野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して43年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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● 新型コロナワクチンの予約は終了しました

37.5℃以上の発熱で診察をご希望の方は、電話で予約が必要となります。→ ● 発熱外来



予防接種インフルエンザワクチンについてのお知らせです。

前回もお伝えした通り、本年はワクチンの生産が遅れており、入荷も少しずつの状態が続いています。

これまでは予約していただければ接種可能でしたが、予約数に応じたワクチンの入手がやや困難となってきました。
今月末には入荷が見込めますが、どのくらいの量が入ってくるかはまだはっきりしません。

このため、11月末までの間、インフルエンザワクチンの予約に制限をかけさせていただく可能性がありますのでご了承ください。
入荷数が確定しましたら、通常通りの予約が再開できると思いますので、接種希望の方はしばらくお待ちください。


( 11月27日 追記  一定数のワクチン入荷のめどが立ちましたので、現時点で予約の制限は行っておりません )

 ◆ 診療所ライブラリー 187 ◆


いつでも君のそばにいる今回紹介する本は、理屈抜きにすごい葉っぱの切り絵の作品集。
ページをめくるたびに、精緻を極めた作品に驚くばかりです。

ADHDだという作者が、自身の集中力やこだわりを前向きに生かすために取り組み始めたそうで、ネット上で作品を発表していくうちに大きな反響を呼び、この本を発刊するに至ったようです。

ADHDって病気でもないし、障害でもない、その人の個性です。
その個性を遺憾なく発揮できる場面と巡り合うことができれば、人類の未来さえ変える力になることもあります。

表紙を飾っている作品を拡大しておきます。( クリックで更に拡大 )
興味のある方は、是非本を手に取ってみてください。

いつでも拡大

今年の11月18日から24日は「世界抗菌薬啓発週間」です。

抗菌薬 ( 抗生物質 ) の不適切な使用により薬に耐性を持つ細菌が増える一方で、新規の抗菌薬開発は進んでおらず、感染症治療を難しくしていることが世界的に問題になっています。

風邪を引いた場合を例にします。
徐々に改善傾向にあるものの、いまだに「風邪をひいたら医療機関で抗菌薬をもらう」という誤った認識の方が多く、「患者が求めるから抗菌薬を処方する」といった医師も多いです。
風邪の原因のほとんどはウイルスですから、抗菌薬を服用する意味はないのです。

正しい知識を持ち、そういう場面を減らしていこうということで、厚生労働省は11月を「薬剤耐性対策推進月間」と定めて啓発を行っています。
今年は、はたらく細胞のキャラクターを使ったポスターですね。( クリックで拡大 )

薬剤耐性


私は風邪に抗菌薬は出しません。
このことは5年前に当ブログで書いています。( → 「風邪に構成物質を処方しなくなって久しくなります」)
風邪は抗菌薬がなくてもちゃんと治りますよ。
 
ちなみに、今月は抗菌薬を処方したのは2例のみ。
いずれも尿路系の感染で 、尿の検査をした上で処方いたししました。

 ● 薬の説明書のイラスト 363 ●


鹿児島の地元資本の回転寿司には、市場からの直送で地元で捕れた天然物の旬のネタを提供してくれるところがあります。
そういう事情なので、利用するのはできるだけ平日にしてネタの鮮度も堪能しています。
全国チェーンの回転寿司店も鹿児島で増えてきましたが、そこへ行く理由は全く見出せません。

当院の近くには、自信を持ってお勧めできるお寿司屋さんもありますしね。

11月22日は回転寿司の日ということで11月後半の薬の説明書のイラストは回転寿司です。


回転寿司

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種の具体的な話も伝わってくるようになりました。

当院スタッフは5月中に2回の接種を終え、おおよそ6ヶ月が経過しています。
接種後約3週間の抗体価を調べてこのブログで報告しています ( → こちら ) が、今回は半年経ってどのように変化したかを調べてみました。

前回同様、富士レビオのSARS-COV 2 IgG S 試薬を用いています。
結果を下の表にまとめてみました。

抗体価02


抗体価の単位は ( AU / mL ) 。
「抗体価 1」は前回の接種3週間後、「抗体価 6」は今回の接種後6ヶ月の数値です。

軒並み数値は下がっており、最初に比べて5.7 ~ 26.4%に落ちています。
他の施設でも半年後には85 ~ 90%低下していたという報告が多いので、我々のデータもほぼ一致しているのではないかと思います。

体の免疫はこの抗体 ( 液性免疫 ) が全てではなく、細胞性免疫という仕組みもあり、両者が働いて感染や重症化を防ぎます。
数値として捉えやすい液性免疫のみを調べているに過ぎず、数値が低下したことを悲観する必要はないと考えます。

ま、3回目の接種もあるということなので、その後の経過もみていこうと思います。

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