al-jarreau【診察室のBGM 92】


12月はいつものように診察室のBGMをクリスマスソングに衣替えをしております。
普段のリラクゼーションを目的とした選曲では、どうしても男性ヴォーカルは敬遠しがちとなってしまうので、クリスマスソングでは意識して男性物を多く選んでいます。

今回紹介するのは 
Al Jarreau が2008年にリリースしたその名もずばり「Christmas」
もちろん、クリスマスソングばかりのアルバムですが、線が太くて伸びのあるヴォーカルも十分に堪能できるだけでなく、様々な楽器を駆使したアレンジも聴き所です。
その中の1曲
「White Christmas」ビング・クロスビーが唄ったクリスマスソングの定番中の定番ですが、これがなかなか素晴らしい。
まず、温もりを感じるクラリネットに始まり、ストリングスが絡み、気がつけばいつの間にかドラムが加わって・・・。
ハモニカのような音色のシンセサイザーとアル・ジャロウ得意のスキャットが絡むところなどは、そこだけ聴くと原曲は何だったかわからなくなってますが、とにかく聴き惚れっぱなしです。

この曲の歌詞は、元々温暖なロスの人が銀世界のクリスマスに憧れる内容だったそうですが、今年の冬はカリフォルニアも寒波に襲われ、サンフランシスコでは凍死者も出てますね。
鹿児島も寒い冬が予想されていますので体調管理には気をつけつつ、彼のクリスマスソングで心を暖めるのもいいかも知れません。