上げていましたが、今回は全く趣向を変えてお届けいたしました。




  ○○ 学会レポート2018 その1 ○○


消化器に関連するいくつかの学会がまとまって学術集会を開く、日本消化器関連学会週間 ( JDDW ) も今年で26回目を迎えました。

プレゼンテーション久しぶりの参加で一つ気になった点があります。
米国や欧州の DDW のような国際的なイベントにしようという一環で、2014年から演題発表の際のスライドについて、英語表記が義務づけられるようになったのですが‥。

パワーポイント等でプレゼン資料を作成する際に、わかりやすさや見やすさが求められます。
でも、医学系の学会や講演会で示されるスライドは、実験結果や検査画像などの多くの情報を一枚に詰め込み過ぎていたり、配色のテクニックが稚拙で視認性・可読性に欠けていたりするものが多いです。
それでも、年を追うごとに自分のスライド作りに大いに参考になるシンプルで美しい物も増えてきています。
しかし、今回の学会で聴講した際の英文スライドに感心できるものは一つもありませんでした。
あまりにも冗長な英文が多く、ビジー過ぎて美しさの片鱗もありません。
示したい情報を英語にするのに必死なのでしょうか、わかりやすさや見やすさへの配慮が全く後手に回っています

自分の成果を多くの人に示す貴重な機会に、印象に残らないようなスライドを羅列し、制限時間に囃し立てられるような早口で発表されても、聴く方は退屈なだけです。
臨床や研究で時間がないのは十分にわかりますが、スライド作りにもしっかりと時間をかけて欲しいものです。

私が初めて学会で発表した時は、スライドはシンプルになるように心がけ、色使いや文字の大きさ等にも腐心しました。
しかし、研究室のボスが、発表原稿の文章をそのままスライドに詰め込むようにと指示してきたのです。
かなり抵抗したのですが、結局私が折れて指示通りのごちゃごちゃしたスライドで発表しました。
随分昔なので、リバーサルフィルムをスライドマウントにはさみ込むやつで、今でも手元にあるのですが、そのスライドだけは絶対に見たくありません。
自分の思いとは全くかけ離れてしまったスライドを見ると、その時の悔しさが込み上げてくるからです。


JDDWには現在5つの学会が参加していて、年々参加人数が増えているからでしょうか、開催できる都市が限られてきています。
2011年以降は、東京・神戸・福岡以外で開かれたことはなく、しかも今年から2021年まで4年続けて神戸開催が続きます。
個人的には、20年過ごして勝手知ったる神戸で開かれることは嬉しいですが、ややいびつな気もします。


  ○○ 学会レポート2012 その1 ○○


ddw消化器病に関連した学会を効率良くまとめてやっちゃいましょう、と米国の Digestive Disease Week ( DDW ) を参考に DDW japan が始まったのは1993年のこと。
のちに JDDW と変え、参加する学会が多少入れ替りながらも20回目を迎えたのが今年でした。

参加する人数が半端ではないため、開催できる都市が限られてしまいます。
これまで神戸開催が最も多く、今回が7回目でした。
他は横浜が4回、京都・福岡が各2回、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島が各1回です。
私は神戸に住んでいたこともあり、神戸開催分については皆勤です。

1回目の頃を思い起こすと、会費は事前登録で25000円、当日30000円だったと思います。
しかし徐々に下がってきて今は15000円。
最初は運営がどうなるか不透明な部分もあったのでしょうが、随分ぼったくられていた気がします。

演題発表には事前にスライドを作成して持ち込むスタイルで、忘れると大変なので共同演者にもう一組持っておいてもらうということをしてましたが、今はパワーポイントの時代であるのも大きな変化ですね。

最初の頃は、あまりの人数の多さに昼食を摂るのが大変でしたが、現在はランチョンセミナーなるものがあってお弁当を食べながら講演を聞くスタイルが定着しました。
これも最初は早い者勝ちだったのですが、改善されてチケット制になり、並ぶ苦労もほとんどなくなりました。

そんなことを思い起こしながら参加した今回の学会、興味を持った発表をいくつか紹介していこうと思います。

学会01神戸で開催されている日本消化器関連学会週間 ( JDDW ) に10日より参加しています。
今年で JDDW は20回目を迎える節目の年。
手探りで始まった第1回もやはり神戸で開かれたことを昨日のことのように思い出します。
学会費用が当時より1万円安くなったのはうれしいことです。

さて、20回を記念して予定されていた山中伸弥教授の講演はさすがにキャンセルとなりちょっと残念でした。

今回はパソコンを持参せずスマホからの投稿。
入力が大変なので鹿児島に帰ってから学会のレポートを詳しく書くつもりです。 

217年ぶりに福岡で開催された、日本消化器関連学会週間 ( JDDW ) に行ってきました。
20日から23日までの4日間の開催ですが、今回は都合により初日のみ参加。
私自身2007年の学会に4日間フルに出席して以来となりました。

私が研究生活をしていた時代はピロリ菌の演題が花盛りでしたし、前回の福岡での開催の時はダブルバルーン内視鏡やカプセル内視鏡の登場で小腸の内視鏡検査の黎明期でしたけれど、現在の消化器の分野には目玉となるトピックスに乏しいことは否めません。
事実、魅力のあるプログラムがあまりなく、それがフル参加に二の足を踏んだ理由です。
それに、2004年度から始まった新臨床研修制度は医療崩壊の引き金になったとされますが、大学に残る医師が少なくなり大学院生も集まらずに研究分野にもかなりの支障が出ているようです。
そのせいなのか、演題の質がかなり低下しているような気がします。
この程度の内容で演題として取り上げられるんですか・・というものが散見されました。

それでも勉強になったものがいくつかありましたので時間のある時に紹介していきます。

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