ソーセージ先月末にWHOが、加工肉や赤身肉を摂取は大腸がんリスクであると発表し、マスコミがこぞって取り上げました。
世界中の800にも及ぶ研究を精査した結果、とあるように、実は我々医師の間では以前から知られていたことなのですが、発表した機関が機関なだけに世界中が大騒ぎになっています。
安心していただきたいのは、日本人の平均的な食生活では加工肉も赤身肉もそれほど多く消費されていないという点で、国立がん研究センターも影響は小さいと見解を示しました。
ま、この事についても我々は以前から知っています。

ただし、日本人の大腸がんは増加傾向にあります。
当院でもこのところ大腸がんを見つける機会が格段に増えています。
大腸がんの危険因子として確実なのは「肥満」で、予防因子として確実なのは「身体活動」です。
肉を多く食べ、あまり運動しないでいる方は、日頃の快適習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

なお、赤身肉 ( red meat ) とは、牛肉・豚肉・羊肉・馬肉・ヤギ肉を指すようです。( 豚肉を含めない場合もあり )
また、当院では土曜日の午後も大腸内視鏡検査に対応しております。