野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して43年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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 診察室のBGM

bebelestrange.gif【診察室のBGM 52】

Amazonで690円で売っていたので思わず買ってしまったのが、Heart が1980年にリリースしたアルバム「Bebe le Strange」

レーベルの著作権の問題があるのか、日本では Epic 時代の数枚のCDを手に入れることができませんでしたし、ベスト盤などにも同時期の曲がほとんど入っていません。
商業的には低迷していたもののこの時期のアルバムが個人的には好きなのですけどね。

改めて説明するまでもありませんが、Heart はパワフルなヴォーカル Ann と華麗なるギターの Nancy の美人姉妹を擁したロックバンド。
私が中学生時代から聴いています。

リラクゼーションを目的とした診察室のBGMにロックですか ?
いえいえ、このアルバムには「Silver Wheels」という Nancy のアコースティクギターの美しいインストゥルメンタル曲があるのです。
アルバムの前後のヘビーな曲の間に挟まれた一服の清涼剤。
Heart の曲だとは気付かれず、さりげなく聴いていただいているものと思います。



   →Bebe Le Strange


duo.gif【診察室のBGM 51】


クラシック界の 鈴木大介 とロックやジャズ等の分野で活躍する 鬼怒無月 の二人のがタッグを組んだ The Duo
二人の織りなすアコースティックギターは異なる世界を歩んできたとは思えないほど見事に調和して、聴く者にやすらぎを与えます。

3枚目のアルバム「SEASONS」は季節を題材にした曲を様々なジャンルから14曲セレクトしてあります。
その中で今回紹介するのは、文部省唱歌でもある「朧月夜」
山里の原風景が想起されるような昔ながらの曲も実にいいものです。
交互に主旋律を弾いているようなのですが、どっちがどっちかなんてどうでもいい話です。

この他にもこのアルバムからそれぞれの四季を代表する曲を選んで診察室のBGMに加えました。



   →SEASONS

PlayingNY.gif【診察室のBGM 50】


先月の診察室のBGM 49に引き続き、日本の女性ジャズピアニストにスポットを当てます。
今回はこの春大学を卒業したばかりの 松本茜 です。

今、iTunes Store で毎月10曲ずつジャズのスタンダードをソロで提供するという面白い企画も進行中ですが、年初に発売された「Playing New York」の中からオリジナル曲とともに選んで診察室で流しているのは「Sunset And The Mockingbird」
日本名でマネシツグミというアメリカ大陸の鳥の鳴き声を巧みにピアノで表現したデューク・エリントンの曲で名盤「女王組曲」のオープニングを飾っています。
本家のビッグバンドと違ってトリオ物ですが、彼女の表現力はとても若い女性のものとは思えません。
この Mockingbird のさえずりはいつまでも聴いていたい魅力に溢れています。

そう言えば、当院のどこかにムクドリが巣を作っているようで少々騒がしい今日この頃です。



  → Playing New York

201005051758122492.gif【診察室のBGM 49】


ここ2、3年、注目すべき女性ジャズピアニストが次々にデビューしています。
診察室でも何名かの作品を聴いて頂いておりますがますが、その中から今回は 妹尾美里 のご紹介。

デビューアルバムもそうだったのですが、昨年末リリースの 2枚目「La Vie」も全曲オリジナル。
耳に心地よい女性的なメロディーばかりで、ブルージーなジャズというよりはイージーリスニング的な雰囲気もあります。
フランス語の曲名が多いのですが、私のお気に入りは「L'eclat」
いろんな意味のある単語ですけれども、曲の雰囲気からして「輝き」なんでしょうね。
裸足のドラマー加納樹麻のブラシスイープから始まりますが、彼女のピアノと鳥越啓介のベースが同時に奏でられるとたちまちまばゆい朝の陽射しに包まれるようなぬくもりを感じます。

診察室のBGMは毎月10曲前後入れ替えておりリラクゼーションを目的とした粒ぞろいの曲が揃ってきたのですが、今月は思い切って30曲以上新しくしてみました。



  → ラヴィ

woong-san.gif【診察室のBGM 48】


前回は中国人女性ジャズヴォーカリストを紹介しましたが、今回は韓国の Woong San (ウンサン) です。
昨年末にリリースしたアルバム「Close Your Eyes」、彼女の素晴らしい歌唱力と強力なメンバーによってとてつもなく完成度の高いものに仕上がっています。
タイトル通りに目を閉じて聴いていたら、やるべきことも忘れて最後までスピーカーの前から離れることができませんでした。

自ら、韓国人は他の民族より哀愁表現が優れていると言っていますが、それを見事に具現化しているのが「Vivaldi's Song」
「アントニオの唄」で有名なマイケル・フランクスの作った甘い甘いラブソング。
禁断の愛なのでしょうか、ちょいと含みを持たせた歌詞を美しく哀愁を帯びたささやきにも似た声で見事に表現しています。

診察室でこのような曲を流してメロメロになっていいのでしょうか。



  → Close Your Eyes

Xu.gif【診察室のBGM 47】


ハスキーだけど線が太く、気怠さを帯びながらも安らぎを与えてくれる不思議な声。
独特な Bei Xu ( ベイ・シュー ) のその声には、ケイコ・リーエミ・マイヤーに通じる楽器に負けない存在感があります。

ニューヨークで最初にジャズを唄った最初の中国人女性とされる彼女が、上海に戻って作った「You Are So Beautiful」はバラードばかりを集めたアルバム。
バート・バカラックの代表作「Alfie」は実に多くのアーティストにカバーされていますが、この曲の歌詞をしんみりと伝えるのに彼女の声がピタッと嵌っていると思います。

このアルバムでピアノを担当しているのが私の大のお気に入りのダニー・グリセット
既に当ブログ、診察室のBGM 16で紹介しています。
目立つことなくやさしいタッチであくまで彼女のヴォーカルをストリングスとともに引き立てる脇役に徹しているのですが、テクニックは超一流ですのでこちらにも注目して聴いていただきたい一枚です。



  → ユー・アー・ソー・ビューティフル

i-love-a-piano.gif【診察室のBGM 46】


全曲ボーカルとピアノだけ。
コラボした 7人は著名なピアニスト達ばかり。
しかも一発録り。
自身のヒット曲を新しい切り口で魅せてくれる「I Love a Piano」
聴いていただければ、私の野暮な解説など要らないでしょう。

今井美樹 を最も代表する「Pride」で共演したのは塩谷哲 ( しおのやさとる ) 。
彼のピアノは曲によって時に力強く、時にメロウにと変幻自在ですが、この曲ではとことん優しく一つ一つの音色を愛おしく弾いていて、弦の余韻が今井美樹の澄んだ声と相まって体の芯まで染みてきます。
彼のオリジナル曲も以前から診察室のBGMとして何曲か使っております。

201001051509504919.gif【診察室のBGM 45】


診察室の BGM は通常モードとなり、曲を若干入れ替えてお届けしています。

新しく加えたものとして、昨年 樹里からん がリリースしたアルバム「She -loves jazz-」からのセレクトがあります。
彼女の2008年のデビューアルバムは海外でも非常に評価が高く、新譜をとても楽しみにしていました。
前回は男性ヴォーカル物のポップスをジャズに仕上げた曲が中心となっていましたが、今回は映画にも使われた曲が中心で女性物もあります。
前作に比べるとアレンジに相当力を入れていて、クオリティが高く、曲毎に様々な楽器が登場します。
そんな中、アルバムタイトル曲 (であろう)「She」はピアノだけをパックに彼女の声を前面に押し出しています。

この曲はシャルル・アズナブールが作って自ら唄う他に、エルビス・コステロのバージョンが映画「ノッティングヒルの恋人」で使われたことで有名。
当院では、既に溝口肇のチェロと小曽根眞のピアノ、そして西脇睦宏のオルゴールでも楽しんでいただいております。



  → She-loves jazz-

RS.gif【診察室のBGM 44】


12月、診察室の BGM はクリスマスソングに替わります。
この一ヶ月間は普段は流すことのないアーティストの曲も登場します。

今回紹介するのは Rick Springfield が 2年前にリリースしたクリスマスアルバム「Christmas with You」
彼のアコースティックギターにコーラスも担当している彼自身のハスキーな声が重なって、じっくり味わえるキャロルの数々。
インストゥルメンタル曲もあって心を暖かくしてくれるアルバムです。

「I'll Be Home For Christmas」は戦地にいてこの時期に家に帰れない兵士の気持ちを代弁したビング・クロスビーのヒット曲ですが、アルバム中の他の曲と違ってジャズ風のアレンジで楽しい雰囲気に仕上がっています。

彼は80年代前半を中心に人気を誇りましたが、アイドル的な扱いで圧倒的に女性ファンが多かったと思います。
でも、私も好きでこっそり聴いていました。
アイドルといえば Japan 解散後のデビッド・シルビアンなんかも結構お気に入りでしたが、二人とも現役で活躍しているのは嬉しい限りです。

今年で還暦ながら昔とちっとも変わっていない彼は、来年日本でライブをやるようですね。
下の YouTube 映像はアルバム表題作のものです。

□ 関連記事 KOKIA 「Hallelujah」akiko 「Winter Wonderland」Patti Austin「Christmas Time Is Here」木住野佳子「Silent Night」



  → Christmas With You



fried-pride.gif【診察室のBGM 43】


待ちに待った 3年ぶりのFried Pride の新譜「A Time for Love」はポジティブな歌詞のラブソングを集めたコンセプトアルバムとして登場しました。
日野皓正の強烈なインパクトのトランペットが鳴り響くオープニングの「Sway」から先月の診察室のBGMの欄で書きました「You and the Night and the Music」の締めまでフラプラサウンド満載でお気に入りの一枚です。

診察室で流している曲の一つ「A Lover’s Waltz」
これは何とショパンの夜想曲第2番なんです。
クラシックにも挑んで見事にフラプラ流に仕上げてしまうのですから本当に恐れ入ります。
リーダー横田明紀男のギターとShihoのスキャット、うっとりさせられるのは美しい旋律だけが理由ではないでしょう。

Shihoのスキャットは溝口肇のアルバム「世界の車窓から Next Journey」の中の「Shine」という曲でも聴くことができるのですが、ご存知でしたか ?
もちろん、この曲も以前から診察室でお聴きいただいております。



   □ 関連記事 Fried Pride 「接吻 KISS」溝口肇 「The Rose」



  → A TIME FOR LOVE

HK.gif【診察室のBGM 42】


今回紹介するのは、前回の「診察室のBGM」で予告していたアーティスト、Hilary Kole

今年出た「Haunted Heart」は彼女にとってのファーストアルバムです。
最初といってもかなりのキャリアがあり、選曲からアレンジまで自身がこだわりを持って作ったようで、シンプルで心地よいスイング感の中、表現力豊かな彼女の声がスタンダード曲に新たな彩りを与えた見事な仕上がりのアルバムです。
特に、前回紹介した「What'll I Do」やタイトル曲である「Haunted Heart」などのスローバラードにおいては、彼女の気品ある情感のこもった歌声にたちまち魅了されてしまいます。
どういうわけかジャケットの写真が国内盤と米国盤では異なるようですね。

「Haunted Heart」はハワード・ディーツアーサー・シュワルツのコンビによる1948年の作品。
フランク・シナトラの歌やビル・エヴァンスの名演で知られますが、メロディはもちろん、とても簡素な歌詞もいいですね。
このコンビによる作品には「Dancing in the Dark」や「Alone Together」「You and the Night and the Music」といった名曲があります。

来月は「You and the Night and the Music」にちなんでアーティストを紹介する予定にしておきます。



  → 「Haunted Heart」

NH.gif【診察室のBGM 41】


圧倒的な声量でソウルフルに歌い上げる、というのが黒人ボーカリストのイメージなのですが、Nicole Henry の歌声は黒人のそれであるのに優しくてシルキーさも兼ね備えています。
彼女の曲が流れてくると、仕事をしながらでもつい手を止めて聴き入ってしまう魅力的なボーカルです。

「ホワイト・クリスマス」の作者であるアーヴィング・バリーンの名曲「What'll I Do」はロバート・レッドフォードの主演した「華麗なるギャッツビー」という映画の主題歌としても知られています。
この切ない失恋の歌を唄う様子をYouTubeで見つけましたのでブログに貼ってみました。
モデルや女優業もこなしているという彼女の艶やかなステージの様子をお楽しみください。
もちろん、診察室でも流れていますよ。
他にもアルバム「The Very Thought of You」から何曲か選んでいます。


  → 「The Very Thought of You」




さて、この「What'll I Do」はもう一人別のアーティストのバージョンもBGMとして流しています。
今月、来日してライブの真っ最中のようですが、次回はその人をとりあげてみたいと思います。

BB.gif【診察室のBGM 40】


Sliding Hammers
何じゃこりゃ・・・全く知識もなく最初にこのグループ名を聞いた時の正直な感想です。
でもトロンボーンを操るハマーという姉妹のことだと分かって納得した次第。

息のぴったりと合った肩の凝らないトロンボーンのデュオですが、曲によってはミミ・ハマーのヴォーカルも堪能できます。

来日を記念して発売された「Bossa & Ballads」というベスト盤を最近手に入れたのですが、とても気に入ってしまい、早速何曲かを診察室のBGMに使い始めました。

美しいバラードの名曲「Skylark」
これまで色々なアーティストで聴いてきましたが、彼女たちの奏でるこの歌もなかなかのもの。
この曲ではミミはヴォーカルに専念し、カリン・ハマーのトロンボーンしか聴けないのですが、ほのぼのとした声と温もりを感じるトロンボーンの音色、このゆるーい感じに癒されてしまいます。

「Skylark」は先に紹介した Boz Scaggs のバージョン ( こちらも素晴らしいアレンジに涙が出てきます ) も診察室には流れています。


  →Bossa & Ballads

voices.gif【診察室のBGM 39】


マイケル・ジャクソンが亡くなって2週間弱。
騒ぎはまだ収まる気配がありません。
受診していただく方のリラクゼーションを考えている診察室のBGMでさすがに彼の歌声は流していませんが、一曲だけ彼の作品があります。

日本の女性ジャズボーカリストの女王 Keiko Lee がとり上げたのが「Human Nature」
彼女がどんなアーティストのどんな曲を選ぶのか、そしてどのように彼女流に表現されるのかいつも楽しみにしていますが、この「Human Nature」も非常に秀逸な作品の一つで、オリジナルよりも私は気に入っています。
ギル・ゴールドスタインのアレンジで、彼女自身のフェンダー・ローズの弾き語りに、ロン・カーターのベースが絡みます。
さらにミュートしたトランペットやストリングスが重なって、ぐっと落ち着いた雰囲気が何ともたまりません。

手持ちのベスト盤「Voices」から何曲か選んだ中の一つですが、元々は「Day Dreaming」というアルバムに収録されています。


  →Voices~Best of Keiko Lee

Alyssa.gif【診察室のBGM 38】


このところ昆虫の話題を続けてお届けしましたが、診察室のBGMの紹介もその勢いに乗って「Butterflies」といってみましょう。

唄っているのはAlyssa Graham
ギタリストである夫と大げんかをした後、仲直りの印として夫が作ったラブソングで、アルバム「Echo」に収められている中でも特別な思いのある曲なんだそうです。
多重録音による自身のハーモニーは感傷的でいて暖かみがあり、そこへ夫のアコースティックギターやストリングス等がやさしく調和しています。

愛や希望というテーマを織り込んだ他のアルバム収録曲の数々も、世界各地を旅して現地の音楽に触れたことで深みのある味わいがあります。
ジャケットの写真は仲間由紀恵に似ていますが、youtubeなどで見てみると印象は随分違います。
今のところ彼女のアルバムは輸入盤でしか手に入れることができませんが、7月に来日してライブをやるようですから、それに合わせて日本版も出るかも知れません。
スケジュール的に聴きに行くのは無理ですが、一度は彼女の世界に生で浸ってみたいものです。


  →Echo

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