◆ 診療所ライブラリー 172 ◆


シニアの逆流性食道炎胃・十二指腸の潰瘍や胃がんをどう治療していくか。
私が医者になって内視鏡をいじり始めた頃は、それが大きな課題でした。
命に関わるような潰瘍やがん治療に明け暮れていた昔は、逆流性食道炎なんてたかが胃液が食道に逆流してくるだけの話ではないか、と多くの消化器医はあまり問題にしてきませんでした。

ピロリ菌の除菌療法が普及すると景色は大きく変わり、逆流性食道炎に悩む方は本当に増えています。
胸やけだけでなく、のどの違和感・咳・虫歯・中耳炎・不眠などの原因になりうる疾患で、日常生活に支障をきたしている方も多くいらっしゃいます。
胃酸を抑える薬の内服が治療の基本になりますが、それだけでは症状が落ち着かないケースもあり、そこは消化器医の腕の見せ所になります。
逆流性食道炎の診断には経鼻内視鏡が適していますし、今の治療に満足していない方も含めて、是非私に相談して下さい。
一緒に日常の質を改善していきましょう。

10年前になりますが、逆流性食道炎について9回シリーズで書いたブログ記事がありますので、こちらも参考に。〔 → 胃食道逆流症 (逆流性食道炎) 

 
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さて、今回の本紹介の本は、そんな逆流性食道炎についてまとめてある本です。
シニアの方にも読みやすいように、大きな字で 図版も多くとてもわかりやすいですよ。