zwao5bei.gif生け垣や庭木にイヌマキを利用している家を鹿児島では多く見かけます。

そんなイヌマキに幼虫が寄生する蛾、キオビエダシャクの姿を初めて見たのは 3年前のことでした。
黒地に黄橙のラインが目立つ羽を不器用にばたつかせて飛び回る見慣れぬ彼らを最初は蝶だとばかり思っていました。今年も武岡でたくさんの姿を見かけます。

元々九州本土にはいなかったようなのですが、温暖化の影響か生息域を徐々に北へ広げているようです。気候さえ問題なければ食うものには困らないでしょうから、これからどんどん増えていくことでしょう。

厄介者ですが、体幹から前翅にかけてのターコイズブルーは日光に反射すると美しく輝いてとても綺麗です。
ようやくその姿を収めた写真は曇りの夕方だったのが残念です。
エダシャクの仲間はそこらへんの壁におとなしくへばりついて同化している地味な蛾が多いようですが、
こいつは派手な上にじっとしてません。もっといい写真が撮れたら入れ替えておきます。