緊急事態宣言の中で始まったゴールデンウイーク。
いつもと大きく違う光景の列島の様子がニュースで流れてきます。
人との接触を8割減らしましょうと言われているのに関わらず、地方ではこの数値が達成出来ていないようです。
スマホの情報を元にした繁華街や観光地の「人の流れ」と、国が言っている「接触減」とは、微妙に意味が異なると思いますが、「8割減」ってわかるようでわからないと思いませんか?

例えば、ジョギングの際にいつもの半分の力で走ってみましょうと指示されたとします。
どのくらいの力を抜けば半分になるのか、感覚的にピンと来ません。
具体的にキロ何分のスピードで走ってみましょうと示してもらった方がわかりやすいです。

厚生労働省からは「人との接触を8割減らす、10のポイント」というものも公表されていますが、このポイントで8割減という数値にどう結びつくのでしょうか。

8割


せっかく緊急事態宣言を出したのに、曖昧な呼びかけに留まり、国民の自主性に任せているから、新規患者数の収束のスピード感に欠け、宣言期間を延長せざるを得ない事態を招きました。
買い物は何時から何時まで、並ぶ時は2メートルの間隔を開けろなど、海外で行われている具体性を持った行動様式を示さなければ、いつまで経っても着陸地点が見えてこないのではないでしょうか。