この一ヶ月の twitter 上でのつぶやきを振り返ってみると、中身の濃いものが多かったように思います。
月末にいくつかをピックアップしてブログにまとめていますが、今月は絞り込むのに大変苦労し、11個の掲載となっています。
まず、今の鹿児島の疾患事情について 4つ。
2014年のCOPDによる10万人当りの死亡者数の速報値、20.7人で鹿児島県がワースト。
喫煙率は全国平均下回り九州では最も低いのに。疾患の認知度と呼吸器疾患に対する治療体制の貧弱さが根底にあるんじゃないでしょうか。(喘息死も多いし)
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 1
昨日の地元紙、13年度鹿児島県の市町村たばこ税1人当りの納税額トップは徳之島町の約1.5万、次いで宇検村1.33万、志布志市1.31万。奄美地方はほとんどが1万円超え。徳之島はかつては長寿の島だったが、40~64歳の働き盛り男性の死亡率が全国平均の1.5倍。
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 12
昨日、鹿児島県に伝染性紅斑 (りんご病) の流行警報が発令されました。→ http://t.co/T1pOqBbuRd
妊婦さんが感染すると流産や胎児死亡などを発症する危険性がある点は覚えておいて下さい。
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 16
14年の鹿児島県のHIV感染者のうち2人が10代男性だったようです。県内初らしいですが、HIV/エイズだと騒がれるのに、10代の性感染症が増加傾向にあることはニュースになりません。 https://t.co/Xl51JmMbTk
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 23
次に、普段我々がよく使う薬についての話題。
降圧薬であるACE阻害薬、解熱鎮痛薬、SSRI、睡眠薬について全部で7つです。
脂溶性のACE-Iはアルツハイマー病に対しても抑制的に働くんだ。T/P比ほぼ1のペリンドプリルはよく使ってる。RA系阻害薬といえばARB一辺倒の日本の処方のあり方は見直されるべき。 https://t.co/M6sYhBq5Ux
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 2
私もACE阻害薬を再評価していて新規にARBを使う機会が随分減ってきた。ACE阻害薬を使わない医師が手に取るかどうかわからないけど、こういう本が出るのは歓迎。 https://t.co/Pn0H133o28
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 21
痛み止めを甘くみると痛い目に遭うからね。先日も胃が痛くなったと患者さんが来られたばかり。‥痛み止め薬、「高級品」が人気 働く女性が主な買い手 http://t.co/5Ucm9RchHe
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 10
9日にFDAが発表しましたね。(→ http://t.co/Lqlbxzavc5)
痛み止めを安易にだらだらと使い続けないこと。‥米国で市販鎮痛剤に「心不全のリスクを高める」との表示が義務化 http://t.co/QBXGGHWZ9z
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 14
妊娠早期にSSRI内服で催奇形性。パロキセチンでリスク高い。ただでさえCYP2D6を抑制して他剤の代謝に大きな影響を及ぼす厄介な薬なんだが。‥http://t.co/JapA5eX9PP
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 10
SSRIが脳出血や消化管出血のリスクを高めることは案外知られていないのだが、今回は解熱鎮痛薬と併用すると脳出血リスクがさらに1.6倍になるという報告。 https://t.co/cEs0cxwVyh
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 19
ゾルピデムで衝突事故リスク2.2倍。血中アルコール濃度0.06~0.11% (弱度酩酊) に匹敵。10mgなんて剤形、やめたらいいのに。 https://t.co/vkg17lLo8p
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 7月 6