熊本地震の前震から20日ほどが経ちました。
阪神淡路大震災を教訓として、大規模災害時の対応は進歩を遂げています。
しかし、まだまだ不十分な点もあるように思います。
そのうちの2点について考えます。

今回は、震度7に二度襲われた益城町を始めとして熊本城や南阿蘇村など、絵になる場所に報道が集中しています。
救援物資の供給やボランティアなど支援の偏在が問題となっていますが、この報道の偏りに因るところが大きいと思います。
先日、大分県竹田市の方と話す機会がありました。
自宅の離れの物置が半壊状態になったり食料品などが一時不足したりがあったそうですが、全く見向きもされない状態に少々憤りぎみでした。
阪神淡路大震災の時も、被災地は広いエリアに及ぶのに長田区にばかり報道が集中していた気がします。

トイレまた、避難所のあり方もどうでしょう。
地震による災害では多数の方が損壊した自宅に簡単には戻れず、長期にわたる避難生活を強いられます。
プライバシーへの配慮もなく空調設備もない硬い床の上で身を寄せあって過ごすのは、かなりのストレスとなるのはわかりきったこと。
そして仮設のトイレ。
私も阪神淡路大震災の経験しましたが、びっくりしますよ。
排泄物とほぼ同量の紙が便器から溢れるように山盛りになっていたりします。
臭いもひどく、とても用を足す気にはなれません。
水分摂取が十分でない女性が多いのも、ノロウイルス集団感染が出たのも、劣悪なトイレ環境に起因するのではないでしょうか。

今後も起こるであろう大規模災害に向けて、このような課題への対策を考えておくべきです。
被災者をサポートする立場の人たちもまた被災者です。
起きてからの対応が後手後手に回ってしまうことは極力避けたいものです。