今月は診療所のパソコンを新調したり、新しい取り組みの下準備をしたりして、医療関係の情報の収集に時間があまり割けませんでした。
なので、twitter上でのつぶやきも少なめでした。
そんな中、今月のおさらいに取り上げたのは8つの情報で、いずれも今の時代を反映するようなものばかりです。
① いわゆる民間療法にすがる気持ちはわからないでもないですが、正しく医療情報を読み解く力を持ち合わせていれば・・、と思える事例は後を絶ちません。
治せもしないのに、病気がどんどん進行しても「がんとはそういう病気」という逃げ口上を用意していて責任は全く取りませんからね。手を出さないことです。‥さくらももこさん、仕事のために “民間療法” で向き合った乳がんとの闘い https://t.co/aLLZphxjPc @shujoprimeさんから
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月3日
② 緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物が身近にあるせいでしょうか、カフェインに抵抗感のない人が多いように思います。
当院でも数例、カフェイン中毒を診たことがあります。
眠気やだるさに効果があるとしてカフェインの錠剤が売られてるんですね。‥市販薬に含まれる「カフェイン」による急性中毒症!自殺目的で若年者を中心に広く深く蔓延 https://t.co/jEqaGS5Wt9
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月5日
③ 我々の処方する薬には抵抗感を示すのに、巧みな宣伝文句にはコロリとだまされてしまう人が多いです。
これまた、医療情報を正しく読み解く力が欠けているからに他なりません。
「食べるの大好き&運動嫌い でも燃えた」なんて宣伝文句に安易に飛びつくんじゃなくて、ちゃんと体を動かしましょう。‥サプリのやせる効果表示「根拠なし」キリン堂に措置命令 https://t.co/wZ5qr5j5WV pic.twitter.com/maNeLW4Bwa
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月5日
④ 少々の痛みや辛さを耐えることのできる日本人からみたら、滑稽にしか思えない米国の病巣、その1。
セルフメディケーションで大麻をつわりに使うとは。痛みや辛さに認容性のない米国人。日本ではとても考えられないことです。‥「つわり対策に医療大麻」、米で増加か https://t.co/NYKGr2un58
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月10日
⑤ 健康リスクが問題となったため、抗菌成分の入った石鹸は禁止の方向になりました。
しかし、歯磨き粉や汗拭きシートなどでは依然として使われています。
我々の体には免疫という仕組みが備わっていることをお忘れなく。
家庭用の抗菌剤入り洗剤が子どもの肥満の原因に。‥https://t.co/tpuCnDDJY3
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月17日
⑥ 米国の病巣、その2です。
州別のオピオイドによる死亡率が出てるけど、日本じゃ考えられない統計データですな。‥オピオイド危機、米中間選挙の重要テーマに https://t.co/wM0xc8re4v
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月21日
⑦ 国の受動喫煙に対する姿勢には本当にがっかりしましたが、地方自治体は積極的に動いていますし、こういう情報を流してくれるサイトは本当に助かります。
おおいに活用したいサイトです。‥禁煙店で食事がしたい 情報の充実進むグルメサイト https://t.co/YW3V8YRLGN
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月22日
⑧ 在宅酸素を余儀なくされる原因のほとんどは喫煙にあります。
そういう状況になってもタバコがやめられない人が。
路上で携帯酸素ボンベを引きずりながら喫煙している人を見かけたことがありますが、周囲の人を巻き込んでしまう可能性なんて頭の中には微塵もないのでしょうね。
「2003年から今年5月末までで全国で72件発生し68人が死亡」
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) 2018年9月23日
ヒゲに引火し顔面熱傷なんて例も報告されてます。タバコがやめられないって哀れです。‥たばこから引火 酸素濃縮装置、使用中の死亡火災相次ぐ https://t.co/3U4trgwPIF