野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して43年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
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    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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 最近のニュースから

ハンドソープ米国では米食品医薬品局 ( FDA ) が9月2日に出したお触れにより、トリクロサントリクロカルバンなどの抗菌物質を含む薬用石けんなどの販売が禁止となりました。( → 参考 )

FDAはトリクロサンを安全な物質と定めていたのですが、様々な問題点 ( 腸内細菌叢の変化・妊娠中の暴露で乳児の成長遅延・環境汚染・乳がん細胞の促進などなど ) が指摘されるようになり、2013年末に使用規制強化に乗り出していました。
それでFDAが各メーカーに普通の石けんと比べて健康的であるかどうかのデータ提出を各メーカーに求めていたのですが、結果を伴わなかったようですね。

欧州ではこれに先んじて昨年夏に使用禁止となっています。
日本は一体どう対応するのでしょう。

さて、6月にはこんなニュースもありました。
見出しは「図書館ノ本消毒シマス」。
「本の汚れや雑菌、においが気になる」として図書館で本の消毒器の設置が進んでおり、親が子供に「安心して本を読ませられる」と好評なんだとか。
本をしっかり読んで知識を持っていれば、昨今の過剰な抗菌ブームを笑い飛ばせるはずで、こんな反応をする親が子供に対して何を示せるのでしょうね。
 

今月は、近隣の小学校や幼稚園などの検診シーズン。
慌ただしいスケジュールで担当している4つの施設を回ります。
診療時間を削ることになるため、外来受診される方々にはご迷惑をおかけしましたが無事に終了いたしました。
ご協力ありがとうございました。

芋さて、今朝の地元新聞に「芋焼酎に血糖値抑制効果」という記事が載っていました。
夕食前に水・ビール・清酒・芋焼酎を飲んでもらい、食前と食後の血糖値の変化をみたというもの。
食前に比べ食後1時間で、水 ( 1000ml ) は+40mg/㎗、ビール ( 5%, 1000ml )は+90mg/㎗、清酒 ( 15%, 333ml ) で+35mg/㎗ 血糖値が上昇したのに対し、芋焼酎 ( 15%, 333ml ) では+10mg/㎗ の上昇に留まったというのです。
他にも様々なデータを取っており、論文になっています。
英語で書かれていますが、こちらを参照してください。( → こちら )。
この研究で使用したのはあくまで「芋」焼酎ですからご注意を。

研究に関わった教授、実は私の神戸大学時代の医局の先輩にあたります。
どういう因果か、鹿児島でまたお世話になっています。
個人的には、どの銘柄の焼酎で調べたのか興味があるので、今度聞いておきます。
私は、普段あまり飲まないのですし、割っているとはいえ333mlはちょっとつらいですが、飲むとしたら食前ですね。
 

桂歌丸さんが笑点の司会を今月いっぱいで引退するという話や蜷川幸雄さんが亡くなった話、小倉智昭さんが膀胱がんで一時休養を発表した話。
有名人が病気になると認知度が上がりますが、この三つについては最近外来で患者さんに対して特に活用させてもらっている話題です。

三人に共通するのは喫煙
喫煙されている方は肺がんを心配される一方で、それ以外の病気の原因にもなっているという認識はほとんど持っていません。

喫煙者が最も多く罹患するのが肺気腫 ( ≒ COPD ) という疾患になるかと思います。
疾患についての詳細は省きますが、最初に挙げた前二者がまさしくその疾患で、酸素吸入が欠かせない姿が痛々しく思えました。
ご自身がそういう状態になることを想像してもらい、禁煙を決断するきっかけになってくれればと思っています。

また、膀胱がんの確実なリスク要因が喫煙だと説明すると、皆さん意外そうな顔をされます。
下に図を用意してみました。( CareNet 患者向けスライドより )
たばこが肺がんに限らず、様々ながんのリスクになっていることをチェックしてみてくださいね。

たばこ
 

今年の2月に「JAL DOCTOR 登録制度」を開始することが日本航空と日本医師会から発表されました。
航空機内で急病人が発生して医療援助が必要となった際に、客室乗務員が登録医師の元に速やかにかけつけて依頼ができることをメリットとしているようです。

ところが肝心の医師の反応がいまいちなんです。
まず、m3というサイトで募られた『事前登録してみたいですか
』というアンケート結果です。
下のグラフを見て下さい。
登録したいという意見は3割にとどまります。

アンケ02

また、この登録制度にはJALのマイレージカードと日本医師会が発行する医師資格証の両方が必要となっています。
しかし、そのカードの所持の具合を聞いたMTProのアンケート結果をみてみましょう。
そもそも日本医師会の医師資格証の普及率が極めて悪いのです。

アンケ

それぞれのアンケートに、医師のコメントが寄せられているのですが、特に法的な整備の遅れを指摘し登録に消極的な意見が目立ちますし、カードの所持状況からも実効性があるようには思えない制度です。

私自身、マイレージカードも医師資格証も持っていません。
飛行機には年一回乗るか乗らないかの上、JALは10年ほど前に利用したきり。
医師資格証はこの4月から医師会会員に限って無料となったのですが、使い道がほとんどないのに年5400円もの利用料が必要でした。
登録制度が始まったからといって、直ちに両カード取得するメリットが私には見出せない状態です。
今回始まった試み自体に評価したい部分もあります。
しかし、確たる仕組みに育てていくには時間をかけて様々な検証を繰り返していく必要がありそうです。

名称未設定-2『日本の抗菌薬使用、毎日200万人に投与』
これはある医療サイトに掲載されたニュースの見出し。
今月行われた日本環境感染学会で報告された演題についての記事でした。( → 参考 )

単純に計算すると、わずか2ヶ月で日本国民全員が抗菌薬を手にすることになります。
5700万もの『世帯毎
に配達されたマイナンバー通知カードを配り終わるのに同じくらいの日数がかかったと思いますが、それを考えるとこの処方量はただ事ではありません。

世界的に不適切な抗菌薬使用が問題になっています。
本当に必要な場面で薬剤耐性菌が大きく立ちはだかるケースが増えているのです。
風邪をひく方が多いこの時期ですが、そのほとんどは抗菌薬が役に立たないウイルスに起因します。
当たり前のように処方する医師は自分が風邪をひいた時にも抗菌薬を欲しがります。
また、インフルエンザにクラリスロマイシンが投与される場合がしばしば見受けられます。
クラリスロマイシンに気道粘膜の免疫増強作用があることを発売メーカーが盛んに宣伝し、適応のないインフルエンザへの投薬を暗に勧めていたことが影響しているものと思われます。( → 参考 )
しかしインフルエンザ薬は存在するわけですし、それすら使わなくても基本的に治ってしまう疾患にあえてクラリスロマイシンを使う必要性がどれだけあるのでしょうか。

抗菌薬の適切な使用法をみんなで考え直す時期に来ています。
そして、感染症に立ち向かうための貴重な手段を失わないようにしたいものです。

老人イソプレテレノールというと徐脈性不整脈などに使われる薬剤ですが、これがアルツハイマー型認知症に有効であるという驚きの報告がありました。( 論文はこちら )
神経脱落に関わるであろうとされてきたタウ蛋白という物質が凝集するのを抑制する物質をスクリーニングしていたら、既存のイソプレテレノールに突き当たったようです。

膨大な化合物の中から目的に適う物質を短時間で探索できる「ハイスループットスクリーニング」という方法が用いられたようですが、11月にはナルコレプシーという病気に対して有効な薬剤が同手法で見つかっています。

アルツハイマー型認知症については、テプレノンという胃薬が有効ではないかと現在治験が進行中です。
既存の薬剤から全く新しい効果を見いだすことを「ドラッグリポジショニング」と呼びます。
解熱鎮痛薬であるアスピリンが血液をさらさらにすることに応用されたのが典型例でしょうが、今回のイソプレテレノールに関しても同じことが言えます。
アスピリンは大腸がん予防などにも期待されていますよね。

ハイスループットスクリーニングにドラッグリポジショニング。
しっかり押さえておきたい用語ですが、誰か適切な日本語を付けてくれないでしょうかね。

手の震えアルツハイマー病の進行を遅らせる薬は現在4種類あります。
いずれも少量から開始し、段階的に増量していきます。
規定通りに増やしていくと副作用がみられることがあり、少量で継続することもあります。
ところが、この方法を認めずに診療報酬請求を却下するケースがあることが先日報道されました。
鹿児島県では問題ないようですが、9県でそのようなことが起こっていたようです。

国民健康保険の診療報酬の審査は都道府県別に行われるのですが、地域によってその審査がバラバラなのは以前から問題になっていました。
私は、神戸時代に兵庫県と大阪府の病院で仕事をする機会がありましたが、兵庫県では当たり前に行われている治療が大阪府では認められなかったり、その逆があったり。
鹿児島に帰ってきてからも、兵庫県との差異に悩まされることが度々あります。
その結果、都道府県によって診療行為に微妙な違いが生まれているのです。

場当たり的に懲罰的な烙印を押すような診療報酬の審査が目立つように思います。
審査を通して医療の質を高める方向に導いてくれるものであれば歓迎したいのですが、今回のように患者さんが興奮状態になっても手が震えても不整脈が起きても、認知症の薬を規定通りに使わんとはけしからん、というスタンスの審査がまかり通っていることに懸念を抱いています。

 

キシリトール昨日のニュースで、キシリトールを犬に与えると低血糖発作や肝不全を起こし場合によっては死に至ることが伝えられていました。( → こちら )
猫については今のところ報告はないようですが、人間が口にできるものがペットにとって害になるって怖いですね。

食べ物ではないのですが、飼い主の使う痛み止めの塗り薬が原因で猫が腎不全を起こし死亡することがニュースになっていました。( → こちら )
これも気をつけたい点です。

キシリトールといえば、虫歯予防を頭に浮かべる人も多いはず。
しかし、予防効果は証明できなかったとする報告が3月にありました。( → こちら )
また、キシリトールで強いアレルギー反応をおこす人がいることも最近注目され始めています。

皆さんも次々に発表されるニュースを見逃さず、知識を少しずつ蓄積していきましょうね。
 

ソーセージ先月末にWHOが、加工肉や赤身肉を摂取は大腸がんリスクであると発表し、マスコミがこぞって取り上げました。
世界中の800にも及ぶ研究を精査した結果、とあるように、実は我々医師の間では以前から知られていたことなのですが、発表した機関が機関なだけに世界中が大騒ぎになっています。
安心していただきたいのは、日本人の平均的な食生活では加工肉も赤身肉もそれほど多く消費されていないという点で、国立がん研究センターも影響は小さいと見解を示しました。
ま、この事についても我々は以前から知っています。

ただし、日本人の大腸がんは増加傾向にあります。
当院でもこのところ大腸がんを見つける機会が格段に増えています。
大腸がんの危険因子として確実なのは「肥満」で、予防因子として確実なのは「身体活動」です。
肉を多く食べ、あまり運動しないでいる方は、日頃の快適習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

なお、赤身肉 ( red meat ) とは、牛肉・豚肉・羊肉・馬肉・ヤギ肉を指すようです。( 豚肉を含めない場合もあり )
また、当院では土曜日の午後も大腸内視鏡検査に対応しております。
 

今年のノーベル賞は日本人の受賞が続き、連日新聞やテレビが賑わっていますね。

医学生理学賞を受賞した大村智先生が発見したのはエバーメクチン。
それから合成されたイベルメクチンという薬は河川盲目症という病気の特効薬で、流行するアフリカに無償で提供されるという何とも粋な計らいが、3億人もの人を救ったという話でした。

一方で、60年以上前に開発されたピリメタジン ( 商品名ダラプリム ) という薬の価格改定が米国で物議を醸しています。
これはトキソプラズマ症やカリニ肺炎など、特殊な病原体に有効な薬です。
従来13.5ドルだったものを750ドルへと一気に55倍も値上げしたのです。
元々ヘッジファンドをやっていた若者が薬の権利を買い取ってこんな暴挙に出たようで、これに対して次期大統領選の候補であるヒラリー・クリントンが製薬会社の法外な価格設定の問題に取り組むことを宣言しました。

最近の新薬は驚くような価格がついていることがあります。
例えはC型肝炎に対する特効薬が1錠8万円。
それを決めているのが医療費削減を叫んでいる厚生労働省なのですから、各方面から疑問の声が出るのは当たり前ですよね。( → こちら )

新薬の研究開発に莫大な資金が必要であることは理解できるとしても、ハイリターンを求める金融商品と同列に扱ってはだめです。
そういう戒めも込めて、今回のノーベル賞授与が決まったのかも知れません。

なお、地元鹿児島の人が誰でも尊敬する西郷隆盛はフィラリアに罹っていたと言われています。
フィラリア症もイベルメクチンを1錠内服するだけで治ってしまう病気です。

薬は安く02
 

大腸がんを解熱鎮痛薬で予防できるのではないか。
以前から臨床試験などが行われてきましたが、このブログでも 8年前に触れています。( → 薬で大腸がんの予防 !? )

アスピリン紆余曲折がありましたが、15日に米国感染予防医療サービス対策委員会から「心血管疾患およびがん予防のためのアスピリン使用」に関する勧告案が発表されました。( → 参考 )
この中で『50歳から59歳について、10年以内の心血管疾患リスクが10%以上で出血リスクが小さく余命が10年以上の場合、心血管疾患と大腸がんの初発予防を目的とした低用量アスピリン使用を勧告する』としています。
ついに大腸がん予防にアスピリンが使えるようになる、と思ってはいけません。
心血管疾患リスクが全くない人には使えません。
大腸がんだけをターゲットにアスピリンを服用することを勧めているわけではないのです。
米国は日本と異なってがんよりも心血管疾患で亡くなる人が多い国ですしね。
そして出血リスクや余命をどう判断するのか、難しい問題です。

実は10年以上昔、胃や大腸にポリープがたくさんある人にご本人同意の上である解熱鎮痛薬を飲んでもらったところ、劇的にその数が減った印象的な症例を経験しています。
大腸がんのほとんどはポリープから生じますので、解熱鎮痛薬による大腸がんの予防効果を私は随分早い段階から確信していたのですが、心置きなく使えるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

9月3日に厚生労働省から発表されたデータを2つ紹介します。

まず、2013年度の都道府県別の一人当たりの医療費。( → こちら)
鹿児島県は61万1000円で、高い方から数えて4位でした。

次に、2014年度の調剤医療費の動向の中で明らかとなった都道府県別の後発医薬品の割合。( → こちら )
鹿児島県は数量ベースで67.5%、調剤率で71.5%で、いずれも高い方から数えて2位でした。

以上のデータから「国が推進する後発医薬品の利用促進は医療費削減に繋がっていない」と結論づけたとしたら、皆さん納得されるでしょうか。
鹿児島は高齢者が多いとか入院日数が長いなど医療費を押し上げる他の要因がありますから、そう断定することは難しいですよね。

グラフ先日このブログで毎日新聞によるインフルエンザワクチンの効果についての誤報を紹介しました ( → こちら ) が、論文に提示されたデータを深く読み込んでいないのか、恣意的に記事にしてしまったのか‥。
データは様々な項目を設定して分析するといろんなことが見えてくることがあります。
逆に、
自分の主張に合うように不都合な部分を隠してもっともらしく装うことも可能なのです。
世の中にはそういうワナがいくらでも存在します。
うわべの情報に惑わされないようにしっかりウラをとるように私は努めていますが、皆さんはいかがでしょうか。

脳今月14日の地元紙のトップニュースは「『古細菌』感染症の原因に」。
これまでヒトへの感染性が知られていなかった古細菌が原因で進行性の認知症が起こり、ある抗生物質投与で改善したというものでした。

新聞記事ではなく、発表された論文 ( → こちら ) の要点は
・舌の不随意運動を伴う進行性の認知症
・髄液検査で単球の増加
・MRIで側頭葉や脊髄などに炎症性の変化
・脳生検で血管周囲にマクロファージとともに古細菌
・ST合剤とステロイドによる治療で改善
といったところになると思います。

感染症の病原体を特定するのに「コッホの原則」というのがあります。
今回の論文ではそれを十分に満たしていないという意見もあるのですが、古細菌という生物が人間の病気を引き起こすことを示したことは間違いありません。
同様の症例が見出せるかとか感染のメカニズム、古細菌が絡む別の疾患が存在しないか、など今後の展開にも非常に興味が持たれる画期的な発見です。

(このニュースが出るまで、古細菌って正直知りませんでした)

大腸がんが1位。
これは、国立がん研究センターが発表した2013年の全国のがん診療連携拠点病院における院内がん登録の集計報告で明らかにされたこと。→ ( こちら )
日本全体のがん罹患者数の7割にあたる集計結果になりますが、新規登録者数が全体でも大腸がんが1位、男性に限ると胃がんを抜いて初めて1位となったのがトピックスです。
女性ではトップの乳がんに次ぐ順位となっています。

私が医師になった頃に多かった胃がんや肝臓がんは、ピロリ菌や肝炎ウイルスの対策が進んだこともあって診る機会が少なくなってきました。
一方大腸がんは、食の欧米化や運動不足など生活習慣との関わりが大きく、ここ数年当院でも最も多く診断するがん。
時代の変遷を感じています。

大腸大腸がんの診断には大腸内視鏡が欠かせませんが、検査をためらう例が多い現実もあります。
検診の便潜血反応が陽性となっても放ったらかしにされる方がいらっしゃいますけれども、早い段階で見つければ完治の見込みが非常に高い疾患です。
大腸内視鏡はちょっぴり恥ずかしく不安や抵抗感のある検査かも知れません。
でも、自分は大丈夫、なんて根拠のない自信が早期発見の妨げとならないようにしたいものです。
そういう症例も続いているものですから‥。


たばこ7月11日の南日本新聞に鹿児島県の市町村たばこ税の2013年度税収が載っていました。
右の表はその南日本新聞から。(クリックで拡大します)
一人当たりの納税額をみるとトップが徳之島町の14913円で、奄美地区の12市町村のうち9つが1万円を超えているという結果でした。

奄美地区には百歳以上の高齢者が全国平均の3倍いるけれども、30~64歳男性の死亡率は1.5倍、女性は1.3倍という調査結果が出ています。( → 参考1 )
更に30~44歳に限ってみると、死亡率は 3倍に跳ね上がるそうで「早世の島」とも呼ばれているようですね。( → 参考2 )

離島における医療体制が十分でないことも理由として考えられますが、逆に奄美群島はこれまで健康長寿で知られていたのはなぜでしょうか。
自家用車が普及して運動しなくなったことや、コンビニ・ファーストフードの普及でかつての健康長寿を支えた伝統の食生活が消えつつあることが大きな要因ではないかと思われます。

当院に来られる奄美地区出身の患者さんの中には、大変立派な脂肪のつき具合の方が多い印象です。
元々肥満になりやすい因子を持っているのかも知れません。
そこへ、今回のデータから推測される喫煙率の高さ。
働き盛りは日本を支える大事な世代です。
生活習慣に関して、一人一人が意識を高めることはもちろん、医療や行政もバックアップして、若年者の死亡率の原因を探って改善していく体制を強固にしていく必要があるでしょうね。

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