多くのミュージシャンがカバーして、それがやがてスタンダードと化していく。
そういった曲は日本ではなかなかお目にかかれませんけど、なぜなんでしょう。
フランク・シナトラや MilesDavis が取り上げた「It Never Entered My Mind」は、元々ブロードウェイミュージカルの中の一曲。
ミディアムテンポだったものを有名ミュージシャンが美しいバラードとして世に広めました。
マイルスはミュートを付けたトランペットで、切なく沁みる麗しい演奏を披露してくれています。
そして、当時のクインテットの一員レッド・ガーランドの奏でるピアノのアルペジオがとても印象的。
ウッドベースもドラムのブラシも曲の魅力を見事に引き出しています。
さて、収録されているアルバムは「WORKIN'」。
このレコードジャケットの写真は適当に撮ったものなのか、わざと狙ったものなのか。
しばし眺めてしまうスナップです。