鹿児島の9月は30℃超えが当たり前なのですが、今年は台風10号が通過した後、かなり過ごしやすくなりました。
こんな9月は滅多にありません。
台風10号の後は、新型コロナの新規発症例もしばらく落ち着いていたのですが、またクラスターが出てしまいましたね。
私のツイートは鹿児島の発生状況を伝えるものが定番となっておりますが、1ヶ月のつぶやきを振り返るこのシリーズ、今回も新型コロナの情報中心です。
前半は、新型コロナウイルスに関連した6つの話題をピックアップ。
消毒や予防に関するものが多かったです。
① シオリオジオールという虫よけスプレーの成分、あくまで物の消毒が中心と考えているようです。
今度は虫よけスプレーが品切れになるか・・。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) August 28, 2020
英国軍部隊に虫よけスプレーを支給したらしいけど、使うとして物の消毒や手指消毒くらいか。でも蚊の媒介するウイルス疾患の予防も兼ねそう。‥虫よけスプレー成分で新型コロナ消毒可能、英予備研究 https://t.co/uYPb4xeucj
② 術野の消毒に有効と発表のあった紫外線照射装置が新型コロナにも有効という報告です。
神戸大学が発表したのと同じ222nmの紫外線照射装置、広島大学からは新型コロナ不活化効果の報告です。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 8, 2020
波長222nm紫外線が新型コロナウイルスを不活化する効果を発見~感染対策への応用へ期待~ (動画あり) https://t.co/zdFey7XHQ0
③ ビタミンDの不足は様々な疾患との関連が言われています。
ビタミンD不足は新型コロナ感染リスクを高めるという報告です。‥Vitamin D deficiency raises COVID-19 infection risk by 77%, study finds https://t.co/RJop1f2icL
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 8, 2020
④ 肥満のリスクは、新型コロナ感染リスクだけではないです。
コロナ太りとか言ってる場合じゃないですね。‥【新型コロナ】肥満が感染リスクを1.5倍に上昇 肥満でワクチンが効かない場合も? https://t.co/ruo862kO4z
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 16, 2020
⑤ パイナップルの成分、ブロメラインは既に医薬品になってますが、予防にもなるのでしょうか。
新型コロナウイルス、日本では柿渋、米国ではパイナップル。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 18, 2020
ブロメラインという成分でウイルスが我々の細胞に結合しにくくなるようです。‥https://t.co/kuVza0qN2k
⑥ 眼鏡の縁でマスクの浮き上がりを防ぐ効果もあるんですよ。
眼鏡の着用で目への接触を防ぎ、手に付着したウイルスが目に移動するのを阻止する可能性。‥メガネでCOVID-19リスク減https://t.co/dB4mDBSBIJ
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 23, 2020
後半は、個人的に興味のある話題を4つです。
⑦ 未だ治療に決めてのない多発性硬化症ですが、抗菌薬や便移植に治療の可能性があるということでしょうか。
以前から腸内細菌叢と多発性硬化症の関連が示唆されていましたが、2種類の菌が関与していることがわかったようです。‥腸内細菌が脳の炎症に関与 「多発性硬化症」の解明に光 https://t.co/KelkhbV9G3
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 1, 2020
⑧ グレリンが発見された時、胃からホルモンが出ていることに驚いたものですが、食欲を促すだけではないようです。
胃から分泌される食欲を促すホルモン、グレリンには運動へのモチベーションを高める働きが。グレリン受容体を刺激する薬はがん悪液質の患者の体重・筋肉量の増加、食欲の増加効果も。‥食欲ホルモン「グレリン」の謎を解明 なぜ食事リズムが乱れると運動不足に? https://t.co/meNM9VmXq9
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 1, 2020
⑨ ヘビ毒、毒トカゲの唾液、etc. ・・いろんなものが臨床応用されてますが、今回はハチ毒。
ハチにまつわる話題、その2
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 8, 2020
ハチ毒が、トリプルネガティブ及びHER2陽性の乳癌に有効という報告。‥Honeybee venom kills aggressive breast cancer cells https://t.co/vizLmGRgjX
⑩ 口の中の細菌が血管を広げる役割のある成分を出すことが知られるようになってきましたが、その細菌は虫歯になりやすい環境でもっと根も力を発揮するようです。
嫌気、酸性、高乳酸の各環境下で口腔ベイヨネラ属による亜硝酸産生活性が増加。虫歯予防や循環器系の機能改善につながっている可能性。‥口腔常在菌ベイヨネラ属、う蝕が生ずる環境で亜硝酸塩を効率的に産生-東北大 https://t.co/dyabdQamg6
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) September 11, 2020