◆ 診療所ライブラリー 126 ◆


このあとどうしちゃおう亡くなった祖父が残した「このあと どうしちゃおう」というタイトルのノート。
それを少年が読みながら、祖父がどんな気持ちでノートを書いたのかを考えていきます。

そういう風に解説すると、生と死をテーマにした何やら深刻な重々しい内容なのかな、と思ってしまうかもしれません。
しかし、とても楽しく読み進めていくことができます。
悪ふざけにならない一歩手前のところで、上手に笑わせてくれるのです。
そして、死後のことよりも生きていく意義をしっかり見つめてもらおうという作者の意図に自然につながっているストーリー展開。
かなり売れているようですが、それもうなずける非常に素晴らしい絵本です。

診察を待つ間、お子様だけでなく大人の方も是非手にして読んでみて下さいね。