野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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 医療情報 Pick Up

2010092912214731456.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 33 〗


今月、ブログの左側のお知らせ欄で「医療情報 Pick Up」として紹介したのは以下の 2点です。

・キノコの幻覚物質で/進行癌患者の/不安やうつの/改善される可能性 ( Arch Gen Psychiatry 2010; doi:10.1001 )

・インフルエンザ/ワクチン接種で/心筋梗塞発症リスク/低下の可能性 ( CMAJ 10.1503/cmaj.091891 )


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ある物質に本来期待された以外の効果がみられることがあって、我々はそれを大いに活用することがあります。
例えば、A型インフルエンザの治療薬として開発されたものにパーキンソン病の症状を改善させる作用が認められ、日本ではパーキンソン病治療用の効能のみで発売されました。
味覚障害の元となる亜鉛不足を補う目的で使うもの、唾液の分泌を改善させる目的で使うものなど、私の得意とする消化器の分野でよく使う胃薬にも意外な作用を併せ持つものもあります。

上記の情報からすると、毒やワクチンにも別の側面が期待されるわけですね。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  32

〖 医療情報 Pick Up おさらい 32 〗


一般の方が興味を持っていただけそうな話題を「医療情報 Pick Up」としてブログの左側のカラムのお知らせ欄で不定期に更新していますが、今月お届けした情報は以下の 3点でした。

・歯磨きの回数が/少ないと/心疾患リスク上昇 ( BMJ 2010; 340: c2451 )

・紅茶の愛飲者は/飲まない人に比べ/認知機能の低下を/きたしにくい ( at International Conference on Alzheimer's Disease )

・カルシウムサプリの/摂取で/心筋梗塞のリスク/増大 ( BMJ 2010; 341: c3691 )


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2010083010440329595.gif三番目の話題について。
ほぼ同様の報告があることは、第1回の「医療情報Pick Up」でも取り上げていましたね。
サプリメントに含まれるカルシウムはほとんどが無機カルシウム ( 主に炭酸カルシウム ) でほとんど吸収されないと考えられています。
成分表に何mg含有と書いてあっても意味がないばかりか、逆に疾患のリスクを上げているのであれば本末転倒。
カルシウムの吸収を手助けするビタミンDの有用性は最近いくつか示されており、先月の「医療情報Pick Up」でも取り上げているのですが、本当に必要なサプリメントって一体どれほどあるのでしょうか。
普段から勉強していると、飲んでいても損はないだろうと思われるのはわずか 2種類だけなんですけどね。
この点についてはいずれお話できる機会があればいいなと考えています。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  31

〖 医療情報 Pick Up おさらい 31 〗


ブログの左側のカラムのお知らせ欄でニュース速報風にお届けしています「医療情報 Pick Up」。
今月お届けした情報は以下の 3点でした。

・ 高齢者において/ビタミンD不足で/メタボリック症候群/リスク上昇 ( at The Endocrine Society's 92nd Annual Meeting )
・ 思春期の女性で/睡眠時間が短いと/コレステロール上昇の/危険因子に ( Sleep 2010; 33: 956-961 )
・ ブロッコリーの芽に/含まれる/スルフォラファンに/乳癌幹細胞抑制効果 ( Clin Cancer Res. 2010; 16: 2580-2590 )


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2010073011274316163.gifつい先日、介護施設入所の高齢女性の8割はビタミンD不足であるという報道がありました。
ビタミンDとカルシウムとの併用で2型糖尿病のリスクが低くなるという厚生労働省の発表も以前ありましたね。( → こちら )
ブロッコリーに関しては以前にもネタを取り上げています。
いろいろな癌に対してのデータが出ているようで、今回はさらに乳癌に関しての研究成果が発表されたわけです。

食べ物によって人生が左右されるようです。
皆様の今日の食卓には何が並んでいるでしょうか。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  30

2010062915390327720.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 30 〗


ブログの左側のカラムのお知らせ欄で紹介している「医療情報 Pick Up」で今月お届けした情報は久しぶりに 3点でした。

・昼寝する高齢者は/糖尿病発症の/リスクが高い/中国人対象研究で ( Sleep 2010; 33: 402-407 )

・日常の早足での/ウォーキングで/女性の脳卒中/リスクが低下 ( Stroke 2010; 41: 1243-1250 )

・加糖飲料の摂取を/減らすと/血圧が低下 ( Circulation 2010; 121: 2398-2406 )


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健康管理も普段の過ごし方一つ、ということでしょうね。

紹介しなかった分で、チョコレートに関連した興味ある話題が二つありました。
まず、チョコレートを食べると血圧が下がるというもの。
ただし 1日7.5gの摂取で血圧が約 1mmHg の低下と雀の涙程度の数値です。( European Heart Journal 2010; オンライン版 )
もう一つは、うつ病の人はチョコレートを大量に食べているというものです。
チョコを食べる結果うつになるのか、うつになるとチョコが欲しくなるのかはわからないということでした。( Archives of Internal Medicine 2010; 170: 699-703 )

以前当ブログでチョコレートに関する話題を一つだけお届けしていますのでご参考に。( → こちら )



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  29

2010053022543219259.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 29 〗


今月お届けすることができた「医療情報 Pick Up」の情報は以下の2点。

・添加甘味料の/摂取が多いと/悪玉コレステロールが/高くなる傾向あり ( JAMA. 2010 Apr 21;303(15):1490-7. )

・前夜の睡眠が/不足すると/インスリン抵抗性が/上昇 ( J Clin Endocrinol Metab 6月号掲載予定 )


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いずれもメタボに関わってきそうな研究結果です。

メタボ検診が始まって 3年目に入りましたが、腹囲を中心に問題点が指摘されています。
肥満は悪、という考えがあるのでしょうか、この腹囲が基準を超えているかが診断に絶対必要なのです。
たとえ血糖値や血圧、脂質全てに異常があっても腹囲だけ基準値以下ならメタボリック症候群としてのお咎めなし。
しかしその必須である腹囲の基準値に対しては異論の声が高まっています。
肥満に介入するより禁煙指導のほうがよほど効果的とする声もあり、将来はいろんな部分に改定がなされるでしょうね。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  28

2010042921394629993.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 28 〗


左のお知らせ欄で使っているブログパーツが先月からしばらくの間使えない状態でした。
復活した後も表示が不安定だったのですが、ようやく調子良くなってきました。

この間に更新できた医療情報は二つだけでした。
一般の方が興味を持っていただけそうな話題が余り多くなかったのも一因ですが、難しい内容の情報を流しても仕方ありませんからね。
ただ、今月のは文章を切り詰めすぎて知識がないとよくわからなかったかも知れません。
ω-3 脂肪酸は青魚などに含まれる EPA や DHA 等のことです。
やっぱり魚食はとても大切だなことなんですね。


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・ω-3脂肪酸にて/PTSDの発症が/予防できる可能性 ( J Clin Psychopharmacol. 2010; 30: 217-219 )

・ビタミンC、Eに/妊娠高血圧腎症の/予防効果なし ( NEJM 2010 Apr 8;362(14):1282-91. )



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  27

2010033011492315798.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 27 〗


「貼告」というブログパーツを活用して当ブログの左側のカラムで様々なミニ情報をお知らせしておりましたが、お彼岸頃からこのパーツのサーバーが反応しなくなっています。
スクロールする機能を活用して一行10文字以内にまとめてニュース速報風に医学分野の話題をお届けしていた「医療情報 Pick Up」もこのため今月は以下の 2点だけしかお届けできませんでした。
非常に重宝していただけに貼告の回復を待ちたいところですが、かなり長引いていますので違った形で情報をお届けすることも思案中です。


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・乳癌治療後の/アスピリン服用で/転移及び死亡の/リスクが半減 ( J Clin Oncol. Feb 16 2010: doi:10.1200/JCO.2009.22.7918 )

・高齢者が入院すると/認知症のリスクが/非重篤疾患で1.4倍/重篤疾患で2.3倍増加 ( JAMA. 2010 Feb 24;303(8):763-70. )



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  26

2010022717015731379.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 26 〗


皆様に興味を持っていただけそうな医療関係の情報をブログの左側のカラムにて「医療情報 Pick Up」としてお届けしていますが、今月紹介したものは以下の 3点でした。


・果物等に含まれる/ペクチンで/腸の善玉菌が増加/ラットの研究で ( BMC Microbiol. 2010 Jan 20;10(1):13. )

・ネットの過剰依存で/中等度から重度の/うつ病発症率が上昇 ( Psychopathology. 2010;43(2):121-126. Epub 2010 Jan 23. )

・炭酸飲料を多く飲むと/膵癌の発症リスクが/87%上昇 ( Cancer Epidemiol Biomarkers Prev February 2010 19:447-455 )


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ちょっと気になる 3番目の情報についてもう少し解説します。
中高年以上の中国系シンガポール人 6万人強を14年間追跡調査したところ、週に2回以上炭酸飲料を飲む人は、全く飲まない人に比べ膵癌の発症リスクが87%高かったというもの。
ただ、果汁摂取とは関連がなかったそうです。
炭酸飲料による血糖値の上昇とそれによるインスリンの増大が、膵臓細胞の異常な分裂を促進するのではと推測しているようです。

また、以前も紹介しましたが、コーラには塊になった食物残渣を溶かす作用があるそうです ( →こちら)。
炭酸飲料で消化管の動きが活発になるとも言われており、これらを合わせて考えると、胃の内容物が早く腸に押し流され、炭酸飲料そのものの糖分と相まって急激な血糖上昇が起こるのかも知れません。

西洋の食文化の影響で食後のデザートというのが当たり前になってきて余計な糖分の摂取が増えているわけですが、私は緑茶があれば十分です。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  25

2010012722481515245.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 25 〗


日々発信されている医療に関する情報は把握しきれないほど膨大な量に及びます。
出来るだけ多くのニュースに触れるようにしているつもりですが、その中で一般の方も興味を持っていただけそうなものを当ブログの左側のカラムにて「医療情報 Pick Up」としてお届けしています。

医療ニュースの中には大変興味深いものもあります。
例えば、今月「冠動脈疾患患者のω-3脂肪酸濃度、白血球テロメア長のの短縮と逆相関」という見出しが目に入りました。
これを勝手に解釈すると、魚を食べていれば寿命が伸びる、ということになるでしょうか。
面白いなと思ったのですが、ご紹介するにはちと難しい見出しですよね。
そんな中で皆様にわかりやすいだろうと考えて今月紹介したものは以下の 2点でした。


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・見た目が若く/見える人は/長生きする傾向があり/デンマークの双生児の/研究で ( BMJ 2009 336: 590-593. )

・テレビを観る時間が/長いほど/死亡リスクが上昇/豪の生活習慣調査で ( Circulation 2010 Jan; doi:10.1161. )


         □ 関連記事  医療情報Pick Up  24

2009122816111721030.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 24 〗


当ブログの左側のカラムのお知らせという欄で、青い枠の中で文字がスクロールするブログパーツを活用して様々な情報をお届けしています。
その中の一つ「医療情報 Pick Up」を月末にまとめておさらいしています。
今月は以下の 3点でした。


・ビタミンB12と/葉酸の摂取で/癌の発症や総死亡率が/増加 ノルウェーの/心疾患患者対象調査で ( JAMA. 2009 Nov 18;302(19):2152-3.)
・ネット入手の/ED治療薬の/6割は偽造品/製薬会社の調査 ( http://www.news2u.net/releases/60922/items/1/ )
・高脂血症治療に使う/スタチンを/1年以上使うと/胆石のリスク軽減 ( JAMA. 2009;302(18):2001-2007.)


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いずれも薬に関する話題でした。
既存の薬には後になって予期せぬ作用が見つかったり、逆に服用することに意味を見いだせなくなったりすることがあります。
高脂血症によく用いられるスタチン系の薬には、コレステロールを下げて心血管イベントを予防する作用はもちろんのこと、骨量を増やす作用やインフルエンザやC型肝炎などでの抗ウイルス作用、腎障害の進行抑制作用などさまざまな方面での効果が期待されています。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  23

2009112919085323895.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 23 〗


いつもお届けしている「医療情報 Pick Up」。
11月に入り、新型インフルエンザの患者が増え、ワクチンへの対応も忙しく情報の更新がやや疎かになりました。
紹介したものは以下の 2点に留まりました。


・喫煙・高血圧・/高コレステロールが/みられる中年男性は/寿命が10年短い/英国公務員対象の調査 ( BMJ. 2009 Sep 16;339:b3513. doi: 10.1136/bmj.b3513 )

・米国にて/禁煙ワクチンの/治験開始 ( CNN 09.11.10 )


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喫煙絡みの情報が続きました。
禁煙のためのガムや貼付剤、内服薬などが開発され応用されていますが、思うように実績が上がっていません。
ワクチンという着想は面白く、今後に期待したいと思います。

ところで、政権が変わって医師の年収格差の問題とか、タバコの増税などが議論されていますね。
医師よりもタバコ農家の年収が高いとしたら皆さんどう思われるでしょうか。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  22985


2009102813294922192.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 22 〗


鹿児島では10月をピンクリボン月間と定め、乳がんの早期発見・早期治療の重要性をアピール。
検診を受けていただくことが何よりも大切なのですが、日本での受診率は10%台前半に留まります。
欧米では70-80%台であることを考えるといかに低いかがわかります。
乳がんは私の専門外領域ですが、ついこの前、大腸がん検診で 3年続けて便潜血が陽性なのに精密検査を受けずにおられた方がおりました。
ようやく大腸内視鏡を受けていただいたところ、進行がんが見つかりました。
検診を受けてもその後やるべきことをやらなくては何の意味もありませんのでご注意を。

症状のある方は病院を受診するでしょうが、検診は自覚症状のないうちに病気を拾い上げるためにあるもの。
元気だから検診を受けなくても大丈夫と考えずに、検診で健康体であることを証明してやろうじゃないか、と積極的な姿勢を持つことが大事です。

今月左側のお知らせ欄でお届けした「医療情報 Pick Up」は以下の三点です。


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・腿の細い中高年は/心血管疾患や死亡の/リスクが高い/デンマーク男女の調査 ( BMJ 2009;339:b3292 )

・乳がんによる死亡者の/4分の3は定期的に/マンモグラフィでの/検査を受けず/米国女性の調査で ( 2009 Breast Cancer Symposium )

・緑地の近くに住む人は/鬱病や健康上の問題が/少ない ( WebMD 09/10/14 )



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  21

img1.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 21 〗


いつもお届けしている「医療情報 Pick Up」。
この 1ヶ月で紹介したものは以下の 3点でした。


・運動時間に関わらず/座位時間が長いと/インスリン抵抗性が/高い (Diabetes 2009;58:1776-1779.)

・職場でいじめに遭うと/睡眠障害になる確率が/倍以上 (Sleep 2009;32:1211-1219.)

・アルツハイマー病の/原因物質/アミロイドベータが/睡眠中に減少 (Science Online 2009;Sept 24.)


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先日、たまたま「インスリンで認知予防 ?」という記事を書きました。
ちょっと難しくなるので詳しい説明をしていなかったのですが、末梢でのインスリン抵抗性が高まると、脳内のインスリンが減り、これが認知症につながっている可能性があるという話の続きだけしか書いておりませんでした。

さて、今月紹介した情報を並べてみると・・・
デスクワーク中心の職場でいじめに遭いながら仕事をしていると、インスリン抵抗性の増加や睡眠不足となり、やがて認知症になっていくかも知れませんね。
先月のおさらいでもそうだったのですが、たまたまランダムに紹介した医療情報を繋ぎ合わせることで面白い推測が出来ますね。

睡眠に関しては〖医療情報 Pick Up おさらい 13〗でもいくつか紹介しています。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  20

2009082916443924928.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 20 〗


今月、左側のお知らせ欄の「医療情報 Pick Up」で紹介したのは以下の 3点です。


・中年期に/独り身になった人は/アルツハイマー病の/発症リスクが 3倍 ( BMJ. 2009 Jul 2;339:b2462. doi: 10.1136/bmj.b2462. )

・TVやコンピュータの/画面に向かう時間が/多い小児ほど/血圧が高い ( Arch Pediatr Adolesc Med. 2009;163(8):724-730. )

・うつ病患者は/減量すると/うつ症状も有意に改善 ( presented at the Annual Meeting of the Society for the Study of Ingestive Behavior )


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今回の情報から推定すると、友達と遊ばず、TVゲームばかりしている子どもはそのうち高血圧となり、ろくに運動しないでいるうちに太ってきてうつ症状も出てくるし、やがてアルツハイマー病にもなる、と言えなくもありません。

小さい頃から適度に外で遊んで人との触れあいを絶やさないことがメタボリックシンドロームを始めとした色々な病気を防ぐのだとしたら、これほど単純明快な健康法はないのですが、少子化の上、子供たちだけで遊ぶのもままならないのが現代社会。
ますます病気を生んでいきそうです。

GWに旅行したチュニジアでは、道中の小さな村にも子供たちがいっぱいいて楽しそうに遊んでいました。
これが人間のコミュニティの本来の姿だよな・・・、彼らの愛らしい笑顔をうらやましく思いました。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  19

2009072912581012992.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 19 〗


当ブログ左側のカラム、お知らせ欄でお届けしている「医療情報 Pick Up」。
今月も 2点だけですが、いずれも片頭痛の女性に関するものでした。


・片頭痛のある/中年女性は/高齢期小脳梗塞の/リスクが高い ( JAMA. 2009 Jun 24;301(24):2563-70.)

・片頭痛のある女性は/ない女性より/乳がんのリスクが/26%低い ( Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2009 18: 2030-2034.)


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私も片頭痛持ちですが、最近はめっきり減ってきました。
中年以降は落ち着いてくる、という教科書通りの経過です。
つらい痛みと縁遠くなって嬉しいやら、年をとったのかと悲しいやら。

さて、片頭痛は偏頭痛とも書きますが、医学用語としては前者になります。
ICD-10 ( 国際疾病分類第10版 ) にしっかり「( G43 ) 片頭痛」と記載されています。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  18

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