◆ 診療所ライブラリー 84 ◆


眼の話特定の臓器の疾患について書かれている本はたくさんありますが、今回紹介する本は疾患はもちろんなのですが、様々なこぼれ話が満載で読み物としても楽しめる本です。
目と眼の違い、眼の手術の歴史、小説の中に出てくる白内障手術の記述、
むやみに眼帯をするのは日本人だけなどなど、飽きることなく最後まで読めてしまいます。
外来の待ち時間を利用して、是非手に取ってみてください。

さて、市販の風邪薬は緑内障を悪化させる成分が含まれていて、そのことにもこの本の中で触れられています。
病院で処方される総合感冒薬も緑内障には禁忌なのですが、
一般の医師もあまり気を配らずに処方するケースを多々見受けます。
ネットでの薬販売解禁に向けての話が進んでいますし、風邪薬くらいコンビニで買えれば助かる、なんて声も聞きます。
でも、風邪薬ほど副作用が多い薬はありません。
私はかなり慎重に処方するようにしていますし、自分自身では服用することはありません。
そのようなものが簡単に手に入るようになるなんてとんでもない話だと思うのですが。

 →  眼の話 (メディカルサイエンスシリーズ)